人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

陸上日本選手権

2008-06-28 07:36:14 | Weblog
中学生になった時、身長は144cmしかなかったが、足が速かったので陸上競技部
に入った。当時は陸上競技の参考書もほとんどなかったが、旺文社から出ていた織
田幹雄『陸上競技』をよく読んだ。織田幹雄は昭和3(1928)年アムステルダム・
オリンピックの三段跳びで優勝、日本人初の金メダリストとなった名選手である。
この本は、フォームの写真がたくさん載っているところがよかった。

地区大会の新人戦リレーでは3位入賞し、高学年では主将になったが、今から考え
るとあまり練習はしなかった。今でも陸上競技は好きである。格闘技のように判定
勝負ではなく、勝ち負けがハッキリするところがいい。


昨日(6月27日)、テレビで陸上日本選手権第2日を観た。大変見応えがあった。中
でも女子1万mは歴史に残る大レースとなった。福士、渋井、赤羽(あかば)の3選
手が30分以上にわたってデッドヒートを繰り広げたのである。

残り5周、早めに福士がロングスパートをかけようとしたが、赤羽、渋井もすぐに
追いつく。残り400m、あと1周を切ったところで身体二つ分赤羽がリード、このま
ま逃げ切るかと思われたが、ラスト50mで渋井が逆転、最後は0.27秒差で渋井が優
勝となった。この3選手はいずれもA標準記録を突破していたので自動的に渋井のオ
リンピック初出場が決まった。ゴール後、渋井と赤羽が抱き合っていた。陸上競
技、ブンダバー!である。
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