今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

妹夫婦と過ごした、お盆の或る日の思い出

2014-08-23 07:33:56 | 家族

今日は昨日投稿予定だった、記事の後半を綴ります。

私は、我が家大好人間で、イベントにはあまり恵まれない暮らしをしています。

ですから、ささやかな出来事でも、見過ごすわけにはまいりません。

ブログ記事にしませんと、すぐ題材が尽きてしまいそう。

ここ数年は、そうでもないですね~

結構波乱万丈な、我が人生ですから。

 

そんな訳で、今日も、お盆の頃の思い出話を、もう一つ綴らせていただきますね。

我が家は、毎年8月12日に、お寺さんが見えます。

そしてお盆を迎えるにあたって飾り付けた、簡素な精霊棚を前にして、お経をあげて頂きます。

以前は住職さまが見えていましたが、最近は跡取りのご長男さんが見えることが多いです。

いつでしたか、私が

「お父様は、ちょっと怖い感じがして苦手なの。

私が亡くなった時は、あなたに御経を上げて頂きたいわ」

なんて、冗談を言ってしまったからかしら。(笑)

 

 

読経が終わると、居間にお通しし、お茶菓子を振る舞い、寛いで頂きます。

このお坊様、まだご結婚なさって間もないお若い方にもかかわらず、高齢の私達を相手に、なかなか聞き応えのあるお話しをして下さいます。

とても興味深く伺い、ためになることが多いです。

今回は、日本武道の剣道、柔道などが、話題になりました。

お話しに花が咲き、瞬く間に時間が流れ去り・・・・・・。

いつも、つい長くお引き留めしてしまったことを申し訳なく恐縮に感じながら、外まで出て、妹とお見送りを致します。

 

お坊様とこんなに寛いで、楽しいひと時が過ごせるのには、訳があります。

妹夫婦が、実に気さくで明るい人柄だからです

私達夫婦だけでは、とても場が持たないでしょうね~

私はともかく、夫はいつも、寡黙一点張りで無愛想な人ですから。

場合によりけりで、自分が接待役を務めなければならないとなると、急に饒舌になったりもする人なのですが。

概して無口。

この日もそうでした。

 

お盆前、妹が我が家に寄り、書斎がある二階の部屋に、お盆用具を取りに入った時の事。

「実に穏やかな口調で、お兄さんの方から話しかけてきたの。」

と言って、妹が大層驚いていました。

今まで、ほとんどそのような態度を示したことがない人だからです。

究極の照れ屋さん、ということにしておきましょう。

 

妹夫婦からのカナダ旅行のお土産です。

体調が悪かったのに、わざわざ本当にありがとう。

美味しく頂いています。

 

その点、義弟は、実に温厚で話し上手、聞き上手で、文句なしのすべてが揃った人格者。

私は妹同様、絶対的な信頼を寄せ、頼りにしています。

我が家に重大時が起きた時には、娘宅より先に、妹宅に電話をしてしまう程。

どんなことでも受け止め、即座に善処できる、年の功ゆえんの頼もしさは、娘の比ではありません。

 

但し、一つだけ、両方の旦那さまには、共通点があります。

両人とも、自尊心が非常に高くて、自分の意見は譲らず、非を絶対認めないこと。

妹とは、この点では夫の愚痴を述べて、よくストレスを発散しています。(笑)

 

妹(世界に一つだけの姥花日記)には、私は何度も言ってきました。

「私達夫婦が亡くなった時の葬儀委員長は、あなた達だからね。

私達より、早く先立つなんてことは、絶対許さないわよ」と。

その妹の返事は、

「お姉さまの方が長生きするわよ。

私達は日頃、外出が多く、危険度が高い暮らしをしているもの」

 

そう言われると、妹夫婦だけでなく、共稼ぎの娘達夫婦も似た状況です。

私は体力に自信がなく、確かに小さな生活園で暮らす事が多く、そのせいか、さほど欲もありません。

ささやかでも、もう十分幸せを享受してきたつもりでもいます。

いかなる危険でも、私が身代わりになって上げてもいい心境です。

 

でも今の旦那さまを身捨てるわけにはいかないかなぁ~

私がいないと、自立した暮らしは無理で、娘達に迷惑をかけるだけですから。

でも娘達は、必ずパパを大切にしてくれるとのゆるぎない信頼があるから、その点も然程不安には感じていないのですけれどね。

何だかお話しがとんでもない方向へと向いているようです。

土砂災害に巻き込まれ亡くなった方達の報道で、心が少々湿っぽくなってしまっているのかもしれません。

 

 

軌道修正致します。

お坊さまをお見送り後のお話です。

妹夫婦と昼食を共にしました。

場所は、我が家のすぐ近程に、1年ほど前に開店した和食処です。

一見普通のお宅と変わらない印象で、隠れ家風。

私が日常の買い物をする時には必ず通る場所ですのに、数駅先に住む友人が教えてくれるまで、全く目に留まりませんでした。

 

教えてもらった時は、意外感でとてもびっくり。

何故こんな静かな住宅地に、お店を構えるのかしら?、と。

営業利益が得られるような環境からは程遠く、他人事ながら心配になりました。

 

ところが、友人の話しによると、

「固定のお得意客がいて、こんな場所でも繁盛しているそうよ」と。

それを聞き、ますます入ってみたいお店になりましたが、何だか気楽には入りにくい雰囲気です。

妹夫婦と一緒で、やっと私の願いが叶いました。

 

お昼のコースでは、一番高い価格のお料理が二千円。

手頃なお値段なので、さほど期待はしていなかったのですが・・・・・・

予想に反し、二段重ねの豪華なお弁当に、小鍋付き、デザートも大変おいしくて、4人で大層感激しました。

真剣な眼差しで調理をなさる板前さんの姿を、すぐ近くで目にしながら頂くお料理の味は格別。

おしゃべりが盛り上がったのは言うまでもありません。

 

「こんなに楽しく有意義な時間が過ごせるのですもの、もっと頻繁に会いましょうよ」

と私は妹に語りかけました。

亡き両親も、私達が仲良く元気に会食する姿を天国から見守り、きっと喜んでくれたに違いありません。

素敵な和食処から、数分で戻れる我が家。

このお店は、私の今後の暮らしの潤いなりそうです。

良いことづくめの、今年の我が家でのお盆供養日でした。

 

       

にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村

ご覧下さいまして有難うございました。
ブログランキングに参加しております。
足跡変わりに、バナーにポチッ!を頂けると励みになり嬉しいです。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする