ブログを開始してからそろそろ1年になります。我ながら続いたものですなぁ。その間に完成したのが僅か4台ってのがダメダメですけど(笑)。
さて、ブログとかHPやってますと、時々訪問者さんからメールを貰うことがありまして、その中に「真鍮パイプやニューム管の切断方法がイマイチ判らない」というネタを下さった方が居られまして、参考になるかどうか判りませんが私の手法を紹介してみようと思ったわけ。こういうのは「こうするべきだ」という定義の様なものはなく、各人が好きなように作業すりゃぁ良いわけですが、メールの主さんのお悩みは、パイプを切り出す際に、同じ長さのものを何本も寸法を揃えて綺麗に切り出すのが難しいとの事。実は私も「同形状のものを複数揃える」っつーのが苦手な方なので、他人事とは思えない(笑)。
パイプの切断のセオリーとしては
・切断箇所にケガキを入れ、良く切れるカッターの刃をケガキに当て、刃を当てたままパイプをころころ前後に転がす。
・ノコで切る
ってのがある訳ですが、前者だとパイプ径が太ければ太いほど切り口が歪みやすく、後者だとノコ刃の厚み分の誤差が出てくるのと、力加減をミスするとパイプが潰れるっていう、不器用な人にとっては陥りやすい罠が仕掛けられております。
そこで発想の転換。「切断は適当に行い、後は切削によって寸法を整える」という方法を、私は取るようにしてます。
先ず、切り出すパイプの全長に合わせて治具を作ります。使用するパイプの内径と同じサイズの外径の棒(プラ棒や金属棒)を用意し、切り出す長さ分だけ残してマスキングテープ等をぐるぐる巻き付けます。
次にパイプを切り出します。今回は真鍮パイプを切り出してみました。切り出し方は、先述の通りカッター等でコロコロと刃を転がして切り出す方法や、リューターの切断砥石で切り出す方法が、私の場合の主な切り出し方なのですが、寸法は「短すぎ」にさえ気をつければ適当でOKです。
次に、切り出したパイプを治具の先端に装着します。この際、作業中に治具からパイプが外れないようにテープや少量の瞬着等にて固定しておきます。
パイプを治具に装着したら、治具ごとリューターに噛ませます。この際、リューターは軸ぶれの少ないものを使うこと。リューターを回転させて当て木に貼った#120~#240程度の目のペーパーに真っ直ぐ当てることで、先ず両端の切り口を真っ直ぐにします。
更にリューターに噛ませた状態で削り込んでいって、今度は欲しい長さに近づけていきます。先端が斜めになったりしないよう気をつけつつ、治具の棒部分の先端とパイプの先端が揃ったところで作業終了。
治具から切削後のパイプを取り外し、#600~800のペーパーで両端を軽く磨きバリ取りすれば出来上がりです。
これくらいの大きさのリングでも、治具が傷まない限りは複数を同じ長さで尚かつ真っ直ぐ綺麗に作ることが出来ます。
先日のダンパー製作時にも、この方法で色々なサイズのリングを切り出して組み合わせてあります。慣れればかなり短い(薄い?)リングの切り出しも可能になるので、パイプ類の使い道の幅が広がります。
さて、ブログとかHPやってますと、時々訪問者さんからメールを貰うことがありまして、その中に「真鍮パイプやニューム管の切断方法がイマイチ判らない」というネタを下さった方が居られまして、参考になるかどうか判りませんが私の手法を紹介してみようと思ったわけ。こういうのは「こうするべきだ」という定義の様なものはなく、各人が好きなように作業すりゃぁ良いわけですが、メールの主さんのお悩みは、パイプを切り出す際に、同じ長さのものを何本も寸法を揃えて綺麗に切り出すのが難しいとの事。実は私も「同形状のものを複数揃える」っつーのが苦手な方なので、他人事とは思えない(笑)。
パイプの切断のセオリーとしては
・切断箇所にケガキを入れ、良く切れるカッターの刃をケガキに当て、刃を当てたままパイプをころころ前後に転がす。
・ノコで切る
ってのがある訳ですが、前者だとパイプ径が太ければ太いほど切り口が歪みやすく、後者だとノコ刃の厚み分の誤差が出てくるのと、力加減をミスするとパイプが潰れるっていう、不器用な人にとっては陥りやすい罠が仕掛けられております。
そこで発想の転換。「切断は適当に行い、後は切削によって寸法を整える」という方法を、私は取るようにしてます。
先ず、切り出すパイプの全長に合わせて治具を作ります。使用するパイプの内径と同じサイズの外径の棒(プラ棒や金属棒)を用意し、切り出す長さ分だけ残してマスキングテープ等をぐるぐる巻き付けます。
次にパイプを切り出します。今回は真鍮パイプを切り出してみました。切り出し方は、先述の通りカッター等でコロコロと刃を転がして切り出す方法や、リューターの切断砥石で切り出す方法が、私の場合の主な切り出し方なのですが、寸法は「短すぎ」にさえ気をつければ適当でOKです。
次に、切り出したパイプを治具の先端に装着します。この際、作業中に治具からパイプが外れないようにテープや少量の瞬着等にて固定しておきます。
パイプを治具に装着したら、治具ごとリューターに噛ませます。この際、リューターは軸ぶれの少ないものを使うこと。リューターを回転させて当て木に貼った#120~#240程度の目のペーパーに真っ直ぐ当てることで、先ず両端の切り口を真っ直ぐにします。
更にリューターに噛ませた状態で削り込んでいって、今度は欲しい長さに近づけていきます。先端が斜めになったりしないよう気をつけつつ、治具の棒部分の先端とパイプの先端が揃ったところで作業終了。
治具から切削後のパイプを取り外し、#600~800のペーパーで両端を軽く磨きバリ取りすれば出来上がりです。
これくらいの大きさのリングでも、治具が傷まない限りは複数を同じ長さで尚かつ真っ直ぐ綺麗に作ることが出来ます。
先日のダンパー製作時にも、この方法で色々なサイズのリングを切り出して組み合わせてあります。慣れればかなり短い(薄い?)リングの切り出しも可能になるので、パイプ類の使い道の幅が広がります。
私はパイプの切断をするときは、いつも目立てやすりで切断しています。
でも、ここまで薄いリングは作れませんね。
以来金属パイプの切り出しは概ねこの方法です。
私はどうも性根が曲がってるらしく、目立てヤスリとかノコとかで切ると、
毎度毎度切り口が斜めになってしまうんですw
こうするのかぁ。でも自分はリューター持ってなかったっけ。
欲しいんですが、素組でしか製作しないので
宝の持ち腐れになっちゃいますね。
こう言う加工が出来たら精密感が出るんだろうなぁ。
羨ましいです。
ウェーブとかドレメルから出てますので、試しに
使ってみてもいいかもですよ。素組でも、例えば
継ぎ目にパテを盛ってリューターで荒削りしてから
仕上げに手でペーパー掛けとか、フェンダーの内側を
薄く削り込むとかの作業に使うと、大幅な時間短縮が
可能でっせ。