別に無理して同時進行って訳ではないのですが、F2003GAに先行して作業を開始していたアオシマ S15シルビアの製作記も掲載を始めておくことにしました。やってみて判ったんですけど、製作記をこういう形でUPしておくと、実際の作業においても「こないだはどこまで進めたっけ?」と、進行状況の回顧が確実に出来るので、思った以上に有用ですね。さて、ネタであるS15シルビアですが、私が所有する車もS15シルビア。つまり、参考資料が1/1で我が家に存在するということになります。
S15に関しては、フジミが随分前からリリースしていますが、2004年秋にアオシマからもリリースされました。両者を比較してみると、同じ車種を1/24に縮尺していながら、解釈の相違と申しますか、結構な違いが存在します。結論から言うと形状に関してはアオシマ製に軍配を挙げたい。フジミ製のキットも倉庫に眠っていたので引っ張り出してきて、実際にアオシマのキットのものと比較してみたんですが、
先ずルーフ部分の面積及び傾斜角の相違が目に付きます。違い自体はmm単位の違いなのですが、1/24縮尺なので実車で言うと数㎝単位の違いになってくるので、頭の中の数値も常に24倍にして考える必要があるんですけど(笑)、実際のS15はフジミ程の傾斜ではなく、アオシマの様ななだらかな山型傾斜になっています。面積に関しても、傾斜がやや誇大気味のフジミ製の物の方が大きめになってます。S15のボディラインですが、曲面が非常に多いデザインになっている反面、面と面が繋がる稜線に関しては非常に直線的になっていて、所謂「板金屋泣かせ」の複雑なアウトラインなのですが、原型デザイン時に曲面のデザインに引っ張られる形で面と面とが巧く繋がらなかったのがフジミ製っていう印象なのですが、実際のところは判りません。でも、
このAピラー部(奥がフジミで手前がアオシマ)の様に、全く異なる形状になっていることからも、面の再現に囚われて「一隅」なポイントで無理矢理辻褄を合わせてしまう様な事になったのかと推測します。他にもですね、
①②
・ボディサイドの厚みがフジミのものは高すぎる
・Bピラーがフジミのものでは太すぎる上に、ガラスの上に出てしまう様になっている
・Cピラーの表面積が下部に行く程大きくなりすぎてる
・ホイールアーチの弧がフジミのものだと小さすぎる。逆にアオシマのものはアーチの弧がやや実車よりも大きく形状も弧と言うよりも台形っぽくなっている。
・フロントノーズがフジミのものだと少しだけ短い。ただし、ボディサイドの高さの影響で必要以上に短くズングリして見えてしまう
・リアバンパーの上半部がフジミのものは厚過ぎる。また、フジミのものはリアウィンドー下部の丸印(画像②赤○部)の部分の角度がダルい。
と、実車の三面画像を横に置いて見比べてみると、かなりフジミのボディは分が悪いようです。そんな訳で、今回引っ張り出してきたフジミのS15のキットは、アオシマのキットが出たことでお役目ゴメン(笑)。他のキットを作る際にシャーシやサスペンションの部品は使えることがありますし、タイヤ・ホイールは出来がよいものが装着されていますので、そういった流用用途用のジャンクBOX行きがケテーイです。
S15に関しては、フジミが随分前からリリースしていますが、2004年秋にアオシマからもリリースされました。両者を比較してみると、同じ車種を1/24に縮尺していながら、解釈の相違と申しますか、結構な違いが存在します。結論から言うと形状に関してはアオシマ製に軍配を挙げたい。フジミ製のキットも倉庫に眠っていたので引っ張り出してきて、実際にアオシマのキットのものと比較してみたんですが、
先ずルーフ部分の面積及び傾斜角の相違が目に付きます。違い自体はmm単位の違いなのですが、1/24縮尺なので実車で言うと数㎝単位の違いになってくるので、頭の中の数値も常に24倍にして考える必要があるんですけど(笑)、実際のS15はフジミ程の傾斜ではなく、アオシマの様ななだらかな山型傾斜になっています。面積に関しても、傾斜がやや誇大気味のフジミ製の物の方が大きめになってます。S15のボディラインですが、曲面が非常に多いデザインになっている反面、面と面が繋がる稜線に関しては非常に直線的になっていて、所謂「板金屋泣かせ」の複雑なアウトラインなのですが、原型デザイン時に曲面のデザインに引っ張られる形で面と面とが巧く繋がらなかったのがフジミ製っていう印象なのですが、実際のところは判りません。でも、
このAピラー部(奥がフジミで手前がアオシマ)の様に、全く異なる形状になっていることからも、面の再現に囚われて「一隅」なポイントで無理矢理辻褄を合わせてしまう様な事になったのかと推測します。他にもですね、
①②
・ボディサイドの厚みがフジミのものは高すぎる
・Bピラーがフジミのものでは太すぎる上に、ガラスの上に出てしまう様になっている
・Cピラーの表面積が下部に行く程大きくなりすぎてる
・ホイールアーチの弧がフジミのものだと小さすぎる。逆にアオシマのものはアーチの弧がやや実車よりも大きく形状も弧と言うよりも台形っぽくなっている。
・フロントノーズがフジミのものだと少しだけ短い。ただし、ボディサイドの高さの影響で必要以上に短くズングリして見えてしまう
・リアバンパーの上半部がフジミのものは厚過ぎる。また、フジミのものはリアウィンドー下部の丸印(画像②赤○部)の部分の角度がダルい。
と、実車の三面画像を横に置いて見比べてみると、かなりフジミのボディは分が悪いようです。そんな訳で、今回引っ張り出してきたフジミのS15のキットは、アオシマのキットが出たことでお役目ゴメン(笑)。他のキットを作る際にシャーシやサスペンションの部品は使えることがありますし、タイヤ・ホイールは出来がよいものが装着されていますので、そういった流用用途用のジャンクBOX行きがケテーイです。
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