一昨日は、親友のKさんからメールがありました。
数日前、三人の友のことを記事にした時、私からお電話をした人です
ほぼ毎月、素敵な絵手紙を届けて下さいます。
「娘の所から帰宅する途中なのだけれど、お食事のデザートにでもと思い、ほんの気持ちだけ届けたい物があるから。
お邪魔していいかしら」と。
もちろん大歓迎の私。
久しぶりの再会となりました。
三十代の頃から身内のような親しさですが、最近はお会いすることはままなりませんでした。
当たり前の穏やかな日常があった頃は、ボランテイアに熱心で、得意の英語力を生かし、多方面で活躍しておられたのです。
その上、双子のお孫さんにも昨年恵まれた彼女。
多忙を極めておいでのようでした。
年齢は私より5歳お若くて、とても知的な方。
その上、心清らかな優しい女性。
ロサンゼルスへ転勤した時、一月もまだ経たない頃、彼女から声をかけて下さいました。
それからは、アメリカンスクール終了後通っていた、日本人学校への送り迎えも車で一緒にすることに。
夕暮れ前の4時半から確か7時までの短い授業時間でした。
私の娘たちをわが子のように可愛がって下さり・・・。
その上、娘たちの進路まで決めて下さったのです。
親友であるだけでなく、私にとっては正に恩人。
帰国が決まって間もなくのことでした。
東京育ちで都心の学校に詳しい彼女が言いました
「Mちゃんは優秀だから、~中学を受験をしてもいいのでは。
きっと中学生活を有意義に楽しめるわよ」と。
彼女から戴いたお菓子。
今右衛門のお皿に載せて。
絵柄はシャクヤク?いえ牡丹でしょうね。
受験のことなど全く考えもしなかった私達親子の将来に、その一声が大きな影響を与えることに。
いくら良い助言をいただいても、帰国するのは6月、
受験まで半年しかありません。
余りに唐突なお話でしたが、心から信頼している彼女の言葉は聞き流せませんでした。
娘はもちろん、私も当時の日本の受験制度の詳細も、その過熱ぶりも知る由もなく・・・。
どの様な取り掛かり方をすればいいのか思いあぐねた私です。
そして、突如思い付きひらめいたこと。
それは、手元にあった日本の週刊誌の写真を、Mちゃんに見せる事でした。
そこには、、合格発表の掲示板の前で抱き合って喜ぶ親子の姿が写っていたのです。
彼女手作りのゼリー
大きな苺とアメリカンチェリーがが入っていて、とても美味しくいただきました。
その写真を見せながら、受験のお話を、Mちゃんに話し聞かせました。
そして「受験したいと?」と尋ねたところ、
大きく頷いてMちゃんは「頑張る」と言いました。
受験勉強の動機付けに成功した一瞬と言えばいいでしょうか。
心から信頼する彼女のひと声がなければ、受験はありえないことだったでしょう。
娘の進路を決めてもらっただけでなく、
私も彼女の薫陶を受け、どんなに成長できたかわかりません。
彼女は、次女のママ友達でしたが、長女の送り迎えを一緒にしたAさんも素晴らしい方でした。
しばらく、彼女とはお目にかかっていません。
ブログを綴る時間があるなら、彼女に手紙を書くのが先でしょう、と言いたくなる自分がいます。
良き友に恵まれたアメリカ在住の5年間の想い出は、私の人生の宝物。
今も大切に大切に心に温めています。
ランチョマットも、滞米時、彼女から戴いたものです。
そのアメリカが今コロナウイルスで大打撃を受けている。
私にはには信じられないような事です。
トランプさんは好きな大統領ではないけれど、中国のあまりに理不尽な態度に彼が怒るのは当然!
心から理解できます。
アメリカは内向きになるのではなく、以前のように、世界をリードするあこがれの民主国家となってほしい。
そして、平和主義に徹し、世界をまとめてほしい。
昔の良きアメリカを想い出し、今はその願いを一層強くしています。
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