休日の浅草は、大変なにぎわいだ。
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何年前かの同じ季節、まだ勘三郎さんがお元気だったころ、浅草に平成中村座の芝居小屋がお目見えした。
大学の友人と二人で出かけたのだけれど、このときが彼女と私の歌舞伎デビュー。
何もかもが初めてだったので、歌舞伎が好きな高校の同級生にアドバイスを求め、
音声ガイドと筋書きは絶対に必要、と教えてもらった。
結局、二人ともその後歌舞伎を観に行く機会がなく、2度目も平成中村座、ということに。
あの時は浅草の駅からそこそこ歩いた公園の中に小屋が建っていたが、
今回は浅草寺のすぐ裏手。
何もかもが初めてだった私たちは、どのくらい時間がかかるのかもわからず、思いのほか長かったため、
遠方から来てくれている友人の電車の時間ぎりぎりになってしまい、食事もできなかった。
前回学習した私たちは、今回は休憩時間に食べるべく、
あらかじめお弁当と飲み物もちゃんとゲット
「この赤い線からすべてがはじまりま~す」と入口を仕切っている女性は前回いた方と同じだろうか?
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前回は花道のすぐ前の席だったけれど、今回は2階から花道を見下ろす席。
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この日は11時開演。
一、双蝶々廓日記 角力場
二、勧進帳
三、魚屋宗五郎
がそれぞれ30分の休憩をはさんで上演される。
同時通訳のような音声ガイドに助けられながら、なんとかついていく。
でも、内容がわからなくても、優美な雰囲気だけでお腹いっぱい。
普通の舞台やテレビでも拝見すると、かなりの存在感の勘九郎さんのお顔も、
歌舞伎の舞台にあっては、むしろこのくらい大きくないと(スミマセン)、と思ってしまう。
同じ兄弟でも、七之助さんの華奢な感じったら
女性の役はもちろんだけど、源義経の美少年ぶりもとっても素敵
橋之助さんの弁慶の迫力もすごい。
双蝶々廓日記 角力場で、相撲の取り組みが終わり、小屋から出てくる一人が、戸口にかつらをひっかけて、
はずれかけてしまった場面があり、会場が爆笑
でも、さすがにプロはその後、ことあるごとにカツラを、ポンポンと叩いて、はずれてないことをアピールし、
キレイな笑いに変えてしまった。
完全素人の私たちは、内容こそ筋書きに書いてある解説頼りだけれど、
磨き上げられた芸はそんな私たちにさえも、目を見張るほどの舞台の美しさを見せつけてくれて、
なんとも楽しい気持ちにさせてくれる。
普段見ている舞台は会場もちょっと堅苦しいことが多くて、会場内での飲食なんてほぼありえないけれど、(ときどきいい時もあるけれど)
この小屋の休憩時間には、席に座って、お弁当をいただいたり、会場内では歌舞伎揚げなどのお菓子を売って歩いたり、
となんだかお祭り気分で楽しめる。
歌舞伎の内容そのものを楽しめるようになるまでには、まだまだ遠い道のりだけれど、
その時々の立ち位置で楽しめる懐の深さを感じた。
前回よりは幾分上演時間が短かったなあ~なんて思いながら、激混みの仲見世を抜けて、
スカイツリーを横目で見ながら、とりあえず日本橋まで行ってコーヒーを飲み、この日は早めに解散
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さて、こんなに楽しい日だというのに、私にはひとつ悲しい出来事が・・・。
なんと、雷門の前の道でスマホを落っことして、壊してしまった
最初のうちは「ちょっと反応が悪いな~」なんて軽く考えていた。
なぜなら今までも何度も落としていたからだ
そのうちに、何を触っても何の反応もないかと思えば、今まで撮った写真が次々と勝手に画面に現れる
やがて、勝手に機内モードになり、それが解除されることはなかった・・・。
で、その日の夜、Docomo shopに行き、どうにもならないので保険で新しいものと交換してもらう手続きをし、
代替機とともにしょんぼりと帰宅・・・。
スマホが無いとホントに不便。
もっと大切に扱わねば、と心に誓うのでした。
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何年前かの同じ季節、まだ勘三郎さんがお元気だったころ、浅草に平成中村座の芝居小屋がお目見えした。
大学の友人と二人で出かけたのだけれど、このときが彼女と私の歌舞伎デビュー。
何もかもが初めてだったので、歌舞伎が好きな高校の同級生にアドバイスを求め、
音声ガイドと筋書きは絶対に必要、と教えてもらった。
結局、二人ともその後歌舞伎を観に行く機会がなく、2度目も平成中村座、ということに。
あの時は浅草の駅からそこそこ歩いた公園の中に小屋が建っていたが、
今回は浅草寺のすぐ裏手。
何もかもが初めてだった私たちは、どのくらい時間がかかるのかもわからず、思いのほか長かったため、
遠方から来てくれている友人の電車の時間ぎりぎりになってしまい、食事もできなかった。
前回学習した私たちは、今回は休憩時間に食べるべく、
あらかじめお弁当と飲み物もちゃんとゲット
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「この赤い線からすべてがはじまりま~す」と入口を仕切っている女性は前回いた方と同じだろうか?
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前回は花道のすぐ前の席だったけれど、今回は2階から花道を見下ろす席。
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この日は11時開演。
一、双蝶々廓日記 角力場
二、勧進帳
三、魚屋宗五郎
がそれぞれ30分の休憩をはさんで上演される。
同時通訳のような音声ガイドに助けられながら、なんとかついていく。
でも、内容がわからなくても、優美な雰囲気だけでお腹いっぱい。
普通の舞台やテレビでも拝見すると、かなりの存在感の勘九郎さんのお顔も、
歌舞伎の舞台にあっては、むしろこのくらい大きくないと(スミマセン)、と思ってしまう。
同じ兄弟でも、七之助さんの華奢な感じったら
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女性の役はもちろんだけど、源義経の美少年ぶりもとっても素敵
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橋之助さんの弁慶の迫力もすごい。
双蝶々廓日記 角力場で、相撲の取り組みが終わり、小屋から出てくる一人が、戸口にかつらをひっかけて、
はずれかけてしまった場面があり、会場が爆笑
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でも、さすがにプロはその後、ことあるごとにカツラを、ポンポンと叩いて、はずれてないことをアピールし、
キレイな笑いに変えてしまった。
完全素人の私たちは、内容こそ筋書きに書いてある解説頼りだけれど、
磨き上げられた芸はそんな私たちにさえも、目を見張るほどの舞台の美しさを見せつけてくれて、
なんとも楽しい気持ちにさせてくれる。
普段見ている舞台は会場もちょっと堅苦しいことが多くて、会場内での飲食なんてほぼありえないけれど、(ときどきいい時もあるけれど)
この小屋の休憩時間には、席に座って、お弁当をいただいたり、会場内では歌舞伎揚げなどのお菓子を売って歩いたり、
となんだかお祭り気分で楽しめる。
歌舞伎の内容そのものを楽しめるようになるまでには、まだまだ遠い道のりだけれど、
その時々の立ち位置で楽しめる懐の深さを感じた。
前回よりは幾分上演時間が短かったなあ~なんて思いながら、激混みの仲見世を抜けて、
スカイツリーを横目で見ながら、とりあえず日本橋まで行ってコーヒーを飲み、この日は早めに解散
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さて、こんなに楽しい日だというのに、私にはひとつ悲しい出来事が・・・。
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最初のうちは「ちょっと反応が悪いな~」なんて軽く考えていた。
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やがて、勝手に機内モードになり、それが解除されることはなかった・・・。
で、その日の夜、Docomo shopに行き、どうにもならないので保険で新しいものと交換してもらう手続きをし、
代替機とともにしょんぼりと帰宅・・・。
スマホが無いとホントに不便。
もっと大切に扱わねば、と心に誓うのでした。