今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

続 体と心は別の生き物

2020-05-22 06:56:01 | 健康

前回に続きます。

私は癌のような内臓疾患を患ったことはありません。

でもなぜか幾度も入退院を繰り返した人生でした。

一言で表現するなら、その原因は過労。

軟(やわ)な体と言えるのかもしれません。

夢中になりすぎて、自分の体のキャパシテイーを超えるまで頑張ると、体が悲鳴を上げ突然ダウンしてしまう。

そんな感じでした。

 

両親の介護をしている時も、正にそう。

その時期の後半は寝たきりの両親二人の世話をしましたから、とても大変でした。

但し、この時は倒れませんでした。

私が寝込むわけにはいかない、との気丈な精神が、自分を支えてくれたのでしょう。

 

外の日差しに当たると頭がくらくらし、いかに自分が疲労しているかとてもよく分かったものです。

でも、自分は長女として当たり前のことをしているとの思いが強かったので、不平や不満を口にすることはほとんどなかったです。

よくご近所の方達に、

「よくなさるわねえ~。さぞ大変でしょう」と同情されたものでしたが、

「娘として当然のことをしているだけだから」と言って、笑い流せるほど明るく振る舞えていました。

 

 

 

世の中にまだ介護保険制度がなかった頃のことです。

その代わりと言えるような、訪問看護を週に一回受けていました。

和室はまるで病室のように医療品が整えられていたものです。

週末を除き毎日手伝いに来てくれた妹のお陰もあり、乗り切れたことでしたが。

 

この時も、心は元気なつもりでも、ストレス病が次から次へと発症しました。

まずメニエル。

床に就くと天井が急速回転。

起きる時も似たような症状が起き、診察を受けたところ、メニエルと診断されました。

 

またしばらくすると、今度は脚の腿のあたりに湿疹が。

痛くて仕方ありません。

病院の診断で、この時は帯状疱疹。

両方とも、ストレスが原因で発症もすることがあるようです。

 

更に異変がありました。

頭皮の一部がまるでカビが生えたように白くなったのです。

病名は忘れましたが、これもストレスが原因のようでした。

 

 

自分では弱音を吐かず元気に明るく振る舞っているつもりでも、体は正直。

この時も悲鳴を上げたのです。

 

でもあまりに忙しくてお医者通いする心の余裕もなく、その度に一度診察を受けただけでした。

気がとても張っていたのでしょう。

入院することはなく、私の大好きな言葉、「自己治癒力」ですべて回復。

ほぼ五年間の介護の後、母も父も共に医療ミスと言っていいような病院内の事故で、同じ年の二月と八月に亡くなりました。

 

更に夫が退職後にも。

夫の鼻血が止まらなくなり、真夜中に救急病院に、私が運転する車で出かけ、朝帰りするといった事がありました。

大事には至らなかったのですが、数日間その症状が続き、私の心身のストレスがマックスに。

夫がすっかり元気になった頃の年末、今度は私がダウン。

一週間入院し、退院後しばらく長女の家でお世話になりました。

 

更にもう一度ストレス病に見舞われたことがあります。

この時は明らかに自律神経失調症でした。

症状が二年間くらい続いたので、一番つらかったかもしれません。

このお話は次回に続くとさせていただきます。

 

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