人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

読みたい本リスト 大熊ゼミ同期会 サクラサク

2011-04-11 05:00:00 | 読書

4月4日(月) 東急田園都市線は、電力需要がゆるんだせいか朝は節電ダイ
ヤが解除され、元へ戻った。これで4時40分起床ともお別れだ。

4月5日(火) 朝礼の日。背広にネクタイで出勤。背広を着るのは年に数回で
ある。--ほとんど一年中カジュアルで出勤。

4月7日(木) 午後11時32分ごろ宮城県北部と中部で震度6強の地震があっ
た。東日本大震災の余震らしい?仙台の友人によればせっかく整理した台所
がメチャクチャになったという。横浜でもかなり揺れ、震度3を記録した。

4月8日(金) 産経新聞に話題の本として吉村昭『三陸海岸大津波』(文春文
庫、460円)が紹介されていた。明治29年、昭和8年、昭和35年の3度にわた
って東北の沿岸部を襲った大津波についての吉村記録文学である。平成16
年に文庫化されてから4万9千部が発行されたが、この大震災で注文が殺到
し、4月1日5万部を重版したそうだ。
私も3月中旬から主だった書店を探したが見つからず、3月20日Amazonで
注文した。そろそろ自宅へ届くというメールが(Amazonから)あった。「天災
は忘れた頃にやってくる」と言ったのは寺田寅彦だったかしらん。昭和35年
チリ津波から50年が経過している。

4月9日(土) NHK TVの「週刊ニュース深読み」(--この番組はなかなか
おもしろい。)で大震災被災者をどう支えるか話し合っていた。3日(日)に孫
正義ソフトバンク社長(53)が個人で100億円の(東北大震災の)義援・支援
金を出すと発表したニュースには驚いた。(安田善次郎を思い出した。)が、
一個人にできることには限界がある。何かしたいとは思うものの、現地に行く
わけにもいかず、何がしかの義援金と節電協力くらいかしらん。(車はないか
らガソリンは使わない。)多くの人が似たような思いを持っているのでは。

同月同日 大熊ゼミS50年卒の同期会があった。この10年お酒の席は控え
ていたので、ゼミの同期ともまったく久しぶりである。場所は、誰にも分かり
やすい三田(ミタ。兵庫県にあるのはサンダ(市))の居酒屋「ふうりん」さん。
区立三田図書館前である。お店に入る前は同期の顔と名前が一致するだろ
うか?不安を抱いていたが、ひとたび会えばそれも氷解。それぞれの声、話
し方、笑い方、ツッコミ方、<すべて>が36年前と同じで元気だった。


居酒屋「ふうりん」 
港区芝5-30-3 電話03-3453-9049

4月10日(日) Amazonから吉村昭『三陸海岸大津波』(文春文庫)が届い
た。

    *    *    *    *    *

現在の「読みたい本」をリスト化した。書店をうろうろ、実際に手にとって書き出
したものばかりである。リスト化は、衝動買いしてツンドク状態にならないよう
にする生活の知恵。とはいえ実際に読むかはまた別である。

1.ルース・ベネディクト『菊と刀』(光文社古典新訳文庫)
 学生時代、社会思想社の現代教養文庫版で読んだがあまりグッと来なかっ
た。大震災をきっかけに「日本人とは何か」についてあらためて考えている。
「いま、息をしている言葉で」という光文社古典新訳文庫で読んでみたい。

2.『イザベラ・バードの日本紀行』(講談社学術文庫)
 明治11年に英国人女性が行った東北北海道旅行の記録である。「当時の
日本と日本人」への興味。アングロサクソン(人)は何でも記録に残しておく。

3.大石慎三郎『江戸時代』(中公新書)
 学生時代に読んだ記憶があるが、60歳を機にあらためて読んでみたい。
考えることが違っているだろう。以前読んだ、大石著『田沼意次の時代』は
<本当に>おもしろかった。

4.H.シュネー『<満州国>見聞記』(講談社学術文庫)
 昭和7年リットン調査団の一員として満洲、中国、日本を回った著者が記録
した戦乱前夜の東アジアの姿である。

5.半藤一利『昭和史』(平凡社ライブラリー)
 以前拝借しておもしろかった(本ブログに報告済み)が、戦前篇をもう一度読
みたくなった。 

6.A.J.P.テイラー『第二次世界大戦の起源』(講談社学術文庫)
 著者は英国の歴史家。第二次世界大戦はヒトラーだけが悪かったわけでは
ない、さもありなんという本のようだ。原書の発刊は1961年というから新しい
本ではない。

7.岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)
 自分はどんな音楽の聴き方をしているのか?について自覚的になってみよ
うというのが、本書の狙いだそうだ。おもしろいかな~?著者は今年50歳、京
大の准教授である。

8.伊東乾『指揮者の仕事術』(光文社新書)
 指揮者はいてもいなくても同じではないか?というのが一般の人々の思うこ
とだが、指揮者によって再現される音楽はガラッと違ってくる。本書にははたし
て何が書かれているのだろう。

9.奥波一秀『フルトヴェングラー』(筑摩選書)
 本書の紹介によれば、「フルトヴェングラーの生涯の軌跡がわれわれに突
きつける問題とは何か。本書は、ヴァイマル期からナチ期、そして戦後におけ
る音楽家の振る舞いと内面を同時代人たちとの関係を通して再検討した渾
身の作品である。政治に対する倫理のありようを見定め、さらには、その音楽
思想がいまなお投げかけてくるものを考察する」とある。問題意識としては古
くて新しいといえるかしらん。

10.伊藤礼『こぐこぐ自転車』(平凡社ライブラリー)
 著者は、私の大好きな伊藤整の次男。伊藤整は64歳で亡くなったから、そ
の歳で止まっているが、伊藤礼さんは今年喜寿を迎えた。その記念に新しく
平凡社ライブラリーから出版となった。「古希をまたぎ自転車を始めた面白い
ことの大家・伊藤センセーの超絶エッセイ」。

    *    *    *    *    *

NHKの朝ドラ「おひさま」が始まった。井上真央主演である。主人公の「陽子」
は、大正11年生まれ。だからほとんど母(12年の早生まれ)と同年齢である。
明るく生きた陽子が母に重なる。(ちなみにブル先生は11年の早生まれ)。

    *    *    *    *    *

桜が満開となった。今年は例年より遅い。(4月9日撮影)


桜通り(4/9 16:03)


花と青葉が混じるおもしろい桜(4/9 16:06)


劇団四季練習所(4/9 16:07)


渋谷 ハチ公前(4/9 16:57)
ハチ公前に桜があるとは知らなかった~
桜は花の季節に目立つ


以上、原稿用紙にして10枚を超えてしまった。長文をお読みいただき感謝!
です。 週1回でも分量は1週間分?


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2 コメント

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おひさま (和地村藤村)
2011-04-12 12:38:03
「おひさま」の主人公は最初若尾文子が出てきてびっくり、大正11年よりは若いのでは。私の亡き母とも同じ生まれである。日本は貧しく、あれでよく戦争をしていたと不思議でならない。朝ドラはやはり関東版です。関西版の「てっぱん」もどうも中途半端で終わりました。
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Re;おひさま (katsura1125)
2011-04-13 06:06:10
和地村さん、コメント有難うございます。
「おひさま」は原作はなく、書き下ろしだそうです。これからどうなっていくのか?楽しみですね~。
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