12月19日(月)、上野西郷さんの銅像から御徒町方面に歩き、そこ
で見つけたドトールでひとり暇をつぶす。
その後、東京文化会館の都響定期演奏会(指揮;ヤクブ・フルシャ)
へ足を運ぶ。
ヤクブ・フルシャは、都響首席客演指揮者。チェコ・フィル常任客演指
揮者、バンベルク響首席指揮者。
フルシャの都響初登場は、平成20(2008)年、26歳。都響の首席客
演指揮者に就任したのは、平成22(2010)年だ。
私が、フルシャを聴くのは初めてだ。
<プログラム>
1.マルティヌー 交響曲第5番
2.ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 ホ短調
指揮;ヤクブ・フルシャ
コンサートマスター;四方恭子
以下、つたないながら、簡単なコメントを
1.マルティヌー 交響曲第5番(演奏時間;30分)
プログラムを参照させていただくと、マルティヌーは、1890年モラヴィ
アの生まれ。現在のチェコ共和国の作曲家だ。
フルシャは、国際マルティヌー協会の会長を務めている。
マルティヌーを知っている人は、かなりの「通」といえるかしらん。私は
通までは行かず、せいぜいワンだ(おもしろくないか?[笑])。
第5番が作曲されたのは1946年だから、ついこの間のことだ。
弦は16型。
第1楽章アダージョ~アレグロ A-B-A-B-A。
リズムのきいた曲。下手のピアノが印象的だ。
第2楽章ラルゲット
フルートソロ・・・・・・そして、コンミス四方さんのソロも現れる。
第3楽章レント~アレグロ 「ファーソ♭-ミ♭」(シードーラ)という、不
安な音型が印象的。ティンパニ、大太鼓、シンバルも登場。「予定
調和」とは程遠い音楽と演奏だった。
2.ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 ホ短調(57分)
こちらはスターリンの死後、1953年に発表された曲。ショスタコーヴィ
チの交響曲では第5番についでポピュラーといえるかしらん。たしか
カラヤンが振った唯一のショスタコーヴィチの交響曲ではなかったか
しらん。
第1楽章モデラート
弦の角にキレがある。メロディーのクラリネット、フルートがいい。直観
的に、これはスゴイ!という演奏だ。フルシャは、左手のキューを出さ
ない指揮ぶりだ。
第2楽章アレグロ
スネア・ドラムが強烈だ。フルシャは身体を壊すのではないかと心配さ
せるような没入型の指揮。終わったら、拍手をしそうになった。
第3楽章アレグレット
フルートとピッコロのアンサンブルがいい。ホルンの一節(一鳴き)もき
いている。
第4楽章アンダンテ~アレグロ
3楽章と4楽章の間に長めの間を取った。この楽章のパーカッションも
大活躍。
フルシャが私の席(2階L)から顔が見えるほど、大きく振り止めると、
客席からウォーという声が沸き起こった。
フルシャは、コンミスから始まり、ピッコロ、オーボエ、・・・・・・というよう
に次々と握手。最後は指揮台上で思いっきり90度のおじぎに客席は
大興奮。
前述どおり、私はフルシャを初めて聴いたが、大変いい指揮者だ。マ
ーラーの1番も聴いてみたかった。彼はまだ35歳である。
21:04お開き。
これが今年最後の演奏会になる・・・・・・かな。
今月のプログラム
16:32 ドトールを見つけた。
16:33
16:36
私の両隣は、二組の若いカップル。
右隣りは、付き合い始めて間もなくか、女性が盛んに男性に話しかけ
ている。左隣りは、二人とも無言でそれぞれスマホをいじったり、アニ
メを読んだり。無論、私がとやかく言うことではない。
18:14 鈴本演芸場
18:15
18:24
18:25
18:50
19:50 休憩中
19:52
21:07 終演後
21:13 銀座線上野駅
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