今週も仕事がイッパイです。ホントは模型どころでは無かったりするのですが、なんとか年内には塗装まで進めておきたいという目論見もあるので、少しでも時間が出来れば作業をしてます。
そうそう、こないだ京都に行った時に聞いたのですが、スタジオのキットに使用されてるレジンって、メーカーの謳い文句通り非常に収縮率の低い高品質な材料なのだそうな。私の製作状況を話してみると、それはレジンの収縮による物ではなく、単純に原型がイケてないだけではないかとのこと。パーツの精度が悪いのは、このメーカーの御約束なので今更言っても仕方ないとのこと(笑)。現状では、このメーカーの場合、現行車種のキット化は質よりスピードなのだそうで、如何に早くリリース出来るかが重要なので、後々出てきた資料と付き合わせて辻褄の合わないところや、全くの誤解に基づいたフォルム作製等は仕方ないのだそうな。でも、いいのか?それで。
で、前回の作業後に一回サフェイサーを全塗してみて色々確認したんですが、まぁボロボロと「???」な場所が露呈してきております。全部修正すると、「キットを作ってる」のか「キットを元にセミスクラッチビルドしてるのか」が判らなくなりそうなので、ここいらで落としどころを決めてしまおうと思います。でないと、いつまで経っても完成しない。
そもそもは、筋彫りに精細感が乏しく彫りも浅いのでもう少し掘り下げようと作業を始めて見たところ、サイドポンツーンに違和感を感じたのがキッカケです。日本GPのF2003-GAのサイドポンツーンには、シャークルーバーと呼称される排熱口があるのですが、この部分の筋彫りが実車と全く違っています。実車が非常にフィッティングのタイトなカウルの建て付けになっていて、オマケにボーダーフォンのマーキングがデカイので気付かなかったのですが、この排熱口パネルの前側は、キットの様な直線基調ではなく曲線になってます。他にもフィンの面取りが曲面ではなく平面のままルーバーを形成していたりもするのですが、全部修正するのも面倒なので、モールドのラインのみ一旦キットのモールドを埋めてから曲線部のみ彫り直します(下図中赤ライン部)
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また、↑の実車画像で気付くと思うのですが、このキットのサイドポンツーン前端部形状が実車はかなり異なっています。プッシュロッド位置とドライブシャフト位置からホイールベースを測りノーズ先端からリアウィング端までを測ってみたところ、この辺りの数値は概ねスケールダウン相応の長さになっているので、単純にサイドポンツーンが長すぎるのとコクピット位置が少しだけ前寄りになってるだけの様です。実車画像
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を見ても、サイドポンツーン前端部の長さ・傾斜角度・ミラー取り付け位置がキットとは全く異なっていることが判ります。これをキチンと修正するとなると、
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少なくとも↑の赤線で示した様な形状に修正することになる訳ですが、コクピット位置の調整やアンダートレイ側との接合、それにバージボードの取り付け調整等、他の改修箇所が追加されてしまい大がかりになってsまいます。
仕方ないので、該当する部分の筋彫りを一旦埋めてしまい、サイドポンツーン上の前後カウルの合わせ目の筋彫りを下図の様な位置まで前にずらして彫り直し、ミラー位置もバランスが崩れない程度の程々の元より前方位置に位置変更、
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↑の赤線部の様に筋や穴を掘り直すことで妥協しました。
もし全面的に改修する気がある方は、キットの全長&全幅はほぼ許容範囲に納まっていて問題はないので、ノーズを太くしモノコックのコクピットやや前部分を細くし、サイドポンツーン形状をガリガリ削り出してやれば、全長や全幅のバランスを崩すことなく、もうすこしF2003-GAっぽく持っていけると思います。
で、実作業中の画像ですが、今回は一枚も無し。自称不器用な私は、筋彫りの彫り直しってのがド下手くそなので、埋めては彫り、失敗しては埋め、また彫り直しを繰り返したりして、目下作業中のボディを撮影しようにも、余分な修正箇所がカナリ多く目下大変お見苦しい状態になってるので撮ってません(苦笑)。
こないだお店で検証して購入回避したBAR006にしてもそうですが、商売を考えるとTAMEOやマテルの製品より早くリリースしたいとかあるんでしょうけど、マニア向けとは言え版権まで取得してそれなりの価格でリリースしているのだから、もう少し良い仕事をして欲しい気がします。F2003GAを作ってる感触が、ほんと90年代前半頃のTAMEOやBBRのF1キットレベルの出来の悪さでして、モチベーションを保てているのが不思議なくらいです。
そうそう、こないだ京都に行った時に聞いたのですが、スタジオのキットに使用されてるレジンって、メーカーの謳い文句通り非常に収縮率の低い高品質な材料なのだそうな。私の製作状況を話してみると、それはレジンの収縮による物ではなく、単純に原型がイケてないだけではないかとのこと。パーツの精度が悪いのは、このメーカーの御約束なので今更言っても仕方ないとのこと(笑)。現状では、このメーカーの場合、現行車種のキット化は質よりスピードなのだそうで、如何に早くリリース出来るかが重要なので、後々出てきた資料と付き合わせて辻褄の合わないところや、全くの誤解に基づいたフォルム作製等は仕方ないのだそうな。でも、いいのか?それで。
で、前回の作業後に一回サフェイサーを全塗してみて色々確認したんですが、まぁボロボロと「???」な場所が露呈してきております。全部修正すると、「キットを作ってる」のか「キットを元にセミスクラッチビルドしてるのか」が判らなくなりそうなので、ここいらで落としどころを決めてしまおうと思います。でないと、いつまで経っても完成しない。
そもそもは、筋彫りに精細感が乏しく彫りも浅いのでもう少し掘り下げようと作業を始めて見たところ、サイドポンツーンに違和感を感じたのがキッカケです。日本GPのF2003-GAのサイドポンツーンには、シャークルーバーと呼称される排熱口があるのですが、この部分の筋彫りが実車と全く違っています。実車が非常にフィッティングのタイトなカウルの建て付けになっていて、オマケにボーダーフォンのマーキングがデカイので気付かなかったのですが、この排熱口パネルの前側は、キットの様な直線基調ではなく曲線になってます。他にもフィンの面取りが曲面ではなく平面のままルーバーを形成していたりもするのですが、全部修正するのも面倒なので、モールドのラインのみ一旦キットのモールドを埋めてから曲線部のみ彫り直します(下図中赤ライン部)
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また、↑の実車画像で気付くと思うのですが、このキットのサイドポンツーン前端部形状が実車はかなり異なっています。プッシュロッド位置とドライブシャフト位置からホイールベースを測りノーズ先端からリアウィング端までを測ってみたところ、この辺りの数値は概ねスケールダウン相応の長さになっているので、単純にサイドポンツーンが長すぎるのとコクピット位置が少しだけ前寄りになってるだけの様です。実車画像
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を見ても、サイドポンツーン前端部の長さ・傾斜角度・ミラー取り付け位置がキットとは全く異なっていることが判ります。これをキチンと修正するとなると、
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少なくとも↑の赤線で示した様な形状に修正することになる訳ですが、コクピット位置の調整やアンダートレイ側との接合、それにバージボードの取り付け調整等、他の改修箇所が追加されてしまい大がかりになってsまいます。
仕方ないので、該当する部分の筋彫りを一旦埋めてしまい、サイドポンツーン上の前後カウルの合わせ目の筋彫りを下図の様な位置まで前にずらして彫り直し、ミラー位置もバランスが崩れない程度の程々の元より前方位置に位置変更、
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↑の赤線部の様に筋や穴を掘り直すことで妥協しました。
もし全面的に改修する気がある方は、キットの全長&全幅はほぼ許容範囲に納まっていて問題はないので、ノーズを太くしモノコックのコクピットやや前部分を細くし、サイドポンツーン形状をガリガリ削り出してやれば、全長や全幅のバランスを崩すことなく、もうすこしF2003-GAっぽく持っていけると思います。
で、実作業中の画像ですが、今回は一枚も無し。自称不器用な私は、筋彫りの彫り直しってのがド下手くそなので、埋めては彫り、失敗しては埋め、また彫り直しを繰り返したりして、目下作業中のボディを撮影しようにも、余分な修正箇所がカナリ多く目下大変お見苦しい状態になってるので撮ってません(苦笑)。
こないだお店で検証して購入回避したBAR006にしてもそうですが、商売を考えるとTAMEOやマテルの製品より早くリリースしたいとかあるんでしょうけど、マニア向けとは言え版権まで取得してそれなりの価格でリリースしているのだから、もう少し良い仕事をして欲しい気がします。F2003GAを作ってる感触が、ほんと90年代前半頃のTAMEOやBBRのF1キットレベルの出来の悪さでして、モチベーションを保てているのが不思議なくらいです。
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