3月21日(月・祝)、川口リリア音楽ホールで開かれた「堀俊輔
のモーツァルトの森」を聴く。
開演は、午後2時だと思い込んで出かけたが、3時開演だった。
久しぶりにコーヒーを飲みながら、たっぷり読書をする。
新型コロナの流行のため、川口リリアにおける堀さんの演奏会は
3年ぶりということになるのかしらん。待ちかねたファンが大勢
詰めかけていた。
今回は「まん延防止重点措置」の最後の日となったが、ともかく
開催できてめでたしめでたしだ。
私のお隣は元サラリーマン風の男性お二人。お一人は多少クラシ
ックにお詳しいようだ。
「僕、途中で寝てしまうかもしれませんから」
「どうぞどうぞ、モーツァルトは気持ちよくなりますからネ。イ
ビキをかいたら、(はた迷惑だから)起こしてあげますよ」
などと話の花が咲いていたのだが・・・・・・。
<プログラム>
1.W.A.モーツァルト ディヴェルティメント ニ長調 K.136
2.W.A.モーツァルト ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
--休憩--
3.L.v.ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 op.68 「田園」
指揮:堀 俊輔
ピアノ:山元香那子
管弦楽:東京交響楽団モーツァルト・オーケストラ
以下、いつもながらまことにつたない「寸評」を・・・・・・
1.W.A.モーツァルト ディヴェルティメント ニ長調 K.136
K.136はモーツァルトが弱冠16歳で作曲したディヴェルトメント
(嬉遊曲)だ。本来は弦楽四重奏だが、小規模の弦楽五部で演奏
されることも多く、この日は8型(8-6-3-4-2)だった。
急-緩-急の3楽章制。
曲の出だしの、思ったより大きな弦の響きに驚かされる。インテ
ンポの音楽に、指揮は最小限。終楽章のプレストでは中腰で没入
型の指揮ぶりとなる。
ちなみにTiming概算は第1楽章:4分、第2楽章:4分35秒、第3楽
章:2分30秒。
ピアノが上手から中央へ移動される。
2.W.A.モーツァルト ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
独奏ピアノに、弦楽五部、フルート、クラリネット2、ファゴッ
ト2、ホルン2という構成だ。
山元さんは薄いブルー系統のドレスで登場。堀さんは白い指揮棒。
右手の指揮棒でテンポ中心の指揮。左手人差し指から小指まで4
本は開かないのが大変好ましい。
第2楽章はピアノから始まる「悲しみのメロディー」。フルート
とクラリネットが続く。会場が静まり返る(*)。数秒の間で第
3楽章へ。アレグロ・アッサイで、ピアノも絶好調。オケのアン
サンブルもよろしく、前へ前へと進んで行く、すばらしい演奏だ
った。
Timingは、第1楽章:11分40秒、第2楽章:6分45秒、第3楽章:8
分30秒。
(*)不愉快な余談だが、第2楽章で、前述の元サラリーマン風の男性が、音楽
に没入のあまり(?)、持っているバッグをピアノを叩くようにコツンコツ
ンとかなりの音を立てて叩く。
1,2分は我慢していたが、どうしても我慢できなくなり、コツンコツンとバ
ッグを叩いている所に、私の右手をガバッと出して静止させた。
すると、その男性は、私にマスク越しに小声で
「何ですか?」
私も小声でやり合う。
「ウルサイデスッ」
「音がしますか?」(まったく無意識?)
「(コツンコツン) シテイマス。(小声の語気鋭く)ヤメテクダサイッ!」
「・・・・・・」
その男性はバッグを下において、今度は右手で指揮をし始めた(オテアゲだ)。
--休憩--
この日一緒だったI井田さん(座席は別々)にかくかくしかじか。
休憩を利用して、I-2から空席のH-1(前列出口近く)へ移動す
る。と、I井田さんが
「私は終わったらすぐ出ますから、替わりましょう」
とJ-7と替わってくれた(感謝!)。
3.L.v.ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 op.68 「田園」
堀さんは暗譜の指揮。
(1)テンポがこれしかないだろうという、アインザッツの見事な出
だし。一体となったじわじわクレッシェンドがすばらしい。堀さ
んは時々フムフムとうなずく。弦楽アンサンブルが見事だ。
席が替わったお隣の女性は気持ちよさそうにスヤスヤ。こちらに
もたれかかりそうになる。ムカッ(笑)。(11分55秒)
(2)変な思い入れのない音楽。テンポ中心に大きく振る指揮。ファ
ゴットの音色がすばらしい。ベートーヴェンは天才だ。
突然、「平和でなければ、音楽は楽しめないものだ」という想い
が込み上げ、ジ~ンとなる。(11分35秒)
(3)Allegro。堀さんの右手はテンポ、左手は原則どおりクレッシェ
ンド、dim.に対応して動く。(5分15秒)
(4)Allegroの「嵐」。突然思い切って、管を大きく鳴らす。ティン
パニのドロドロも効いている。お隣の女性も目を覚ます。
(3分55秒)
(5)チェロが大奮闘。第1ヴァイオリンの主題も見事だ。堀さんは右
手、左手を駆使して、fとp、cresc.、dim.、rit.と全力の指揮。
(音楽は結局fとp?)
codaでは一瞬のスキもなく、我に返ると終わっていた。
(9分25秒)
「田園」は popular だが、生演奏はそうそう聴く機会がない。
はたしてliveの「田園」はすばらしかった。
最後はモーツァルト風の白いかつら(客席からわあ~っという歓
声が上がった。)をかぶって、モーツァルトの弦楽アンサンブル。
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」をさっと演奏。
今回は3ステージとも長調の曲。
新型コロナもなかなか収まらないが、「田園」の終楽章のように
「嵐の後の、喜ばしい感謝の気持ち」でいっぱいになった。
ポスター
プログラム
11:45 あざみ野駅前
11:48 あざみ野
12:16 渋谷
12:20 ハチ公前
12:27 埼京線へ
12:47 赤羽
12:52
12:57
13:02
13:03 1時間早すぎたので、リトルマーメイドへ
13:07
13:08 岡義武の名著『近衛文麿』を読む。
13:09
13:26
14:14
14:15
14:15
14:16 これは別のコンサート?
14:20
14:22
14:23
14:24
14:25
14:37
14:43
14:43
14:58 開演2分前にほぼ満員
15:50 休憩時間 ドリンクコーナーはお休み
17:01 お開き 分散退場へ
17:03 今回はサイン会はなし
17:04
17:05
17:07
17:07 川口駅改札口
17:10 川口(京浜東北線)
17:15
17:20 ここで乗り間違えると上野に行ってしまうので慎重に!
17:23 逗子行を待つ。
17:29
17:38
17:54 渋谷着
17:56 ハチ公前は大にぎわい
18:01 渋谷
18:25
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