今年も無事に誕生日を迎えられました。
“誕生日に祝ってもらう”がお決まりになってるようですが、私は【感謝する日】だと思うようになりました。
きっかけは、今は亡き映画評論家の淀川長治さんのお話を聞いた事でした。
誕生日に、母がこの世に送り出してくれた、つまり母親が陣痛に耐え、産んでくれた日な訳ですよ、と。
私も産みの痛みは経験しています。
子供は生まれるまでにも様々な事があるので、産声を聞いて、抱いた時の感動と、自分の親も同じ事を経験したのだ、と遅まきながら感じたものです。
淀川さんは、「誕生日はお祝いするのでなく、母親に感謝をする日です」と話されていて、それ以降、
母親に電話をしてきました。
後で実家に電話します。
誕生日だからと、食事に行くとかはしません。
ただし、「楽はさせて」と夫には言ってあります。
還暦も過ぎ、重い半身麻痺の身体に手を焼く日々。
歳を重ねられた事を喜び、感謝して、また来年も!の繰り返しだと捉えています。
先日の『病院ラジオ』で「ありがとうを言える人がいる間は、頑張る」と闘病中の方が言われていました。
その方には、その方を支えてくれるお友達や元同僚の方がおられて、その方のそれまでの生き方が今を作っているな、と感じました。
誕生日とはいえ、いつもと同じように過ごす事こそ、幸せなのだと思うのでした。
今日が誕生日という事は、今の身体になった第2の誕生日も間近です。
次男の誕生日も近いわ。
つまり、8月も終わるという事です。
暑さもまだ続くようです。
皆様、ご安全に!