人生ブンダバー

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3/21 テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ第10回定期演奏会

2015-03-22 12:00:00 | 音楽

3月21日(土)、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ第10回
定演が「クララを愛した二人の作曲家」と題して、新百合ヶ丘の昭和
音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワで開催された。


<プログラム>
1.R.シューマン 交響曲第1番 変ロ長調 Op.38 「春」
2.J.ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 Op.68
指揮;田中和良
ゲストコンサートマスター;小森谷巧

プログラムのプロフィール・・・・・・
指揮者の田中和良氏は1958年生まれ。指揮を山田一雄、渡邉暁雄両氏に、
ピアノを松浦豊明氏に師事。
東京芸大指揮科在学中の1979年民音コンクール指揮者部門第一位。
1980年、芸大卒業後、ベルリン芸術大学に留学、H.M.ラーベンシュタイン
氏に師事。1982年、BBC主催ルパート指揮者コンクール特別賞を受賞。
ベルリン放送交響楽団を指揮してデビュー。以後、1986年までベルリンを
拠点に活躍。1987~89年関西フィル客演指揮者。1990~94広島交響楽団
音楽監督・常任指揮者。
などとあったが、氏の指揮を聴くのは初めてではないかしらん。

シューマン(--ここではむろんロベルトだが)が生まれたのは1810年。
マーラーの生まれる50年前である。

ロマン派の交響曲作家を大雑把にいえば、ウィーン古典派の終わりの
ベートーヴェン(1770年生)から始まったとして、
シューベルト(1790年生)、
メンデルスゾーン(1809年生)、
R.シューマン(1810年生)、
ワーグナー(1813年生)(--ワーグナーはオペラだが)、
ブルックナー(1824年生)、
ブラームス(1833年生)、
チャイコフスキー(1840年生)、
ドボルザーク(1841年生)(--厳密には国民楽派といっている)、
マーラー(1860年生)・・・・・・となる。

交響曲も先人の影響を受けつつ、徐々に変化、発展してきた。


以下、記憶(記録?)のためにつたないながら寸評を

1.R.シューマン 交響曲第1番 変ロ長調 Op.38 「春」
 ホールは1400席弱のキャパシティーだが、この日の入場者数は1000
 人に満たないかしらん。いつもいい演奏なので、もう少し宣伝しても
 いいかしらん。

 フォーメーションは、両ステージともヴァイオリンの対抗配置。
 下手側から1st11、コントラバス5、チェロ6、ヴィオラ8、2nd11、
 トランペット2、トロンボーン3は上手側、その後ろにティンパニという
 並びだ。

 対向配置は伝統的な並び方で、1stと2ndの掛け合いが楽しめる。

 定刻2分過ぎ、14:02にオケが入場。全員が登場し終わるまで立って
 待つ。最後にやや小柄な小森谷氏が登場、お辞儀をして全員が座った。

 時節柄(?)、シューマンの1番「春」を聴くのは初めてではないにしても
 久しぶりではないかしらん。シューマンの交響曲はオーケストレーションに
 やや難があり(というのは原典版は響きが重く鳴りにくいといわれている)、
 多少改編されて演奏されることが多いようだ。
 マーラーなどが改編したものはマーラー版などと呼ばれている。もっとも
 原典版こそシューマンの描いた響きだという考え方もあるらしい。

 私は何版を判断できるほど詳しくないが、それはともかくとして、田中氏の
 指揮ぶりは地味ながら大変きびきびしてよかった。

 シューマンの交響曲のCDはほとんど持っていないが、全集を買いたくな
 った。

2.J.ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 Op.68
 ブラ1は好きな曲だ。CDを何枚も持っている。先日も生(ライヴ)を聴いた
 ばかりだ。どんな演奏を聴かせてくれるだろうとワクワク。

 田中氏の指揮ぶりはシューマン同様、テンポ主体の右手の指揮。
 (余談だが、ベームにしてもカラヤンにしても、DVD等をよく見ると左手で
 キューを出すようなことはしていない。キューを出す方が演奏する側は
 分かりやすそうだが、一方でプロは出されなくても分かっているという意見
 もあるのかな)。

 まことに地味な指揮ぶりながら、出てくる音楽はオーソドックスでよかった。
 シャルル・ミュンシュ型の熱演もすばらしい(--若い頃の私の頭にはそれ
 しかなかったが。)が、田中氏のようなものも真のブラームスらしくていい
 ものだ。第4楽章もテンポもよく、鳴るべき音が鳴っていた。オーケストラは
 若々しい音を響かせ、木管やホルン、トロンボーンも大健闘だった。


田中さんは(脇役ようなお顔で)、会場の拍手の中、まず小森谷さんを立た
せ、木管グループ、ホルン、トランペット、トロンボーン、ティンパニと立たせ
ていった。







春のアジサイ


ヤマボウシ並木


ジンチョウゲ


ベニバスモモの花






新百合ヶ丘駅行バス














麻生スポーツセンター前下車


昭和音楽大学


下八川さんの像
















開演前のステージ


休憩中


オレンジ・ジュース 250円 まことにリーズナブル


休憩中のロビー


終演後


桜の木がある。


新百合ヶ丘駅


OdakyuOX


4F有隣堂


スターバックス


9番乗り場


7番乗り場 長蛇の列


7番乗り場にバスが来た。


下車したバス

桜 まだまだ


ケヤキ



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