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1/20 McLaren MP4/4 HONDA (TAMIYA+TopStudio ) 3rd

2021年07月04日 | 模型

初号機AMGの乾燥にもう少し時間を取りたいので、長らく休止していたMP4/4に少し出戻り。

当初はTOP Studioの前期型とMFHトランスキットの後期型を同時進行してたんだけど、

どっちもトランスキットと言う割に作業箇所が無茶苦茶多いのと、

MFHの方はインストが曖昧なところが多くて進んでは戻るの繰り返しを余儀なくされてたので、

MFHは暫く放置とし、進みが良いTopStudioのトランスキットに専念することにした。

MFHからは、その後フルキットが出てきたので、トランスキットの立つ瀬が今は無くなったってのもある。

暫く空いたので、以前のブログに書いた備忘録を紐解きながら進行具合を確認。エンジン&ミッションブロックの進行度は、

自分でも忘れてたのだけど、予想以上に進んでいた。ここまで進めてなんで休止しちゃったのかと言えば主な理由は2つ。

 

1つはシフトリンケージワイヤー。このトランスキットは、非常に多くのパーツがセットされてて、再現度も非常に高いのに

何故かこのリンケージは省略されてた。ギアボックス後端右脇からモノコックにボールジョイントを介したロッドが接続されてるので、

これを0.8mm真鍮管と0.6mm洋白線を組み合わせて試作。洋白線の先端をプレスして潰しつつ成型。真鍮管の先端にノコで割を入れて洋白と合体。

両者をインセクトピンで接続して、ロッドがちゃんと動くようにしておく。思いのほか簡単に出来たので、この方法で自作しようと決定。

このロッドとギアボックスの接合部に少々工作が必要なので、もうちょい工作が必要。

 リアサスのトーアームとプッシュロッドが未装着だったんだけど、その原因は

 

このパネル。コレが無いと

リアサスが組めない→補器類も組めない→配管も出来ない→アンダートレイにも付けられない

と全部に関わっちゃう困ったパーツ。しかも蛍光赤なので、ボディーと同時に塗っておく必要があり

概ねコイツのせいで作業がとまってたようなもんです。なんせサスアームが全てレジンなので折損が怖い。

以前なら全部金属に置き換えるとかしてたと思うけど、今やそんな気力は湧いてこなくなった。

 っつーことで、磨いてカーボン処理して1年ぶりに一歩前に進めたのであった。

 

 この時代のF1プラモに多いのが、エギゾーストエンドの処理。エンド部分だけシャーシ側にモールディングされてて

↑の様に最終的に辻褄合わせろって構造になってんだけど、コレのせいで盛大な継ぎ目が出来てしまう。

なので、シャーシ側のモールドを全部削って、エキマニ側をプラ棒で延長し継ぎ目が無いようにしておく。

このプラモの主要パーツは、長いプラモライフの中で出来てしまったジャンクを幾つか持ってるので、

それらをダミーブロックとして治具にすると、既に工作に取りかかってる本チャン用を傷めないで済む。

このキットって、購入当時は吉野家が370円とかの頃に1300円とか1500円とかだったんだよ。

なので考え無しに3つ4つ買ってた。そらもう全15戦全部作り分けようとかアホな野望持ったりしたもんよ。

そんなわけで、この頃のF1プラモのジャンクはかなり持ってるな~。

 延長加工後ダミー使って仮組みしてみたんだけど、ホントこのTopStudioのトランスは寸法がキチンとしてる。

プラパーツと錯覚するほどの精度。開封時はどれもこれも歪んでたけど、一回煮込んで歪みを戻したら

元のプラモパーツと後付けのレジンパーツがピッタシ合うってなぁナカナカ無いよ。

 仮組みで微調整して組み付け確認も済んだので塗装開始。通常エキマニの塗装は、可能な限り組み上げてから塗るんだけど

この車はターボエンジンで尚且つタービンもウェストゲートパイプもデカい為、塗る前に組むと塗装がタイヘン。

っつーことで、バラの状態でクレオスの旧スーパーステンレスと旧スーパーファインシルバーと旧スーパーアイアンで基本塗装。

ラジエターやインタークーラーもついでに塗装。

 

  リア周りのパーツが大分揃ってきて、そろそろアンダートレイと合体出来そうなとこまで来たんだけど、

モノコック側の工作が全く進んでなかったので、重い腰を上げて車体前半部の工作も開始。

 モノコックのカーボン地表現をどうするかってのは、殊にMP4シリーズやロータスのTシリーズでは常に試行錯誤させられるトコ。

今回は、ジャンクのモノコックで、パーツに押し付けたペーパータオル(コストコで売ってる繊維が解けにくいモノ)に

ラッカーシンナーを染みこませて、少し置いてからベロッと剥がして立体テクスチャをパーツに刻むという手法。

 モノコックは、MP4/1~MP4/6位までは所謂オス型のモノコック構造で、材質自体はカーボンファイバーで出来てんだけど

近年見掛ける様な綺麗な織り目が出ないタイプのカーボン地。FRPのゲルコートしてないガッサガサ地の真っ黒仕様みたいなもの。

で、サスペンションアーム付け根強度のと燃料タンクの強度増しのために、一部に織り目がシッカリしたプレートが貼られてる。

ここいらをどう表現するかってのは、90年代のF1プラモブームの時にも、誰もが試行錯誤した部分だったりする。

その中で、確か93年か94年頃だったと思うが、模型誌でタミヤのベネトンB192の製作記事にて面白い表現法が紹介された。

AFVのジオラマで、プラ棒を使って木材を表現するために、プラ棒に布材を巻き付けてラッカーシンナーを染みこませ

布を剥がすとプラ棒が布模様に溶けて木目みたいなのが出来るって手法が大昔からあったんだけど、

それをF1等のカーボン目の立体表現に応用して織り目を付けるという記事だったように記憶している。

目が一様な布材を使えば規則正しい並びの模様が入れられるんだけど、今回は目が不規則なペーパータオルを使うことで

表面のゴワゴワガサガサ感が表現出来ればと思い試してみたら、思いの外面白い表現が出来たので即採用。

ラッカー染みこませた布を放置する時間(1~2秒と10秒程度でも随分変わる)で使い分け、更に乾燥後にヤスリを入れて

荒れを控え目にしたりすると、部位によって異なる表現も可能。

↑ちょっと分かりにくいけど、ノーズコーン・運転席前・運転席周辺・燃料タンク周り・サイドポンツーンと

部位ごとに表現を変えてテクスチャーを入れた。

 更に、運転席前と燃タン周辺は、強度を上げるためか編み目のカーボン織り目が分かる素材で覆われてるらしいので

当該箇所にMFHのゴールドメッシュ地のカーボンデカールを貼り付け。あと、コックピット内壁も、実際は殆ど

織り目が見えないんだけど、他の場所とのメリハリを付けるべくモデラーズのパターン1を貼っておいた。

 そのままだとMFHのデカールの金色が目立ちすぎたので、スモークグレーでトーンを落として光が当たったときだけ

黄色っぽく見えるようにした。その後、白文字のロゴデカールを貼ってクリアーで押さえたとこまで進めたのが↑画像。

ここから半艶クリアーで艶を落としたいんだけど、連日湿度が80%超えてて、通常のクリアーでもリターダー多めに

入れないと簡単にカブる位の状況なので、ここで一旦モノコックの作業は中座する。また長期休養になったりして(笑

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