人生ブンダバー

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吉村武彦『古代天皇の誕生』--天皇はどこからきたのか?

2020-08-08 05:00:00 | 読書

私は、戦前の昭和史に関する本を読むことが多い。
日本の古代史については、ウトイほうだ。

しかるに、時々、小学生用の社会(歴史)の教科書を読む。
これが大きくまとまっていて、分かりやすい(あらためて復習?小
学生並みの頭?)。

手元にある小学6年用社会の教科書(光村図書)では、「くにの成
り立ち」は・・・・・・
 4世紀から5世紀にかけて、大和地方(奈良県)の豪族や王たちが連合して、
 より大きなくにをつくっていきました。このくにの政府を大和朝廷(大和政
 権)といい、大王(おおきみ。のちの天皇)とよばれる人物が政治の中心に
 いました。

 大和朝廷は、5世紀の末頃までに、九州から関東地方にかけて、それぞれの地
 域の豪族や王たちを従えていきました。

と書かれている。

日本の「4世紀~5世紀」の大きな動きについては、これで十分理
解できる。


これをさらに詳細に記述したのが、吉村武彦『古代天皇の誕生』
(角川ソフィア文庫。単行本初版1998/7)だ。
本書は、多面的考察で、バランスがとれていてすばらしいし、お
もしろい。


ちなみに「天皇」号が初めて使用されたのは、7世紀、天武朝はほ
ぼ間違いなく、天智(中大兄皇子)朝にさかのぼる可能性もある
ようだ。



『社会 6』(光村図書。平成31年2月発行)


吉村武彦『古代天皇の誕生』(角川ソフィア文庫。令和元年6月)

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7月の横浜は曇りや雨だったが、8月に入って晴れの日が続いてい
る。
最高気温も30℃超えが続き、とうとう昨7日(金)は、最高33.6℃
と今年最高となった(横浜について)。
一方、新規感染者数も全国で1590人超と過去最高。
どちらの「最高」も嬉しくない?

〇今年のお盆帰省は自粛傾向。日本人の行動パターンからして?


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (関学OBのMより)
2020-08-08 19:12:24
神武東征から、今は実在と系譜が明らかと言われる第26代「継体天皇」に興味があります。摂津に足跡もあり「磐井の乱」にも関連がある大王です。年金生活に入り、いろいろな時代の「日本」の歴史に興味津々です(笑)
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Unknown (katsura1125)
2020-08-08 20:44:36
関学OBのMさま、早速のコメント有難うございます。明日のテーマにもコメントをよろしくお願いします(笑)。
返信する

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