先日も日本女子大学合唱団の定期演奏会を「取材」したが、11月
下旬から12月にかけては多くの大学合唱団の定期演奏会の時期だ。
12月3日(土)、早稲田大学女声合唱団第4階定期演奏会を聴く
(13時30分開演。於横浜みなとみらいホール小)。
--5月15日に開催された早慶女声ジョイントコンサートがよか
ったから。
「人口統計」ならぬ部員数内訳をプログラムから集計すると次の
ような表になる(2年生が約60%を占める)。
計 | 4年 | 3年 | 2年 | 1年 | 他 | |
Sop. | 12 | 1 | 1 | 8 | 2 | |
Mez. | 8 | 0 | 2 | 6 | 0 | |
Alt. | 12 | 2 | 2 | 5 | 2 | 1 |
Total | 32 | 3 | 5 | 19 | 4 | 1 |
(注)上記のうち他大学生は10人。上記「他」は研究生。
<プログラム>
1.信長重富アカペラコーラスセレクションより
指揮:仲沼味沙(学生)
2.三善晃作曲『三つの抒情』
指揮:山脇卓也 ピアノ:松元博志
3.メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲 変ホ長調op.20
弦楽合奏団 ViVE Sprout
4.Missa brevis in D K.194
指揮:山脇卓也 弦楽合奏団 ViVE Sprout
*ボイストレーナー:小林音葉
以下、いつもながらつたない「寸評」を・・・・・・
影アナ:「演奏に先立ちまして、校歌斉唱(?)を行います」。
音採り後、仲沼さんの指揮で何人かしか入れず、やり直しの「愛
嬌」。
「すみません。もう一回(やり直します)」(仲沼さん)
オンステは30人強。譜面持ち4人。
1.信長重富アカペラコーラスセレクションより
指揮:仲沼味沙(学生)
オンステは30人(?)。原則、譜面持ち(2人は譜面なし)。
アカペラだが、大きな破綻はなく、声もよく出て、伸び伸びと歌
っていた。しり上がりに調子が出て、4曲目「ヒスイ」はとくに
よかった。(概算演奏時間:11分)
2.三善晃作曲『三つの抒情』
指揮:山脇卓也 ピアノ:松元博志
早慶ジョイントの時はオンステは23人だったが、今回は31人に増
える(約半数が譜面持ち)。
早慶ジョイントでも聴いたが、やはり山脇さんの指揮(というか
演奏)は、松元さんのピアノにも支えられ、すばらしい。パート
の音色もそろい、語感も生き生き、表情の変化もある。
演奏としてはフィッシャー=ディースカウではないが、やや wet
な部類かしらん。(同12分30秒)
--休憩--
3.メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲 変ホ長調op.20
弦楽合奏団 ViVE Sprout
ViVE Sproutは2018年結成の若々しい合奏団だ。男性5人、女性3
人、計8人。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによるアンサンブ
ルだ。この曲はいい。(指揮者はむろんいないが)それぞれが
「自発性」に富んだ演奏だ。(同14分)
私はNBC交響楽団の当「スケルツォ」を好んでいるが。
4.Missa brevis in D K.194
指揮:山脇卓也 弦楽合奏団 ViVE Sprout
オンステは30人。黒のドレス。譜面持ちのステージ。コントラバ
ス1丁が入る。
Missa brevis in D K.194の女声合唱編曲版だ。ゾリもある曲でい
ささかチャレンジングな選曲ではと思ったが、それも杞憂に終わ
り、attaccaで繋げ、ヴィヴラートも少なめに、そして伸び伸びと
歌い上げた。
テンポ感もおさまる所におさまって、すばらしい。各ソリストが
堂々と歌っていた。(同19分30秒)
大きな拍手の中、山脇さんがマイクを握る。合唱には3人が合流。
「本日はご来場有難うございます。すばらしい名手を迎え、実質
3回目の定期演奏会に、このような多くのお客さまがご来場いた
だき、有難うございました。最後に信長重富作・編曲『リフレイ
ン』という曲を弦楽(+ピアノ)伴奏版でお送りします」
「繰り返し」という歌詩が文字どおり繰り返される曲。コントラ
バスが効いている。合唱も気持ちが入った、伸び伸びとした演奏
に惹きつけられた。
最後は全員のおじぎでお開き。全員が退場するまで温かい拍手が
続いていた。今後も楽しみだ。
<最後に ちょっとひと言二言(辛口?)アドヴァイス>
・意図的かどうか分からないが、プログラムに「開催年月日、場所」がどこにも
書かれていないのが不思議。やはり今後は記載した方がいいだろう。
・後半のステージの演奏中に、撮影の許されたカメラマン(学生?)が時々ウロ
チョロと動く(中央通路を横に1、2m動いたり、左側の通路を上下に動いたり。)
のは、音楽会としてはまことに「非常識」だ。改善した方がいいのでは。
プログラム(表紙) 絵:右田真優さん
11:37
11:50 あざみ野駅前
11:52 地下鉄へ
11:53
12:28 桜木町下車
12:30
12:32
12:33
12:34
12:34
12:36
12:37
12:38
12:39
12:40
12:41
12:42
12:43
12:44
12:46
12:47 「小ホールはこちらにお並びください」
12:54 あちらは大ホール
12:55 小ホールに長蛇の列
13:08 5階
「当日券はこちらです」(二人の男子学生が担当)
「1枚お願いします」
というと、一人がもう一人に
「いくら?いくら?」
「・・・・・・千円」
私はむろんHPで知っていた(笑)。
13:08
13:10
13:11 私は(たしか)小ホールは初めてだ。
13:13 CD販売中
13:14
13:22 結構入っていた。
14:14 休憩
14:19
14:20
14:21 お客さまも学生が多い?
14:22
14:24 これより第3ステージ
15:31
15:33 5階エレベーター
15:34 おもしろそうだけど
15:35
15:37
15:38
15:40
15:44
15:47 「あかいくつ」
15:47
15:49
15:51
15:52
16:02
16:33 あざみ野に戻る。
16:35
16:40 夕暮れ迫る。
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FIFAワールドカップ
日本対クロアチア戦の試合終了後、スタンドに向かって最敬礼す
る森保監督の姿があった。素晴らしい。
スペインがモロッコに0対0で負けた!!
ポルトガルは「ぼろ勝ち」。相当強い!
なるほど、そう言われてみればそうですね(笑)。
合唱団同士の交流もあるでしょうから、それぞれに「いい所」を取り入れていくでしょう。
何十年も前の大昔のことですが、木下保先生が発展しつつあった聖心グリーに、「マネージングについても、ワグネル男声から教わるように」とアドバイスされたやに伝わっています。
曲の解説と歌詞ですが、フツーは左ページに解説、右ページに歌詞(左右逆でもいいけど)一つの曲目について左右で一覧出来る様に構成されてますが今回のプログラムはページめくらないと一つの演目の解説、歌詞が見てとれない。つまらないことですが以外と見づらいかなと。参考意見まで。来年もゆきます。