【上原ひろみ JAPAN TOURE 2023 SONICWONDERLAND】
「Hiromi’s Sonicwonder」
アドリアン・フェロー(b)
ジーン・コイ(ds)
アダム・オファリル(tp)
2023/12/21 東京国際フォーラム
昨年は抽選に外れてチケットが買えなくて涙をのんだ上原ひろみのコンサート。
同じく昨年、ドリカムの吉田美和さんとのコンサートはチケットが当たっていたのに、当日まさかの体調不良で妹にチケットを譲ったし、
よくよく縁が無いと思っていたら、今年はゲットできました
会場は東京国際フォーラム。
ここのアトリウムの天井は何度見上げてもカッコいい
にこにこしながら、ピアノの前に彼女が座る。
「圧巻」ってこういうことを言うのか
という迫力の演奏の連続。
小柄で華奢な彼女が
座って足をぶらぶらさせたり、立膝をついたり、
立ったり座ったり、椅子の上に膝立ちになってピアノを弾いてる様は
さながら子供がピアノと戯れているよう。
けれど、奏でる演奏の迫力ったら
そんなに強いタッチで突き指とか大丈夫ってくらいのパワー。
そうかと思うとささやくような優しい音色。
あの強さでよくそんなに早く指が動くな~とか、
肘でバンバン鍵盤叩いちゃうんだとか音以外の所にも意識が行っちゃって
それもまた楽しい。
なによりも、演奏している上原さんも、皆さんもとにかく楽しそう。
トランペットのアダムは終始にこりともしなかったけど
CDで予習してもなんにもなりません!とご本人がおっしゃっていた通り、
一曲が一体いつ終わるのか、
それぞれのソロもめっちゃ長いし、
時々バシッとそろってカッコいいし、
なんだかよくわからないけど、とても気持ちがいい。
観客の皆さんも、思わず声を出したり手をたたいたり。
ピアノはもちろん素晴らしいけど、
トランペットの音色も美しくて澄んでいてちょっと切なくて、とっても素敵だった。
上原ひろみさんが
「アダムのトランペットを初めて聞いた時、人の歌声のようだと思った」
とおっしゃっていたけど、そのことがよくわかる。
このコンサートが今年の私の舞台やコンサートの見納めとなる。
それはそれはいい気分で締めくくっていただきました。
今年一年私にお付き合いくださった皆様ありがとうございました。
来年もよろしくお付き合いくださいね