やっと全パーツ勢揃い!!!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/a8/f7f9f89ecb987d84310d89ef57cfa9be.jpg)
行程少ないのに長かったであります。パーツ一個一個は小さいけど、タメオのキット、中でも90年代後半以降のキットに関しては、パーツの分割数が多めになっていて、塗装や組み立ての工程数は1/24~1/20クラスのガレージキットとさして変わり有りません。使用するマテリアル類の量が少なくて済むってのは有りますけどね。
さて、早速前回から亀の歩みで進んだ進歩状況をば。進歩っつっても基本的に塗装作業ばかりになります。塗装は全てエアブラシで行いましたが、この際、塗装する色によってキチンと行程を順序立てておくと、大幅に手間が省けます。特に色の変更とブラシの掃除の手間が格段に変わる。
先ず、前提として、色の薄いモノから塗っていくことになります。また、使用する塗料はなるべく同一メーカー同一剤質のモノ。稀釈は全て同じシンナーで行います。今回の場合、塗料はフィニッシャーズとクレオス、一部にアルクラッドⅡを使用、シンナーは全てラッカーシンナーです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/64/97f46c15f062732873ecd571bfe260e0.jpg)
最初はシートベルト。キットのエッチングパーツを使用し、焼き鈍してシートに型押しし、表面にメタルプライマーを吹いてからモデラーズのインテリアカラー・グレーを塗布。乾燥後、クレオスのブルーベースの自家調色セミグロス・ブルーを塗布しました。後ほど、バックル部分の塗装だけ剥がすことになります。
色変更のためカップ洗浄。カップ内にシンナーを入れて軽くウガイをさせてから廃液。カップ内をティッシュで拭いて、シンナーを入れてウガイしたりクリーナーボトルに吹いたりして洗浄。多少青みが残っても構わないので、テキトーに掃除できたら次の色へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/4d/6053518a668890996befbab60b8798d8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/f7/7963fc39919bc1da3d32d052384561f7.jpg)
次に足回りを塗っていきます。先ずはサスアームから。クレオスのスーパーブラックに艶消しブラックを少々混ぜて半艶黒を自家調色し、これをパーツからやや遠目に少圧で吹きます。セミグロスブラックってのがフィニッシャーズから出ているんですが、この色に限っては多色との混合はマズいんだそうです。で、今回はカップ洗浄を省いたりシンナーを市販のラッカー用で賄ったのでクレオスの自家調色で賄ったわけ。近くから圧かけて吹くと、表面もテカテカになってしまうので、半艶感や鋳造防錆塗装な金属感がスポイルされちまいますので遠目から圧を調節して吹いてみました。余った塗料でハブも塗っておきます。ここは完成後殆ど見えないので、パーツの素である真鍮の色が消せればOK。更にブレーキダクトも。ここはこの時点では黒くなればOKです。
次にカップ内の黒を全部吹き出してから殆ど洗浄もせずにフィニッシャーズのカーボン・マットブラックをブレーキダクトに吹きました。ズバーッと吹かずに、先程吹い半艶黒を利用して、カーボンマットブラックは遠目から砂吹き。ここは実車だとカーボン製なのでこうしてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/c2/183271d1c193f7287096e8aefc840be4.jpg)
更にシャーシにもカーボンブラックマットを塗装。ボディー塗装の段階でグロスブラックは吹いてあるので、完成後に露出するモノコック外板とシートの外側、サイドポンツーン前端のみマスキングして吹きました。完成後は全くと言っていいほど見えなくなる部分にカーボンブラック吹くので、凝ったことをせずにズバーッと吹いてます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/80/78bb6d60a45948f723eb9072bdbd5533.jpg)
ピンボケですがステアリングです。センター部分はボディー塗装時にグロスブラックを吹いてあるので、外周部のみ先程のカーボンブラック塗装後に、カップに残ったカーボンブラックに少ーーし白を加えて砂吹きしてます。
ここで一回ブラシを洗浄。分解してまでの掃除は不要ですが、薄め液がほぼ透明になる程度のウガイを噛まします。で、今度はメタリック塗装に突入。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/79/9970436aeed63654312f6ac7ca6ca8d8.jpg)
画像はドライブシャフトですが、その前に上の方のサス周りの画像右端に出てるブレーキキャリパーにクレオスのチタンシルバーを吹いてます。チタンシルバー後にカップを適当に洗って今度はクレオスのカッパーをドラシャに塗装。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/7b/cbac584b619156665622fad5e46c4289.jpg)
今度はカップ内のカッパーの洗浄はせずに、クレオスの艶消しブラックをそのまま加え、シンナーも足してカップ内で混色。これをエキパイに吹きます。その後カップ内を軽く洗浄し、カッパーのメタル粒子の勢力が落ちてきたのを見計らって、更にフラットブラックをカップに入れて、パーツから遠く距離を取って軽ーーく吹きます。イイ感じに仕上がったんだけど画像はピンボケ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/49/561eebc5c7dcffcc9cbdfcef31fe60df.jpg)
ミッションブロック。先程エキパイの仕上げに使ったフラットブラックを、ミッションの後端のプレートに塗装。
ここで一回エアブラシを洗浄し、カッパーのメタリック粒子や、艶消しブラックの顔料を洗ってしまいます。分解掃除まではしないけど。
で、アルクラッドⅡの下地用ブラックを、フリーハンドで先程塗った後端部を避けるようにして全体に吹きます。この黒、艶の出はすごく良いんですが、どうやらエナメル塗料らしく全然乾きませんw。乾燥ブースに入れて暫く強制乾燥させて、最後に全体にアルクラッドⅡのポリッシュドアルミニウムを、下に塗った黒を活かして立体感が出るようにハイライト吹き。
最後にオイルクーラーからのジョイントに色を入れて終了です。
以上で細かいパーツの塗装を終えましたが、色の透過度が高い色から順々に塗料を変えていくことで、無闇にエアブラシの洗浄を繰り返す必要が無くなります。メタリックはどうしても掃除が必要なので最後にすること。
また、グロス・セミグロス・フラット・マットとかは、塗料の基本性質に過ぎず、ブラシ内の塗料濃度や吹きつけ圧、吹き付ける距離等によって色々調節できるので、一色の塗料からも様々な表現が可能になるのですが、これを利用して、いかにも細かく塗り分けたようなハッタリを効かすことも、手の抜き方として重要なことですね!
まだキットではオミットされてるフロントからリアに伸びるアクセルワイヤーとブレーキパイプをどうするか考え中(一応下穴は開けてある)ですが、一応組み立てに必要なパーツが全部揃ったっつー事で、次は研ぎ出し行程に入ります。
この車、見た目に反して研ぎ出しが非常に面倒くさい気がします。ペーパー入れる部分と入れない部分の取捨選択が重要かも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/a8/f7f9f89ecb987d84310d89ef57cfa9be.jpg)
行程少ないのに長かったであります。パーツ一個一個は小さいけど、タメオのキット、中でも90年代後半以降のキットに関しては、パーツの分割数が多めになっていて、塗装や組み立ての工程数は1/24~1/20クラスのガレージキットとさして変わり有りません。使用するマテリアル類の量が少なくて済むってのは有りますけどね。
さて、早速前回から亀の歩みで進んだ進歩状況をば。進歩っつっても基本的に塗装作業ばかりになります。塗装は全てエアブラシで行いましたが、この際、塗装する色によってキチンと行程を順序立てておくと、大幅に手間が省けます。特に色の変更とブラシの掃除の手間が格段に変わる。
先ず、前提として、色の薄いモノから塗っていくことになります。また、使用する塗料はなるべく同一メーカー同一剤質のモノ。稀釈は全て同じシンナーで行います。今回の場合、塗料はフィニッシャーズとクレオス、一部にアルクラッドⅡを使用、シンナーは全てラッカーシンナーです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/64/97f46c15f062732873ecd571bfe260e0.jpg)
最初はシートベルト。キットのエッチングパーツを使用し、焼き鈍してシートに型押しし、表面にメタルプライマーを吹いてからモデラーズのインテリアカラー・グレーを塗布。乾燥後、クレオスのブルーベースの自家調色セミグロス・ブルーを塗布しました。後ほど、バックル部分の塗装だけ剥がすことになります。
色変更のためカップ洗浄。カップ内にシンナーを入れて軽くウガイをさせてから廃液。カップ内をティッシュで拭いて、シンナーを入れてウガイしたりクリーナーボトルに吹いたりして洗浄。多少青みが残っても構わないので、テキトーに掃除できたら次の色へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/4d/6053518a668890996befbab60b8798d8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/f7/7963fc39919bc1da3d32d052384561f7.jpg)
次に足回りを塗っていきます。先ずはサスアームから。クレオスのスーパーブラックに艶消しブラックを少々混ぜて半艶黒を自家調色し、これをパーツからやや遠目に少圧で吹きます。セミグロスブラックってのがフィニッシャーズから出ているんですが、この色に限っては多色との混合はマズいんだそうです。で、今回はカップ洗浄を省いたりシンナーを市販のラッカー用で賄ったのでクレオスの自家調色で賄ったわけ。近くから圧かけて吹くと、表面もテカテカになってしまうので、半艶感や鋳造防錆塗装な金属感がスポイルされちまいますので遠目から圧を調節して吹いてみました。余った塗料でハブも塗っておきます。ここは完成後殆ど見えないので、パーツの素である真鍮の色が消せればOK。更にブレーキダクトも。ここはこの時点では黒くなればOKです。
次にカップ内の黒を全部吹き出してから殆ど洗浄もせずにフィニッシャーズのカーボン・マットブラックをブレーキダクトに吹きました。ズバーッと吹かずに、先程吹い半艶黒を利用して、カーボンマットブラックは遠目から砂吹き。ここは実車だとカーボン製なのでこうしてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/c2/183271d1c193f7287096e8aefc840be4.jpg)
更にシャーシにもカーボンブラックマットを塗装。ボディー塗装の段階でグロスブラックは吹いてあるので、完成後に露出するモノコック外板とシートの外側、サイドポンツーン前端のみマスキングして吹きました。完成後は全くと言っていいほど見えなくなる部分にカーボンブラック吹くので、凝ったことをせずにズバーッと吹いてます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/80/78bb6d60a45948f723eb9072bdbd5533.jpg)
ピンボケですがステアリングです。センター部分はボディー塗装時にグロスブラックを吹いてあるので、外周部のみ先程のカーボンブラック塗装後に、カップに残ったカーボンブラックに少ーーし白を加えて砂吹きしてます。
ここで一回ブラシを洗浄。分解してまでの掃除は不要ですが、薄め液がほぼ透明になる程度のウガイを噛まします。で、今度はメタリック塗装に突入。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/79/9970436aeed63654312f6ac7ca6ca8d8.jpg)
画像はドライブシャフトですが、その前に上の方のサス周りの画像右端に出てるブレーキキャリパーにクレオスのチタンシルバーを吹いてます。チタンシルバー後にカップを適当に洗って今度はクレオスのカッパーをドラシャに塗装。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/7b/cbac584b619156665622fad5e46c4289.jpg)
今度はカップ内のカッパーの洗浄はせずに、クレオスの艶消しブラックをそのまま加え、シンナーも足してカップ内で混色。これをエキパイに吹きます。その後カップ内を軽く洗浄し、カッパーのメタル粒子の勢力が落ちてきたのを見計らって、更にフラットブラックをカップに入れて、パーツから遠く距離を取って軽ーーく吹きます。イイ感じに仕上がったんだけど画像はピンボケ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/49/561eebc5c7dcffcc9cbdfcef31fe60df.jpg)
ミッションブロック。先程エキパイの仕上げに使ったフラットブラックを、ミッションの後端のプレートに塗装。
ここで一回エアブラシを洗浄し、カッパーのメタリック粒子や、艶消しブラックの顔料を洗ってしまいます。分解掃除まではしないけど。
で、アルクラッドⅡの下地用ブラックを、フリーハンドで先程塗った後端部を避けるようにして全体に吹きます。この黒、艶の出はすごく良いんですが、どうやらエナメル塗料らしく全然乾きませんw。乾燥ブースに入れて暫く強制乾燥させて、最後に全体にアルクラッドⅡのポリッシュドアルミニウムを、下に塗った黒を活かして立体感が出るようにハイライト吹き。
最後にオイルクーラーからのジョイントに色を入れて終了です。
以上で細かいパーツの塗装を終えましたが、色の透過度が高い色から順々に塗料を変えていくことで、無闇にエアブラシの洗浄を繰り返す必要が無くなります。メタリックはどうしても掃除が必要なので最後にすること。
また、グロス・セミグロス・フラット・マットとかは、塗料の基本性質に過ぎず、ブラシ内の塗料濃度や吹きつけ圧、吹き付ける距離等によって色々調節できるので、一色の塗料からも様々な表現が可能になるのですが、これを利用して、いかにも細かく塗り分けたようなハッタリを効かすことも、手の抜き方として重要なことですね!
まだキットではオミットされてるフロントからリアに伸びるアクセルワイヤーとブレーキパイプをどうするか考え中(一応下穴は開けてある)ですが、一応組み立てに必要なパーツが全部揃ったっつー事で、次は研ぎ出し行程に入ります。
この車、見た目に反して研ぎ出しが非常に面倒くさい気がします。ペーパー入れる部分と入れない部分の取捨選択が重要かも。
私はというと、( ´Д`)
ル・マンといえば、ポルシェのほかはMAZDAのなんとかっていうのを思い出すなぁ。
オレンジと緑の日本車初優勝みたいのなかったっけ?
そういえば、ル・マンの出場車はベンツかなんかをむか~しバイトで作った気がする。
カーボンマットブラックを私も購入して持っていますが、まだ使っていません。
どのように使えばよいのかと悩み中です。
ここまでくれば一気に完成しそうですね。
この小さい部品を良くここまで接写できますねぇ。
完成楽しみにしてますよぉ。
カープファンの拙者は、ソレを作ろうかと思いましたが、塗装がめんどくさそうなので却下www
マツダ787Bですね。オリンピックと同じく、
東洋人が欧州テクノロジーを駆逐すると途端に騒ぎになって
ルールさえ変更されてしまうのは”御約束”なのですが、
この787もロータリー禁止のきっかけを作ってしまったんですよね。
ちなみに、ショーモないはなしですが、私現在、
超ウルトラスーパーアンチ”マツダ”です。美祢を返せ!!!!(笑
ル・マンのベンツといえばタミヤのC9が名作キットですな。
>Romeoさん
そうなんすか?チョコチョコ性質変えてるんでしょうかね?
クリアーとかシンナーとかはチョコチョコ変えてるらしいですね。
カーボンブラックは、記事にも書いたように吹き方で色々な表現が出来るので
結構面白い色だと思います。
>kazuさん
ボディー塗装では、こんな適当なことやんないでくださいねw
黒みがかったフェラーリレッドが艦底色になったり、
イタリアンイエローがデザートイエローになったりしまっせ。
内装なんかで細かい塗り分けが沢山あると、
ついつい全体をベースカラーで塗って細かいのは筆塗りとかしがちですが、
順序立てをキチンとするとかなり効率的にエアブラシで色を入れていけますよ。
>ベルガーさん
撹拌はリューター用の撹拌棒でヤルと効率良いらしいですな。
私はベアリング玉とかパチンコ玉とかタミヤのスティックとか使ってます。
完成、いつになるやら。心はすっかりサルテの空の下(笑
>サムライダー
今年は美祢の怨みがあるからカープとはガチだな(笑
塗り分け蛍光オレンジとグリーンってだけでも厄介ですが、
加えて塗り分けラインに白点線がはいるので、透けたり滲んだりジャンクになったボディーも多いと聞きますなw
@河童さんの完成品て以外に好きなんですよ
何だかんだ言いますが、それなりに説得力ありますよね 凄い物知りで博学だな~と思っています 自分は以外に天邪鬼です カーボン塗装が流行ですが、自分は一回のやった事ないです
変な所めんどくさがりなんですよ
ル・マンは何にしようかな? そうだ洋白は1.6mmぐらいありますが、手に入りませんでした!在庫切れ(残念)
yoshiさんこそ色々引き出しお持ちでありやんすよね。
私は5年ほど模型を完全に止めていたので、その頃に流行したような技法は
引き出しとして持っていなかったりします。だから手法がちょと古くさいかもw
ル・マン、またカコイイのを待ってます!