人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

『クローズアップ藝大』  父の日

2021-06-23 05:00:00 | 読書

国谷裕子+東京藝術大学『クローズアップ藝大』(河出新書/
2021/5/30刊)を読む。

言うまでもなく、「クローズアップ現代」をもじったタイトルだ。

藝大の12人の教授、准教授に、国谷裕子さんがインタビューした
ものである。

音楽学部では、順に菅英三子(声楽)、江口玲(ピアノ)、高木
綾子(フルート)各先生が登場する。

やはり専門家のお話は興味深い。
○菅英三子
・京都市立芸術大学卒業。佐々木成子氏に師事。
・佐々木先生は、シューベルト『野ばら』の最初の八分音符4つ
 を、それぞれ30分かけて説明する先生だった。

○江口玲(あきら)
・藝大付属高から藝大作曲科へ。その後、ジュリアード音楽院ピ
 アノ科大学院修士課程へ。

・ジュリアード音楽院には、大変豊かな感性でショパンの「ノク
 ターン」を弾くが、ちょっと難しいことをやるとガタガタにな
 る学生がいる。藝大では絶対にいない。

○高木綾子
・藝大3年でCDデビュー(録音)。先生に相談すると、「断った
 ら、ずっとCDは出せないだろう」とお許しを得る(それだけ
 優秀だった?)。「なんであの人が?」という噂が聞こえてく
 るので、4年でコンクールに挑戦、優勝。


やはり、すべてプロのレベルは、「趣味の世界」とは段違いだ。



国谷裕子+東京藝術大学『クローズアップ藝大』(河出新書)

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6月20日(日)、父の日。
私が小学生の頃、「母の日」はあっても「父の日」はなかった。

今は、「誕生日」に「父の日」、「敬老の日」といただくばかり
で恐縮だ。感謝!





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