昨年参加していたセミナーの卒業生の方たちは、精力的に活動を続けてらっしゃる
若い方たちが多いけれど、私よりも人生の先輩の方も着々と作品を練り上げ、
先日は新人戯曲賞の1次審査を通過されていた。
この夏には3人の方が自作の戯曲を「セミナーズ」と銘打って、上演したことも以前に書かせていただいた。
卒業後、有志の方たちがそれぞれの作品を持ち寄り、リーディングの会を催している。
3か月くらいの間をおいて開催されるこの会も今回が3回目。
卒業生の中には現役の役者さんもいらっしゃるし、そのお友達の役者さんのご協力もあり、
素人の私にはかなりのクォリティ、と感じるリーディングだ
前回はは都合がつかなくて行けなかったけれど、今回は、一緒にグループワークをした方が、幹事だったり、
作品を出していたりしたので、参加してみた。
もちろん、私は作品を書いているわけもなく、観るだけのフトドキモノだ・・・
場所は早稲田にある「榎木町地域センター」
4作品が発表される。
1作目は「断食道場と焼肉店」
作者の方とは、先日原宿で上演された「狂犬八景」の会場でお会いしたばかり。
セミナーのときのグループワークで、このテーマで作品を作ったグループにいた方が、
ご自分なりに作り直した、というもの。
断食道場の隣に焼肉店がオープンしてしまったことでのドタバタがとてもユーモラスに描かれている。
くすっと笑える台詞のユーモアセンスが抜群だ。
三谷幸喜さんや宮藤官九郎さんに通じる、ちょっと茶化した感じのおもしろさ。
作者ご本人は無口なおとなしい感じの若い男性。
きっと頭のいい方なんだろうな、と思わせる、楽しい作品だった。
2作目は「空満ちる」
長編作品の冒頭部分とのこと。
作者は、グループワークでご一緒した、若く美しい女性。
女優さんって言ってもいいくらい
日々の生活の閉塞感を持つ若い女性とその友人たちとの会話。
近所の公園に、突然大きな穴が出現し、さまざまなうわさが流れ始める。
それによって彼女の日常や考え方が徐々に変わっていき・・・、
みたいなちょっとSFっぽいお話の冒頭15分くらい。
若い男女の軽妙な会話は、彼女ならでは。
冒頭だけなので、この後の展開がとても気になる。
3作目は「隠れキリシタンの新田開発」
青森県を舞台にした史実に基づく、壮大なスペクタクルの予感。
予感と言うのは、こちらも長編の冒頭部分だから。
実際の穴堰工事の様子を丹念に調べ上げ、隠れキリシタンが持つ技術力に焦点をあてての、緻密な文章。
荘厳な山の景色が浮かんでくるようだ。
この方は私よりも年が上の男性で、ご自分で税理士事務所をなさっている、と聞く。
区のさまざまな役員をされたり、と精力的に活動されている。
この作品を、十和田市に売り込みたい、ともおっしゃっていた。
完成が楽しみだ
最後は「ジャマタイ国」
作者の女性が大学時代に放送劇として書いたものとか。
架空の王国ジャマタイ国の近隣諸国で戦争がはじまり、関係ないのに巻き込まれそうになるジャマタイ国の面々が
国民も巻き込んでの緊張感のない対策会議を開いている間に攻撃されて・・・
という、ほんのりファンタジー感も漂う作品。
ただ、今の日本の現状を考えると、ちょっと他人ごとではない感じ。
リーディングを聞いていたら、NHKで時折放送される人形劇が目に浮かんできた
今回は、私たちの前の年のセミナー卒業生の方々も参加してのにぎやかな会となった。
私などは「おもしろいな~」と楽しんでいるだけだけれど、
各作品ごとにリーディングの発表後、いいところ、改善すべきところを意見交換している様子は、
皆さん、真剣そのもの。
目標をもって、がんばっている人たちってすごい
熱い想いを継続させるエネルギーはいったいどれほどのものなのだろう。
今後の皆さんのご活躍が楽しみだ。
セミナーの時もあまり参加してなかったけれど、この日は終了後の飲み会にも参加させていただいた。
皆さんの前向きなお話を聞いていると、自分もなんだか前向きな気持ちになってくる。
体力の衰えとともに、動きが止まりそうになったり、後ろに下がりそうになる今日このごろ。
皆さんに背中を押してもらった気がする。
おそらくは、皆さんの進む道を私が目指すことは無いと思うけれど、応援は惜しまない。
楽しく、刺激的な1日でした。
みなさん、ありがとう
私もまた明日からがんばらないと
若い方たちが多いけれど、私よりも人生の先輩の方も着々と作品を練り上げ、
先日は新人戯曲賞の1次審査を通過されていた。
この夏には3人の方が自作の戯曲を「セミナーズ」と銘打って、上演したことも以前に書かせていただいた。
卒業後、有志の方たちがそれぞれの作品を持ち寄り、リーディングの会を催している。
3か月くらいの間をおいて開催されるこの会も今回が3回目。
卒業生の中には現役の役者さんもいらっしゃるし、そのお友達の役者さんのご協力もあり、
素人の私にはかなりのクォリティ、と感じるリーディングだ
前回はは都合がつかなくて行けなかったけれど、今回は、一緒にグループワークをした方が、幹事だったり、
作品を出していたりしたので、参加してみた。
もちろん、私は作品を書いているわけもなく、観るだけのフトドキモノだ・・・
場所は早稲田にある「榎木町地域センター」
4作品が発表される。
1作目は「断食道場と焼肉店」
作者の方とは、先日原宿で上演された「狂犬八景」の会場でお会いしたばかり。
セミナーのときのグループワークで、このテーマで作品を作ったグループにいた方が、
ご自分なりに作り直した、というもの。
断食道場の隣に焼肉店がオープンしてしまったことでのドタバタがとてもユーモラスに描かれている。
くすっと笑える台詞のユーモアセンスが抜群だ。
三谷幸喜さんや宮藤官九郎さんに通じる、ちょっと茶化した感じのおもしろさ。
作者ご本人は無口なおとなしい感じの若い男性。
きっと頭のいい方なんだろうな、と思わせる、楽しい作品だった。
2作目は「空満ちる」
長編作品の冒頭部分とのこと。
作者は、グループワークでご一緒した、若く美しい女性。
女優さんって言ってもいいくらい
日々の生活の閉塞感を持つ若い女性とその友人たちとの会話。
近所の公園に、突然大きな穴が出現し、さまざまなうわさが流れ始める。
それによって彼女の日常や考え方が徐々に変わっていき・・・、
みたいなちょっとSFっぽいお話の冒頭15分くらい。
若い男女の軽妙な会話は、彼女ならでは。
冒頭だけなので、この後の展開がとても気になる。
3作目は「隠れキリシタンの新田開発」
青森県を舞台にした史実に基づく、壮大なスペクタクルの予感。
予感と言うのは、こちらも長編の冒頭部分だから。
実際の穴堰工事の様子を丹念に調べ上げ、隠れキリシタンが持つ技術力に焦点をあてての、緻密な文章。
荘厳な山の景色が浮かんでくるようだ。
この方は私よりも年が上の男性で、ご自分で税理士事務所をなさっている、と聞く。
区のさまざまな役員をされたり、と精力的に活動されている。
この作品を、十和田市に売り込みたい、ともおっしゃっていた。
完成が楽しみだ
最後は「ジャマタイ国」
作者の女性が大学時代に放送劇として書いたものとか。
架空の王国ジャマタイ国の近隣諸国で戦争がはじまり、関係ないのに巻き込まれそうになるジャマタイ国の面々が
国民も巻き込んでの緊張感のない対策会議を開いている間に攻撃されて・・・
という、ほんのりファンタジー感も漂う作品。
ただ、今の日本の現状を考えると、ちょっと他人ごとではない感じ。
リーディングを聞いていたら、NHKで時折放送される人形劇が目に浮かんできた
今回は、私たちの前の年のセミナー卒業生の方々も参加してのにぎやかな会となった。
私などは「おもしろいな~」と楽しんでいるだけだけれど、
各作品ごとにリーディングの発表後、いいところ、改善すべきところを意見交換している様子は、
皆さん、真剣そのもの。
目標をもって、がんばっている人たちってすごい
熱い想いを継続させるエネルギーはいったいどれほどのものなのだろう。
今後の皆さんのご活躍が楽しみだ。
セミナーの時もあまり参加してなかったけれど、この日は終了後の飲み会にも参加させていただいた。
皆さんの前向きなお話を聞いていると、自分もなんだか前向きな気持ちになってくる。
体力の衰えとともに、動きが止まりそうになったり、後ろに下がりそうになる今日このごろ。
皆さんに背中を押してもらった気がする。
おそらくは、皆さんの進む道を私が目指すことは無いと思うけれど、応援は惜しまない。
楽しく、刺激的な1日でした。
みなさん、ありがとう
私もまた明日からがんばらないと
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