「ゴドーを待ちながら」という有名な戯曲がある・・・らしい。
残念ながら観たことはない・・・
不条理演劇の第一人者、サミュエル・ベケットという人が、1952年に発表したとのこと。
一本の木の下で、二人の浮浪者のような男たちが「ゴドー」を待っている。
ゴドーが何者なのかは一切説明されぬまま、
二人はとりとめのない会話や、遊戯をしながら、ただ待っている。
途中、二人の人物が通りかかるが、何の事件も起こらない。
少年が「ゴドーさんは今日は来ない」と告げに来ると、
二人は「もう一日だけ待とう、明日、来なければこの木で首を吊ろう」と言う。
2幕目で、その翌日が描かれ、また同じことを繰り返し、芝居が終わる。
っていうことらしい。
上演されていても、きっと観に行かないと思う・・・
で、今回の舞台は、じゃあ、待たれている、当のゴドーはそのとき何をしていたのか、
というもの。
テレビでよくお目にかかる、大倉孝二さんの一人芝居。
大倉さんが観たくて、チケットを衝動買い
昼間、一人で観に行っちゃった
脚本はいとうせいこうさん。
21年前の作品で、当時は きたろうさんが演じてらっしゃったとのこと。
演出は、大倉さんが所属する劇団ナイロン100℃主宰の、ケラリーノ・サンドロヴィッチさん。
来なければ、首をくくる覚悟までして待たれてるというのに、
ゴドーさんったら、まったくなにやってんの?って感じの、笑えるお芝居
大爆笑にはならないが、くすくす笑えるところがあちこちにちりばめられていて、
あ~もうほんとに!って思いながら、引き込まれた。
出かけようとする場面から始まるのだけれど、
ずっと家にいるうちに足が大きくなったらしく、まず靴がはけない。
行かなきゃいけないってことはわかってるのに、
いつ、どこで、誰と待ち合わせてるか、思い出せない。
木の下ってことだけかろうじて思い出すけどそれ以上は・・・
いざ、出ようとすると、外に出るのが怖い・・・
完全にひきこもりだ。
15分の休憩をはさんでの2時間、どうしても出ていけない、ゴドーの独り言。
途中、メッセージを伝えるためにドアがノックされ、声だけで登場するのが野田秀樹さん。
でも、このメッセージもゴドー宛てではなく、別の人と間違えられてるだけ。
途中、結構セリフをかんじゃってるけど、それが逆にリアルな感じ。
結局、どこにも行けないまま、幕が下りる。
ホントにもうゴドーったら
ダメダメじゃないの
知らずに行ったのだけれど、たまたまこの日は終演後、大倉さん、ケラさん、いとうさんの3人で
トークショーが行われた。
日ごろ、テレビで飄々とした役が多い大倉さんはとってもシャイな感じ。
この日、夜の公演もあるらしく、そのことで頭がいっぱいで
心ここにあらず、って雰囲気をかもしだしていた。
ほとんど、ケラさんといとうさんのトークショー
でも、ちょっとした裏話なども聞けて、なんだか得した気分
この日の劇場は池袋にある東京芸術劇場地下のシアターイースト。
同じ建物の上の階にある大きい劇場では、三谷幸喜さんの
「おのれナポレオン」が上演中。
こちらはどうしてもチケットが取れなかった
帰り際の通路に貼ってあるこの舞台のポスターに、小さく
「当日券あり」って書いてある
この時、午後5時。
販売開始は午後6時。
あ~観たい
でも、家族に何も言わずにふらっと来ちゃったので、
このまま行方不明になるわけにも行かない。
もっとも、いざ、観ちゃったからって家族に何か言われるわけでもないんだけれど。
そう、子育て中の女性が夜出かけるには、
今後につなげるために、なにかと事前の根回しが必要なのよね・・・
後ろ髪をひかれつつ、劇場を後にする
今度、昼間の回の当日券を狙ってみようかな、などと、策をねりながら
家に着いたら、午後6時を少し回っていた。
あ~おもしろかった
そして何ごともなかったかのように、夕食の支度にとりかかるのでした
残念ながら観たことはない・・・
不条理演劇の第一人者、サミュエル・ベケットという人が、1952年に発表したとのこと。
一本の木の下で、二人の浮浪者のような男たちが「ゴドー」を待っている。
ゴドーが何者なのかは一切説明されぬまま、
二人はとりとめのない会話や、遊戯をしながら、ただ待っている。
途中、二人の人物が通りかかるが、何の事件も起こらない。
少年が「ゴドーさんは今日は来ない」と告げに来ると、
二人は「もう一日だけ待とう、明日、来なければこの木で首を吊ろう」と言う。
2幕目で、その翌日が描かれ、また同じことを繰り返し、芝居が終わる。
っていうことらしい。
上演されていても、きっと観に行かないと思う・・・
で、今回の舞台は、じゃあ、待たれている、当のゴドーはそのとき何をしていたのか、
というもの。
テレビでよくお目にかかる、大倉孝二さんの一人芝居。
大倉さんが観たくて、チケットを衝動買い
昼間、一人で観に行っちゃった
脚本はいとうせいこうさん。
21年前の作品で、当時は きたろうさんが演じてらっしゃったとのこと。
演出は、大倉さんが所属する劇団ナイロン100℃主宰の、ケラリーノ・サンドロヴィッチさん。
来なければ、首をくくる覚悟までして待たれてるというのに、
ゴドーさんったら、まったくなにやってんの?って感じの、笑えるお芝居
大爆笑にはならないが、くすくす笑えるところがあちこちにちりばめられていて、
あ~もうほんとに!って思いながら、引き込まれた。
出かけようとする場面から始まるのだけれど、
ずっと家にいるうちに足が大きくなったらしく、まず靴がはけない。
行かなきゃいけないってことはわかってるのに、
いつ、どこで、誰と待ち合わせてるか、思い出せない。
木の下ってことだけかろうじて思い出すけどそれ以上は・・・
いざ、出ようとすると、外に出るのが怖い・・・
完全にひきこもりだ。
15分の休憩をはさんでの2時間、どうしても出ていけない、ゴドーの独り言。
途中、メッセージを伝えるためにドアがノックされ、声だけで登場するのが野田秀樹さん。
でも、このメッセージもゴドー宛てではなく、別の人と間違えられてるだけ。
途中、結構セリフをかんじゃってるけど、それが逆にリアルな感じ。
結局、どこにも行けないまま、幕が下りる。
ホントにもうゴドーったら
ダメダメじゃないの
知らずに行ったのだけれど、たまたまこの日は終演後、大倉さん、ケラさん、いとうさんの3人で
トークショーが行われた。
日ごろ、テレビで飄々とした役が多い大倉さんはとってもシャイな感じ。
この日、夜の公演もあるらしく、そのことで頭がいっぱいで
心ここにあらず、って雰囲気をかもしだしていた。
ほとんど、ケラさんといとうさんのトークショー
でも、ちょっとした裏話なども聞けて、なんだか得した気分
この日の劇場は池袋にある東京芸術劇場地下のシアターイースト。
同じ建物の上の階にある大きい劇場では、三谷幸喜さんの
「おのれナポレオン」が上演中。
こちらはどうしてもチケットが取れなかった
帰り際の通路に貼ってあるこの舞台のポスターに、小さく
「当日券あり」って書いてある
この時、午後5時。
販売開始は午後6時。
あ~観たい
でも、家族に何も言わずにふらっと来ちゃったので、
このまま行方不明になるわけにも行かない。
もっとも、いざ、観ちゃったからって家族に何か言われるわけでもないんだけれど。
そう、子育て中の女性が夜出かけるには、
今後につなげるために、なにかと事前の根回しが必要なのよね・・・
後ろ髪をひかれつつ、劇場を後にする
今度、昼間の回の当日券を狙ってみようかな、などと、策をねりながら
家に着いたら、午後6時を少し回っていた。
あ~おもしろかった
そして何ごともなかったかのように、夕食の支度にとりかかるのでした
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