ざっくり言えば、明治生まれは、私の祖父母の時代だ。小泉信三(→
こちら)、西條八十、石橋湛山--すべて明治生まれだ。
(令和生まれからすれば、「昭和生まれ」の私が祖父母?)
この三人を生まれ順に並べるのはまったく難しい。
正解は、石橋湛山(明治17、1884年生まれ)、小泉信三(明治21、
1888)、西條八十(明治25、1892)だ。
ちなみに東条英機は、石橋湛山と同じ、明治17(1884)年生まれ。
最近になって、新刊ではないが、石橋湛山と西條八十を扱った本を買っ
た。当然ながら、二人は同時代を生きた。
1.半藤一利『戦う石橋湛山』(ちくま文庫)
石橋湛山は、戦後、総理大臣になった時に体調を壊し、あっさり辞任
した(その後任が岸信介である)。戦前は、旧平価での金本位制に反
対したこともさることながら、小日本主義の論陣(満洲を放棄せよ)
を張った(後者は近年に知った)。
本書は、石橋湛山の伝記ではなく、石橋湛山を通して、その時代を描
いている。
余談だが、私の祖母は、石橋湛山の妻うめと福島高女時代の友人だっ
た。
2.筒井清忠『西條八十』(中公文庫)
こちらは、私とほぼ同世代の筒井先生が書いた西條八十の本格的評伝
だ。
昨年は「童謡100年」だったが、これは大正7(1918)年『赤い鳥』
に掲載された西條八十の詩「かなりや」が始まりだ。
「第10章 太平洋戦争と西條八十」がまことに興味深い。この章だけ
でも読む価値ありと言ってもいいのかもしれない。
本書は、読売文学賞、山本七平賞特別賞、日本児童文学学会特別賞を
受賞している。amazonで購入。
半藤一利『戦う石橋湛山』(ちくま文庫)
筒井清忠『西條八十』(中公文庫)
明日も「読書」関連。
最新の画像[もっと見る]
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
- 11/28 京都紀行(16) 最後に高台寺(ねねの寺)へ 17時間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます