911の33号車の方にマスキングして塗装しました。ギザギザ模様ということで、御約束と言いますか不器用なオレちゃんの本領発揮と言いますか、失禁しまくりですが青を塗る前にクリアー吹いておいたので、乾燥後にペーパー&コンパウンドでそれなりに修正しておきました。
ところで、この33号車、製作を決める前に或る程度工作を進めていた為に、つい最近になって手に入った33号車や29号車等の資料を検証して判ったことですが、残念な事に目立つ部分に嘘っぱちになってしまってるところが何カ所か有ります。
・ドア後方のダクトの形状
・前後オーバーフェンダーの完全一体化とリベット穴を埋める
・フロントフェンダーのウィンカーのパテ埋め
上記三箇所は、明らかに違うのですよね。97年はワークスがEVOを導入し、プライベーターには96年型のレース仕様が販売されたわけですが、この際上記のような変更が為されたようですね。もう塗装まで進んでるし、今更また新しいボディー出してきてとか考えるとまたも億劫になってマジにリタイアしかねないので、もうこのまま行きますよww。資料って、無きゃ無いで困りますが、有ったら有ったで困るものですな。
さて、塗装ですが、自家調色の青を塗装。そのためのマスキング型を作ります。デカールだと青部分が再現されますが、塗装の場合は逆に白部分をマスキングしなければならないので、デカールを型紙にして型を起こします。後はドエラそうに図で説明。
①・先ずはカッティングマットにマスキングテープをペタペタ貼り、その上にデカールのコピーを乗せます。
②・コピーの上からマスキングテープを更にペタペタ貼り、コピーを下のテープ上に固定します。
③・デカールの模様に沿って丁寧にカッターを入れます。
④・切り込みが入ったら、先ずはデカールと同じ部分を取り出します。
⑤・取り出したテープをパーツの塗り分け部に、デカールを貼るのと同様に貼り付けてやります。
⑥・次にマットに残ってる型から、本来のマスキングの型とするべく、白く残す部分を考えて型を切り出します。
⑦・⑥で切り出してきたモノを、先に⑤で貼ったテープのギザギザにピッタリ合うように貼っていきます。つまり、デカールと同じ形状のテープが、本来のマスキング用の型を貼るための治具になるっつーわけ。
⑧・最後に治具にしたテープのみ剥がして、この上から青を吹く事になります。
さて、青ですが塗り分けにはデカールを用いないとは言え、デカールの中にはボディーの青部と同じ色を使ったロゴや、翼端板のようにボディー色と一体で印刷されたモノもありますので、色合わせが必要です。デカールとの色合わせですが、使用する塗料の特性を知ってるか否かで難易度が高い気がする。今回はクレオスの塗料を使いました。フィニッシャーズのを使用したかったのですが、まだ使用経験値が少ないのでデータ不足ですんで、今回は慣れてるクレオスを使用。
最初にデカールの色合いに最も近い青を探してみます。今回はインディーブルーが近いようですのでココからスタート。もう少し青っぽい方向に色相をずらすべく#4青を混色し、緑っぽさが減ったらコバルトブルーを使って彩度を調節。更に色相をもう少し赤寄りにすべくパープルの上澄みを隠し味に入れて、デカールとほぼピッタリの色が出来ました。調色の基本は色相・彩度・明度やら二次色・純色・補色等々説明を書くときりがないので省きますが、私の場合は過去に色々なジャンルを作っている内にこの会社の塗料の特徴が判ってる部分が多く、自家調色の際にはやはり外せないメーカーです。
塗装が終わって次はデカール貼り。先ずは96年26号車から。
タミヤのデカールですが、貼るだけなら薄く馴染みも良く貼りやすいのですが、この後クリアーを吹いてコートすること考えると、博打要素も多くて不安になります。今回は〆切があるので、デカールの乾燥が遅れる軟化剤を使わないように、蒸し綿棒と蒸しタオルで随分やっつけたんですが、なんせ大判デカールの連続攻撃だったので、どうしても使わないと馴染まない箇所もあり、やむを得ず使用してます。念のため1週間程度放置してからクリアー塗装に入る予定。こういう大判こそカルトグラフにして欲しい。再版でカルトグラフが入るなら、ダブついてるストック無視して更に買っちゃうんですけどね、911GT1。
フロントのモービル1のとこのエンブレムは、後から立体で作り直すのでここでは貼ってません。フロントウィンドウの窓枠は、実車が露骨にカーボンカーボンしてるのでモデラーズのカーボンデカール細目②を貼ってます。26号車ってカール・ヴェンドリンガー/スコット・グッドイヤー/ヤニック・ダルマスと、微妙に豪華な顔ぶれだったんですね(笑。
続いて97年33号車。ルネッサンスのデカールですが、糊が弱くて硬いです。ちゃんとセッターを使用して密着させないと、クリアーコートでシルバリングが出まくるのが厄介です。一応密着させてるつもりですが、天井の大判デカールは現時点でもヤバ目な予感(笑)。
しかし、硬いとか糊がどうとかよりも、劣化して水に浸けた途端に粉砕するというトラブル発生。シルバリングに気をつけてばかりで、しかも最初に貼り始めたデカブツでは問題なかったのに、小型のロゴに手を出した途端にバラけるモノが続出です。
画像の赤丸部分なんて、土井まさるもビックリの16分割(実際は8分割くらいだったけど)状態に陥り、1/43製作用のピンセット持ち出して、必死に継ぎ接ぎしやしたよ。
これはマズい。
そうだ!
こういうときは・・・・・・・・・・・・・・
そうだね!!
違う!!
リキッドデカールフィルムですね。
そんなわけで、フィルムが乾くまで作業中止。今日中にデカール終わらせるつもりだったんだけどなぁ・・・・・。明日から数日忙しいので、予定がずれちゃいます。〆切が迫ってるのに、片やクリアーに弱いデカール全面貼り+軟化剤使用で乾燥時間多め、片やデカール劣化で作業進まないという状態で、本当に〆切に間に合うんでしょうか?(笑
ところで、この33号車、製作を決める前に或る程度工作を進めていた為に、つい最近になって手に入った33号車や29号車等の資料を検証して判ったことですが、残念な事に目立つ部分に嘘っぱちになってしまってるところが何カ所か有ります。
・ドア後方のダクトの形状
・前後オーバーフェンダーの完全一体化とリベット穴を埋める
・フロントフェンダーのウィンカーのパテ埋め
上記三箇所は、明らかに違うのですよね。97年はワークスがEVOを導入し、プライベーターには96年型のレース仕様が販売されたわけですが、この際上記のような変更が為されたようですね。もう塗装まで進んでるし、今更また新しいボディー出してきてとか考えるとまたも億劫になってマジにリタイアしかねないので、もうこのまま行きますよww。資料って、無きゃ無いで困りますが、有ったら有ったで困るものですな。
さて、塗装ですが、自家調色の青を塗装。そのためのマスキング型を作ります。デカールだと青部分が再現されますが、塗装の場合は逆に白部分をマスキングしなければならないので、デカールを型紙にして型を起こします。後はドエラそうに図で説明。
①・先ずはカッティングマットにマスキングテープをペタペタ貼り、その上にデカールのコピーを乗せます。
②・コピーの上からマスキングテープを更にペタペタ貼り、コピーを下のテープ上に固定します。
③・デカールの模様に沿って丁寧にカッターを入れます。
④・切り込みが入ったら、先ずはデカールと同じ部分を取り出します。
⑤・取り出したテープをパーツの塗り分け部に、デカールを貼るのと同様に貼り付けてやります。
⑥・次にマットに残ってる型から、本来のマスキングの型とするべく、白く残す部分を考えて型を切り出します。
⑦・⑥で切り出してきたモノを、先に⑤で貼ったテープのギザギザにピッタリ合うように貼っていきます。つまり、デカールと同じ形状のテープが、本来のマスキング用の型を貼るための治具になるっつーわけ。
⑧・最後に治具にしたテープのみ剥がして、この上から青を吹く事になります。
さて、青ですが塗り分けにはデカールを用いないとは言え、デカールの中にはボディーの青部と同じ色を使ったロゴや、翼端板のようにボディー色と一体で印刷されたモノもありますので、色合わせが必要です。デカールとの色合わせですが、使用する塗料の特性を知ってるか否かで難易度が高い気がする。今回はクレオスの塗料を使いました。フィニッシャーズのを使用したかったのですが、まだ使用経験値が少ないのでデータ不足ですんで、今回は慣れてるクレオスを使用。
最初にデカールの色合いに最も近い青を探してみます。今回はインディーブルーが近いようですのでココからスタート。もう少し青っぽい方向に色相をずらすべく#4青を混色し、緑っぽさが減ったらコバルトブルーを使って彩度を調節。更に色相をもう少し赤寄りにすべくパープルの上澄みを隠し味に入れて、デカールとほぼピッタリの色が出来ました。調色の基本は色相・彩度・明度やら二次色・純色・補色等々説明を書くときりがないので省きますが、私の場合は過去に色々なジャンルを作っている内にこの会社の塗料の特徴が判ってる部分が多く、自家調色の際にはやはり外せないメーカーです。
塗装が終わって次はデカール貼り。先ずは96年26号車から。
タミヤのデカールですが、貼るだけなら薄く馴染みも良く貼りやすいのですが、この後クリアーを吹いてコートすること考えると、博打要素も多くて不安になります。今回は〆切があるので、デカールの乾燥が遅れる軟化剤を使わないように、蒸し綿棒と蒸しタオルで随分やっつけたんですが、なんせ大判デカールの連続攻撃だったので、どうしても使わないと馴染まない箇所もあり、やむを得ず使用してます。念のため1週間程度放置してからクリアー塗装に入る予定。こういう大判こそカルトグラフにして欲しい。再版でカルトグラフが入るなら、ダブついてるストック無視して更に買っちゃうんですけどね、911GT1。
フロントのモービル1のとこのエンブレムは、後から立体で作り直すのでここでは貼ってません。フロントウィンドウの窓枠は、実車が露骨にカーボンカーボンしてるのでモデラーズのカーボンデカール細目②を貼ってます。26号車ってカール・ヴェンドリンガー/スコット・グッドイヤー/ヤニック・ダルマスと、微妙に豪華な顔ぶれだったんですね(笑。
続いて97年33号車。ルネッサンスのデカールですが、糊が弱くて硬いです。ちゃんとセッターを使用して密着させないと、クリアーコートでシルバリングが出まくるのが厄介です。一応密着させてるつもりですが、天井の大判デカールは現時点でもヤバ目な予感(笑)。
しかし、硬いとか糊がどうとかよりも、劣化して水に浸けた途端に粉砕するというトラブル発生。シルバリングに気をつけてばかりで、しかも最初に貼り始めたデカブツでは問題なかったのに、小型のロゴに手を出した途端にバラけるモノが続出です。
画像の赤丸部分なんて、土井まさるもビックリの16分割(実際は8分割くらいだったけど)状態に陥り、1/43製作用のピンセット持ち出して、必死に継ぎ接ぎしやしたよ。
これはマズい。
そうだ!
こういうときは・・・・・・・・・・・・・・
そうだね!!
違う!!
リキッドデカールフィルムですね。
そんなわけで、フィルムが乾くまで作業中止。今日中にデカール終わらせるつもりだったんだけどなぁ・・・・・。明日から数日忙しいので、予定がずれちゃいます。〆切が迫ってるのに、片やクリアーに弱いデカール全面貼り+軟化剤使用で乾燥時間多め、片やデカール劣化で作業進まないという状態で、本当に〆切に間に合うんでしょうか?(笑
スポンサー、象印だったっけ?
しかし、デカールはやっかいやね。わしとこも絶対バラバラに粉々になりそうだから最初っからコートしといたほうがいいかな。
ちなみにリキッドデカールフィルム貼った後、デカール軟化剤とかって使えるのでつか?
模型関係塗料での調色は難しいよね、フィニッシャーズはともかくクレオスだと完全なる原色が存在しないからね。
象印で正解(笑)。
リキッドフィルム後も軟化剤は使えるけど、使った途端に再び分割モードに突入することも多いので、
極力避けた方がいいですな。
放送局や時間まで覚えてるとは・・・・。
クレオスの塗料、塗りやすさとか筆塗りの事考えてだと思うんですが
原色にも白やグレーの顔料入ってたり、かってに色相ずらしたりしてるんですよね。
でも、その辺りを前提にして色々研究してみると、
結構色相や彩度を弄れるんですよ。
#6のグリーン使うより黄灯色と#4青で作る方が色相マトモとか。
最近、ガイアノーツが限定で原色セット出したので、ちょっくら調達中です。クレオスやフィニッシャーズと混色できるか興味津々。