1月25日(水)、鵜山仁さん演出の新国立劇場オペラ『カルメン』を観
る(3階-3-25)。
何があるか分からないので、早めに出たら、乗り継ぎが順調なことも
あり、開演1時間ほど前に着いた。結局、最寄りのドトールで一服す
る。案の定、ドトールも混んでいた。
3階センターは満員。私の右隣のペアは18時30分の開演間近、ギ
リギリの着席。仕事のある方は大変だ。
鵜山さん演出の『カルメン』は、新国立劇場では、平成19(2007)年、
22(2010)年に続いて3回目だ。私は、鵜山さん演出の『ラ・ボエー
ム』は観たが、『カルメン』は初めてだったかしらん。--手帳等記録
に残っていないので。
オペラ『カルメン』のあらすじは、簡単に言うと、
「ジプシー(今日ではロマというようだが。)のカルメンは純情なドン・
ホセを誘惑するが、心変わりでエスカミーリョへ。嫉妬に狂ったドン・
ホセはカルメンを殺してしまう」
というものだが、私には率直に言って、それぞれははたしてどういう
人間なのかしらん?というところまでは・・・・・・。--「聴くことは(何
かを)書くことだ」とは言うものの。
それほどオペラを観ているわけではないけれど、鵜山さんの演出は、
変に凝ったところや時代の読み替えもないので嬉しい。舞台も、異
常に簡素化されたものではなく、それぞれの場面にふさわしいもの
だ。
第1幕は、有名な前奏曲が終わると幕が上がる。明るめなすてきな
ステージ。兵隊たちの二部合唱-モラレス-ミカエラ-子供たち(上
手かった)-男声合唱ーカルメン「ハバネラ」に男性は・・・・・・-ホセ
とミカエラ二重唱-スニガがカルメンに尋問-カルメンはホセを誘惑
「セギディーリャ」。「ハバネラ」はやや暗めの音色で色っぽかった。
第2幕;カルメン「ジプシーの歌」-フラスキータとメルセデス-エスカ
ミーリョの登場「闘牛士の歌」(拍手)-ダンカイロ、レメンダート、カル
メンたちの五重唱-牢屋から出てきたホセとカルメンの二重唱-帰
営ラッパにホセの「花の歌」-上官スニガとホセ。
「闘牛士の歌」いきなり気合を入れて歌わなければいけないのが難し
いようだ。
第3幕;間奏曲ーカルメンと仲間のカード占い-「カードの歌」-ミカエ
ラのアリア(拍手大)-エスカミーリョとホセ-ミカエラとホセ-間奏曲
-エスカミーリョとカルメン二重唱ーフラスキータとメルセデスのカル
メンへの忠告-ホセとカルメン。
オペラも、映画のカットと同じように場面場面のつながりだ。
E.マクシモア(露)、M.ジョルダーノ(伊)、G.ブレッツ(ハンガリー--
漢字では「洪牙利」)は、いずれも30代後半から40代前半だろうか、
3人とも既にメトロポリタンにも登場し、脂が乗っている(--メトロポ
リタンはやはり最高峰かな)。
新国立劇場(オペラ)の世界的地位は、どれくらいのランキングかしら
ん?無論、ドイツと日本ではオペラのあり方が違うけれども。
ミカエラを歌った砂川涼子さんは前々から有名だ。聴くのはたしか初
めてだが、3人に劣らず、伸びのある、すばらしい歌唱だった。
いつものことながら新国立劇場の合唱団は声量、アンサンブルともに
すばらしい--全盛期といっても過言ではないかもしれない。カーテ
ンコールには合唱指揮の三澤(洋史)さんも登場。ブラボーを飛ばす。
<Cast>
カルメン;エレーナ・マクシモワ
ドン・ホセ;マッシモ・ジョルダーノ
エスミーリョ;ガボール・ブレッツ
ミカエラ;砂川涼子
スニガ;妻屋秀和
モラレス;星野淳
ダンカイロ;北川辰彦
レメンダード;村上公太
フラスキータ;日比野幸
メルセデス;金子美香
アンドレ;大久保憲
オレンジ売り;鈴木涼子
ボヘミアン;千葉裕一
合唱;新国立劇場合唱団
児童合唱;TOKYO FM少年合唱団
ダンサー新国立劇場バレエ団
管弦楽;東京交響楽団
指揮;イヴ・アベル
16:24 西日が当たる。
16:26
16:26
16:29 三丁目東公園 子どもは風の子
16:33 あざみ野二丁目 夕焼け
16:38 梅十輪?
16:42
16:46
17:11
17:15 吉祥寺行急行に飛び乗る。
17:24 明大前 本八幡行に飛び乗る。
17:32
17:34
17:36
17:56 こんなところに交番があった!?
17:57
17:58 今日は3公演
18:00
18:03 終演予定22:05 帰宅が遅くなりそう
18:08 3階席中央扉
18:10 座席より
19:32 休憩中 暗がり 赤ワイン
一緒になった今井田さんと談笑していたら、同じくワグネルOBの吉
住さんが「こんばんは」、「やあやあ」。
19:45
22:17 お開き
22:31 初台
22:53 渋谷
帰宅後は「疲れた、疲れた」と言ってすぐに寝た。
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私もオペラ『カルメン』を見てきましたので、詳しい鑑賞レポートを読ませていただき、『カルメン』の舞台の感動が甦って来ました。カルメンは魔性の女ではありますが、自由を尊重する生活スタイルに絶対の信念を持って生き、人生に決して妥協せず、自分を愛しているホセを捨てて逃げたりせず、危険を覚悟でホセと向き合うある種の誠実さともいえる魅力を感じました。
私はオペラ『カルメン』の舞台を観て、このオペラの音楽的な魅力を中心にレポートしてみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。
ブログ拝読しました。長文の力作ですね~。3時間以上かかったのでは。