7月4日(木)、午後からたまプラーザの東京百貨店、自由が丘の叔母
さん。
夜は、サントリーホールの新日本フィル定期演奏会(ジェイド)--
<ブラームス合唱曲の夕べ>だ。
余談だが、40年ほど前、畑中先生が日唱とだったか「ブラームス合唱
の夕べ」を開いたことがあった。アンコールは「ブラームスの子守歌」
だった。
毎週木曜はOB練習の日だが、この日は練習がなかったため、OB合
唱団の Iさん、N1さん、N2さんと一緒になった(座席は別々)。
<プログラム>
1.「運命の歌」op.54
2.「哀悼の歌」op.82
--休憩--
3.「ドイツ・レクイエム」op.45
指揮;ベルトラン・ド・ビリー
Sop.;髙橋絵理
Bari.;与那城敬
合唱;栗友会合唱団
合唱指揮;栗山文昭
コンサートマスター;崔文洙
合唱の栗友会は、「栗山文昭を音楽監督兼指揮者とする混声4団体、女
声6団体、男声2団体で構成」されている。新日本フィルに共演してい
る。
この日は、概算で、女性が75人、男性が60人、計135人といったとこ
ろ。
1.「運命の歌」op.54
「運命の歌」は、ピアノ伴奏男声版ではあるが、歌ったことがあり、
いささか知っていると言えるだろう。
ヘルダーリンの詩は、前半が平安な天上世界(2段落)で変ホ長調、
後半が苦悩する人間世界(1段落)ハ短調からなる。ブラームスは、
合唱の後、後奏で「救済」の音楽(ハ長調)を書いた。
指揮のビリーはパリの生まれ、長身だ。180cmはあるだろう。
弦楽は14型(14-12-8-10-6)。
新日本フィルの音(色)の変化がまことにすばらしかった。川瀬さん
のティンパニが効いている。
注目の合唱は、とくにソプラノがいいが、ピッチも安定し、無理がな
い。しかし、この合唱団に「いつも」感じるが、ドイツ語の子音が聴
こえない部分がある(例えば、「wandelt」の「lt」とか。)。会場
(いつもはすみだトリフォニーで聴く。)のせいでもないようだ。大
合唱になればなるほど、fはfなりに、pはpなりに、母音に合わせ、
子音を立ててほしいのだが。でないと言葉(歌詩)が分からない。
それはそれとして、後半の方がよかったかしらん。演奏はザッハリッ
ヒの部類。
2.「哀悼の歌」op.82
シラーが書いたギリシャ神話3つの詩。--ブラームスは、友人の画
家フォイエルバッハを追悼して作曲した。
「哀悼の歌」を原曲(混声合唱)で聴くのは初めてかしらん。混声と
管弦楽で聴くと曲のすばらしさ、おもしろさを堪能できる。ブラーム
スの合唱曲はすばらしい。この曲が好きになった。
フルート(荒川さん)、オーボエ(金子さん)が見事!合唱の「声」
もすばらしい。
ビリーはカーテンコールでオーボエの金子さんを立たせた(金子さん
は「エキストラ」となっていたが、最近、新日本フィルを退団された
のかしらん)。
--休憩--
3.「ドイツ・レクイエム」op.45
今年は「ドイツ・レクイエム」初演(1869年、ブラームス36歳)か
ら「150年」。カラヤンが好きだった曲である。
「ドイツ・レクイエム」は7曲からなり、対称的な作りだ。
ビリーは膝を使わない、オーソドックスな指揮。気持ち速いテンポだ。
自然なデュナミーク。ここでもオーボエが好調だ。
合唱は、発声、音程、音色、カンタービレともいい。与那城さんも
「芯」のあるバリトン。
第4曲はまことに感動的。ビリーはアインザッツをグーからパーで示
す。
第5曲、ハープの横に座っていた黒ドレスのSop.髙橋さんが立つ。リ
リックでない声だ。第6曲の合唱は、個人的感想として、もう少し熱く
してもよかったかしらん。
最後のカーテンコールでは、ソリスト二人のそろい踏み。ビリーと崔
さんのハグ。栗山さんの登場等会場は盛り上がった。
とまれこれだけブラームスの合唱が聴ける機会もそうそうないだろう。
7月7日(日)までに鎌倉文学館(三島由紀夫『豊饒の海』のススメ)
に行きたいが・・・・・・(→こちら)。
9:33
9:33
14:08 Kabosの跡は解体中
14:08 あざみ野
14:23 たまプラーザ
14:26 東急百貨店で買い物
14:54 まもなく七夕だ。
14:56 某政党の参議院選挙演説
15:01 たまプラーザ
15:26 自由が丘
15:26 自由が丘
17:09
17:48 六本木一丁目下車
17:49
17:52
17:57 カラヤン広場
17:58
17:59
18:06
18:14
18:18
18:26 プログラムを予習
19:35 Iさんと紅白(ワイン)で休憩中
21:08 お開き
21:26 溜池山王より
21:40 表参道からあざみ野へ
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