小泉信三全集 叔母さんの面会（7/6）

これも以前書いたことだが、学生時代、日吉や三田の図書館にこ
もって、小泉信三全集を読んだ。

大学卒業後、いくつかは手元に置いておきたくて、ポツリポツリ
と古書を買い集めた。そして、全26巻の内、8巻を所蔵している。

久しぶりにいくつかを手に取った。



『ペンは剣よりも強し』の序より
ペンを執るものは－－あるいはペンを執るものも－－とかく批評
されるよりも、他を批評することを好む。私自身もそうであろう。
けれども、ペンの妄用の害は、剣の妄用の害に劣らない。
［そんなことを考えてこの書題を選ぶことにした。］


「秩序ある進歩」－－小泉信三全集第17巻
今日に吾々に与えられた課題は、今日につづくよりよき明日を築
くにある。そうして、それを取り戻すことの出来ない人間の生命
と人格とを犠牲にすることの最も少ない方法で果たすことにあり
ます。
別の言葉でいえば、それは「秩序ある進歩」を願うということで
あります。


小泉信三は常に「正論」を言ったが、一方で、押しつけがましい
言い方でなかった点は氏の「人柄」だったのではないかしらん。

「感情」を抑えた筆致は見習いたいが、マネできない？


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7月6日（木）11時、家内とともに老健施設に、オロナインと夏
物の衣類を持って、叔母さんの面会に行く。
衣類は自由が丘から10着ほど持って行ったが、結局5、6着を選
んでもらった。

叔母さんの部屋まで早く上がれるようになるといいのだけれど。

叔母さんはご飯をお粥にしてもらっており、
「その柔らかさがちょうどいいの」
と喜んでいる。

足のむくみもすっかり消えてしまった。



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