人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

週間フォト日誌(1/14~20) 初雪 読書『天皇と東大』、『三島由紀夫』等 CD「チャイコフスキー」

2013-01-21 05:00:00 | Weblog

1月14日(月・祝) 朝からの雨が気づいたら、大きな粒の雪に変わっていた。
横浜・東京の初雪である。午後には、どんどん積もりだした。なんでも「爆弾低
気圧」の影響だという。

雪の日はいつも、私をして、赤穂浪士の討ち入り、桜田門外の変、二・二六
事件という歴史的事件を思い出させる。



12:37


12:37


12:45 樹氷になりそう


12:46 車も時速20km以下の徐行


12:50 カリタス女子短大


13:41 駐車場の車も雪に埋まりそう


13:44

 初雪や 雪の重さに 耐えかねて

というのは、私のつたない句(季重ね?)であるが、

 初雪を いまいましいと 夕(ゆうべ)哉

は小林一茶の句である。


1月15日(火)



6:06 いつもより5分前に出勤、慎重に駅まで歩く


7:32


7:37 出勤前、ベローチェで一服。
辻井喬『茜色の空 哲人政治家・大平正芳の生涯』(文春文庫新刊)を読む。
大平正芳は、政治家の中では、私の好きなそれだった。


7:57 本郷通り


7:58 懸命な雪かき作業(朝から感謝!です。)





1月16日(水) この日も昨日同様6時5分に家を出る。家から5分ほどの、カ
チカチに凍った下り坂に一歩踏み出したら、あっという間に両足が前に浮き、
仰向けに転倒してしまった。右手にはカバンを持っていたが、瞬間的に左手
で受けたので、頭を打たなくてよかった~。


このあたりで仰向けに転倒。当日は右側の歩けるスペースが少なかった。
14日はこの上り坂で立ち往生した車もあった。(1/19撮影)




冬の朝 始発駅にて じっと待つ



7:53 本郷通り


7:53 すっかりきれいになった歩道


1月17日(木)


17:28 大戸屋で夕食。鶏と野菜のあんかけ炒め。


19:49
東京芸術劇場でのOB練習。合唱の場合、寒稽古とはいわない(笑)。多田
武彦『草野心平の詩から』の初練習--譜読み。個人的には、私がワグネ
ルの1年生で歌った曲。難曲である。指揮(ピアノ)は須田さん。


21:43
OB練習の帰路、午後9時半に渋谷まで来たら、係員が「ただいま桜新町で
人身事故が発生、半蔵門線、田園都市線は全面ストップしております」。
アチャ~と思ったが、じっとしていても仕方ない。瞬間的に小田急新百合
ヶ丘、東横線自由ヶ丘、日吉の3ルートが頭に浮かんだが、急ぎ東横線へ
回る。

半蔵門線の出口改札で振替輸送チケットをもらうのに長蛇の列だったが、
それをもらわず、まずはいったん改札口を出て東横線改札口へ回る。9時
44分の横浜方面普通に乗ることができた。こういうときはクイックアクション
が勝負である。

日吉まで行こうかとも考えたが、二子玉川から折り返しが始まっているよう
なので、自由ヶ丘で乗り換え、超満員電車で二子玉川へ。二子玉川でダッ
シュして、行列の先頭に並ぶ。待つこと5分ほどで中央林間行普通電車に
座ることができた。


22:44 中央林間行普通でやっと帰ってきた。いつもは10時15分ごろ帰
宅できるのだが、この日は11時となり、グッタリ~。

1月19日(土) → 1/24(木)のブログをご覧ください。

1月20日(日) 大寒。これから立春までが一番寒いといわれている。終日、
ブログ作り。

 大寒や・・・・・・


     *        *        *        *

1月1日、パティ・ペイジが85歳で亡くなった。私が子供の頃、江利チエミの
「テネシー・ワルツ」がヒットしていた。原曲は、私が生まれた年のヒット曲で、
パティ・ペイジが歌っていた。パティ・ペイジは大昔の人かと思っていたが、
そうでもなかった。「テネシー・ワルツ」がかわいそうな歌だと知ったのは今
から数年前のことだ。



<読書>

辻井喬『茜色の空 哲人政治家・大平正芳の生涯』(文春文庫)★×3.5
辻井喬らしい筆致で描いているが、ややテンポが速すぎるかしらん。成人し
た長男がベーチェット病で亡くなるところでは涙だった。大平正芳はクリス
チャンだった。

辻井喬では、川田順、俊子を描いた『虹の岬』(中公文庫)がいい。



立花隆『天皇と東大 Ⅱ 激突する右翼と左翼』(文春文庫)★★★★★
血盟団事件の井上日召が主張した「革命と破壊」の哲学を読んでいると、
’70年前後の三派全学連、全共闘活動家と、その主張、大声の議論な
ど似ているところがある。
 (*)国家や社会を思う「心情」が「深い」ことも同じである。(戦前は「至
    情」という言葉が使われたのではなかったかしらん。)しかし、「動
    機」が正しければ、すべて行為もいいのかということである。目的は
    手段を正当化しない、といえる、のではないだろうか。
当初、後者に理解を示していた文化人なども連合赤軍事件などの発生に
至り、大島渚さんのように「今度ばかりは学生が悪い」と3時のテレビで真
っ赤になっていたことを思い出す。「99.9%は仮説」であり、「思い込み」
は怖い。
「社会が悪い」といっていた人たちは、その後どこへ行ったのだろう。
(この中に「思い込み」はあるのかしらん(笑)。)

ちなみに立花隆『天皇と東大』は、「東大」をキーワードとして近現代日本の
歴史を読み直すものらしい。


J.ルシュール『三島由紀夫』(祥伝社新書)
冷静な筆致で客観的事実を書いている。三島由紀夫の結婚、「鉢の木会」
脱退の経緯など、私の知らない発見もあった。

三島由紀夫は天才で頭の回転も速いが、ある面では「思い込み」が強かっ
た、といえるかしらん。


<CD>


○久しぶりにオリガ・ボロディナ(メゾ・ソプラノ)の「チャイコフスキー歌曲集」を
 聴く。メゾの響きはなかなかいいものである。ボロディナはうまいし、「声」が
 すばらしい。1963年生まれ、30歳時の録音である。

○花岡千春「信時潔作品集」~「きえゆく星影」、「六つの変奏曲」、「東北民謡
 集」よりを・・・・・・ブログを書きながら、幸せのひと時である。

○必要に迫られて、ワグネル男声第97回定演を聴く。この年は『Hair』を演奏
 したこともあるが、まことにバラエティーに富んだ定演だった。どのステージも
 おもしろいが、信時潔の『古歌』もなかなかいい。
 録音もライブのわりにいい。当時は東芝さんにお願いしていた。
 プログラムは、
 1.信時潔「古歌」(指揮;木下保)
 2.多田武彦「蛙」(指揮;蒲地隆)
 3.「Hair」(指揮;畑中良輔)
 4.シューマン「Jagdlieder狩りの歌」(指揮;木下保)
 5.R.シュトラウス「愛の歌」(指揮;畑中良輔)
 だった。当時、木下先生は満69歳、畑中先生は50歳であった。

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