三宅裕司さん率いるスーパーエキセントリックシアターの「世界中がフォーリンラブ」の公演を観たのは10月18日のこと。
この時に照明トラブルで舞台が中断したり、不具合のまま終わったりってことは以前のブログに書いた。
「世界中がフォーリンラブ」スーパーエキセントリックシアター」
このところ、舞台やコンサートの会場では、観客の誰かがコロナが発症した時に連絡できるよう、何らかの形で連絡先を残してくるようになっている。
この時はチケットの半券にフルネームと電話番号を記入することになっていた。
そして、先週半ば、その電話番号が使われることとなる。
コロナではない。
まずは、この時の公演の不具合のお詫び。
そして、不具合の無い公演のDVDを送りたいので住所を教えて欲しい、とのこと。
電話に出たのは夫。
照明トラブルのことや後日お詫びの電話が来るかも、ってことは伝えてあったが、住所を教えていいかの確認の電話が打ち合わせ先に入る。
個人情報ですから・・・
それはぜひとも観たいので、快諾した。
ただでさえ、観客は半分くらいしか入れてないのに、そのうえDVDを配るなんて大変だろうな・・・と思いつつちょっと楽しみ。
個人的にはあれはあれで楽しかったけれど、演じた方々も完璧でないものを観せたままでは不本意だったのだろう。
到着は1月ごろ、とのこと。
忘れたころに届くのがまた楽しい。
実は観劇後に主催者から連絡が来たのはこれが二度目。
一度目はもう30年くらい前になるかもしれないが、イッセー尾形さんの舞台を観た後のこと。
イッセー尾形さんと言えば一人芝居。
が、この時は4人だった。
イッセーさんのほかに岸本加世子さん、でんでんさん、あと一人が思い出せない(ごめんなさい)
昔のコメディアントニー谷さんをモチーフにしていたと記憶している。
なので、随所に笑えるシーンがある内容・・・のはずだった。
なぜか、客席がシーンっていう音が聞こえるくらい誰も笑わない。
あまりにも誰も笑わないので、笑いたくても笑えない雰囲気だった。
誰かが「笑わないように」と言ったわけでもないのに・・・。
別に面白くないわけじゃないのに・・・。
次第に演じている4人の必死さが見えるようになってきて(特に岸本さん)、痛々しい。
どんどん変な感じなったまま、幕が下りたが拍手が途絶えて、カーテンコールもない。
どうしてあんなことになったのか、今もよくわからない。
このあと、主催者からはがきが届いた。
面白くないものを観せてしまった、と言うことのお詫び。
希望があれば返金する、という内容だった。
ちょっとびっくりしたけど、返金は申し込まなかった。
どちらも、誠意を感じる対応だ。
舞台はほんとに生ものだ。
こういう予想もできないことが起こることも含めて楽しい。
コロナで舞台鑑賞も今までのようにはいかないけれど、みんな、様々な対策を講じて前に進んでいる。
応援しながら楽しんでいこうと思う。
DVDの到着を、楽しみにお待ちしています
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