人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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ウィーン・フィル ニュー・イヤー・コンサート2010

2010-01-03 05:01:54 | 音楽
平成17(2005)年11月、イタリアに夫婦旅行した。ミラノの晩は予定がなかったの
で、急遽スカラ座(Teatro alla Scala)でオペラを観ることにした。スカラ座は
それまでの3年間、改修中だった。

ガイドさんに当日券売場を教えてもらい、やっとの思いで1500円くらいの席を購
入、ドレスアップをして出かけた。出し物はドビュッシーの「ペレアスとメリザン
ド」。5階の立見席でステージは見えず、音しか聴こえなかったが、すばらしい音
だった。「ペレアスとメリザンド」を聴くのは初めて、むろんフランス語は分から
なかった。(手元の小さな字幕画面は英語とイタリア語。)
この時の指揮者が、今年の、ウィーン・フィル NYコンサートを振ったジョルジ
ュ・プレートルであった。

巨匠は亡くなると次の巨匠が出てくるものだが、今やG.プレートルも85歳、巨匠で
ある。一昨年には1991年のライヴ録音--マーラーの5番、6番が話題を呼んだ。
(5番は2008年度のレコード・アカデミー賞を受賞している。)

さて、2008年に続いて2回目の指揮となったプレートルのNYコンサート。ほとん
どウィーン・フィルの流れにまかせたところもあったが、巨匠風というよりも若々
しい音楽を聴かせてくれた。フランス語ではビアンといえばいいのだろうか。


スカラ座 当日の案内板

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