人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

3/17 新国立劇場『アイーダ』 近所の花々 墓参

2013-03-25 05:00:00 | 音楽

今年は、ワーグナーとヴェルディの生誕200年である。新国立劇場15周年記
念としてもワーグナーとヴェルディが組まれており、1月には『タンホイザー』を
鑑賞。この3月17日(日)ヴェルディの『アイーダ』を鑑賞した。
(「アイ~ン」は志村けん?)

渋谷から新国立劇場のある初台へ行くには、
①渋谷~(バス)~東京オペラシティ南
②渋谷~(山手線)~新宿~(京王新線)~初台
③渋谷~(井の頭線)~明大前~(京王新線)~初台
などのルートがあり、時間、料金が違うが、この日はルート③で初台へ。

13時15分ごろ、初台駅の地下通路から地上に出ると、新国立劇場前で記念
写真を撮っている人たちが多かった。
その一組の家族連れ3人(--ワグネルOBのTさんご家族だった。)に、名
乗らず、挨拶せず、そっと近づいていって「シャッターを押しましょうか」と写真
を撮ってあげた。

13時20分ごろオペラパレスに入場、プログラム(1000円)を購入し、ロビー
で目を通す。
トイレにも行き、開演10分前に3階2-38(B席)に着席。隣はワグネルのU
先輩ご夫妻だった。
「『アイーダ』公演7回全部観ているんじゃないの?」
とU先輩。
「いえいえ、何をおっしゃいますやら(笑)」

<キャスト>
アイーダ;ラトニア・ムーア(Sop)
ラダメス;カルロ・ヴェントレ(Ten)
アムネリス;マリアンネ・コルネッティ(Mez)
アモナズロ;堀内康雄(Bari)
ランフィス;妻屋秀和(Bass)
エジプト国王;平野 和(Bass)
伝令;樋口達哉(Ten)
巫女;半田美和子(Sop)

合唱指揮;三澤洋史
合唱;新国立劇場合唱団
バレエ;東京シティ・バレエ団
管弦楽;東京交響楽団

指揮;ミヒャエル・ギュットラー
演出・美術・衣裳;フランコ・ゼッフィレッリ
照明;億旗康夫
振付;石井清子
再演演出;粟國 淳
音楽ヘッドコーチ;石井 宏
舞台監督;大仁田雅彦

*当初アイーダ役は、ミカエラ・カロージが予定されていたが、キャンセルと
 なり、ラトニア・ムーアに変更になった。

「巨匠ゼッフィレッリによる圧巻の舞台再び!
古代エジプトの悲劇の愛」
(イタリア語上演。字幕付き)

<あらすじのあらすじ>
第1幕(14:05~14:50)
第1場古代エジプト、メンフィスの宮殿。武将ラダメスは愛する女奴隷アイー
 ダを想う。
第2場ウルカヌス神殿。聖なる舞が踊られ、出陣前のラダメスに聖剣が授け
 られる。
(休憩25分)
第2幕(15:15~16:05)
第1場王女アムネリスの部屋。彼女は「ラダメスは死んだ」とうそをつき、その
 恋心を見破る。
第2場凱旋の場。テーベ城門。歓呼の声に凱旋行進曲が続く。捕虜の中には
 アイーダの父アモナズロが交じる。王は「王女をラダメスはに与える」と宣
 言する。
(休憩25分)
第3幕(16:30~17:05)
 ナイル河畔。アモナズロがアイーダに「祖国のため軍事情報を聞き出せ」
 と強要。ラダメスははアイーダに口をすべらせる。ラダメスにアムネリスは
 「裏切り者」と声を浴びせる。
(休憩20分)
第4幕(17:25~18:00)
第1場宮殿の広間。アムネリスはラダメスに「弁明せよ」と諭すが、ラダメスは
 裁判に向かう。
第2場神殿の地下室。生き埋めの刑になったラダメスの眼前にアイーダが現
 れる。アムネリスの祈りが地上から聞こえる中、二人は静かに息絶える。

オンステする人を(プログラムで)数えたら、約300人だった。そのうち約200
人は声を出さない人たちだ(笑)。
第2幕では本物の白馬も2頭出てきた。プログラムには馬の名前も載ってい
る。3月11日から30日までの公演期間中、馬はどこに泊まっているのだろう。
舞台ではよく大人しくしているものだ。このうえ鹿が出てきたら馬鹿になろうか。
(あんまりおもしろくない、かな?)

13時55分過ぎに「まもなく開演でございます」と日本語と英語の場内アナウ
ンス。地震発生の場合は・・・・・・、録音、写真撮影のお断り、身の乗り出しに
ご注意などがアナウンスされるのだが、これは休憩が終わった後も毎回両
国語で繰り返される。

今回の歌手は、アイーダのムーアとアムネリスのコルネッティがアメリカ出身。
二人ともメトロポリタンの育成システムから活躍の場を広げてきたのだろうか。
ラダメス役のヴェントレはウルグアイ出身だ。
三人とも声、声量ともにすばらしかった。とくにメゾのコルネッティはすばらしく、
カーテンコールでの拍手も多かった。ヴェントレはドミンゴを少し暗くしたような
声だろうか。個人的な趣味としてはもうすこしカ~ンと頭へ抜けるといいかな。

第2幕の後半、凱旋の場ではステージに実にたくさんの人が登場。忘れられ
ない舞台となった。バレエの場面もブンダバーだった。第2幕ラストは全員が
微動だにしないストップモーションとなる中、どん帳が下がったり上がったり。
そのたびに大変な拍手だった。

第3幕はアモナズロとアイーダの二重唱、中でもアモナズロが「考えよ、敗れ
し民のことを」と歌う場面では堀内さんが役になりきった貫録十分な歌唱を聴
かせてくれた。第3幕のカーテンコールでは、ムーア(アイーダ)、ヴェントレ
(ラダメス)、堀内(アモナズロ)さんが手をつないで登場。最後に堀内さんが
再登場し、歓声に包まれた。

第4幕ではせり舞台、墓石の下部分が下がり、見えなくなったところで合唱が
残り、最後となった。

オーケストラも、先日の「タンホイザー」と比べても、なかなかの健闘、よかっ
たのではないかしらん。脇役の、神官ランフィス(妻屋秀和)と国王(平野和)
もすばらしかった。
畑中先生がご存命であれば、興奮した感想をお送りしていたことだろう。

帰りに「オペラはあらすじが決まっているからおもしろくないな~」としゃべっ
ているオジサンがいた。オペラも歌舞伎もそれだからこそおもしろいのだが
・・・・・・。

それと、若い人が意外と多かった。堀内さんファンであろうか。
また、Gパンのオジサンもいた。Gパンはちょっとちょっと、カナ?



井の頭線急行


新国立劇場前





新国立劇場グッズのショップ








入場風景





進行表とアイーダ役交代のお知らせ


座席より


休憩中





写真は2007/2008年シーズンの公演より



この日(3/17)はまた自治会主催のお祭りだった。毎年お祭りができるのも
役員さんのおかげ。感謝!です。





展示場


青空市?

        *        *        *        *

3月20日(水) 川口リリアホールにて慶應志木高ワグネルの定演を聴き、感
動。詳しくは次回掲載予定。

3/20の花巡り。--今年は花がいっせいに咲きだした。











ユキヤナギは簡単(笑)





黄色はレンギョウ





あざみ野第一小学校


第一小の桜


劇団四季











カリタス短大付近の桜








東公園近くの見事な桜








ハナズオウ


レンギョウ


近所のしだれ桜


3月21日(木) 池袋にてOB練習。指揮の須田さんから「胸に落とすと音程が
さがりますヨ」と毎回の繰り返し、根気よい注意。

最初にオムニバスコンサートの2曲。オムニバスの楽譜を忘れ、やむをえず暗
譜で歌う。7割も歌えない(笑)。次に「チャイコフスキー」の2と3.そして最後に
4を少し練習した。


スープストックでの夕食


ラジオ体操の時間 結構キツイ!

3月22日(金)

カリタス短大付近の桜


桜通り


3月24日(土) お彼岸の墓参、相模メモリアルパークへ。
相模メモリアルパークの創設者は、大正9(1920)年生まれ日系二世のロバ
ート・オダさんである。ハワイ生まれのロバート・オダさんは日系二世としてヨ
ーロッパ戦線で(むろん米国兵士として)戦った。



出発前、近所の桜


カリタス短大付近の桜


この日の桜通り





車からの写真


東公園近くの桜




以下は相模メモリアルパークの写真 ボチボチ








冬の相模メモリアルパーク










墓参の帰りは「大むら」の天ぷらそば(天せいろ)、とこの30年決まっている。


大むらの天ぷらそば(1200円)

せっかくここまで来たのだからと、帰りに宮ケ瀬ダムに回ってみた。
その広さにビックリ~!宮ケ瀬ダムは少し寒く13℃だった。


鳥居原園地よりの眺め










鳥居原ふれあいの館(いえ) 今年は10周年だという。





鳥居原ふれあいの館(いえ)で購入した 久保田酒造相模灘の酒粕



南山遊歩道のご案内


近所の桜夜景


カリタス短大付近の桜(夜景)


3月24日(日) 「産経新聞」p20「オーボエ奏者渡辺克也のベルリン音楽旅
行」の記事が興味深かった。部分的な引用ではあるが、あえてそうしてみよ
う--

  ドイツに初めて降り立った日に、日本人の先輩から「この国でヒットラーと
いうのは本当にマズイから、絶対に口にするな」と言われました。ドイツでヒ
ットラー式敬礼をしたり、アウシュヴィッツの大量虐殺は捏造だったと発言す
ると、通報され逮捕されます。
 ドイツ人は皆、20世紀に2階も世界大戦を引き起こした不幸の十字架を背
負って、生まれてきます。・・・・・・
 その責任について、この国は一貫してこう説明しています。
「自分たちの手でナチス政権を民主主義選挙で選んでしまい、その暴走を止
められず、ユダヤ人の大量虐殺と戦争に加担してしまった」。・・・・・・この論法
により加害者被害者双方に広く受け入れられることに成功しています。・・・・・・
 22年間この国に住んで断言しますが、ドイツが同じ轍(てつ)を踏むことは
絶対にあり得ません。


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4 コメント

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お久しぶりです (ken)
2013-03-27 01:35:27
おぉ、東京交響楽団のアイーダとは羨ましい!
僕も今年のうちにヴェルディかワーグナーが聴きに行きたいです。

ちなみに、3月17日は初めての結婚記念日でした。結婚式を挙げた場所でディナーを食べました( ^ω^)
返信する
Re;お久しぶりです (katsura1125)
2013-03-27 20:16:59
kenさん、お久しぶりです。
結婚記念日おめでとうございます。うちのken(長男)は新婚2か月です(笑)。

今年はどこでもヴェルディとワーグナーですね~。好き好きですが、ワーグナーの方が「思想性」があるかしらん。

ゴールデンウィークにはヴェルディの「マクベス」もあります。ぜひお馬見物がてらいらしてください。
返信する
アイーダ (dezire)
2013-03-30 23:17:54
こんにちは。
私も、「アイーダ」を鑑賞してきましたので、楽しくブログを拝見しました。
私の感想としては、第2幕第2場は勇壮な凱旋の場の舞台が圧巻でした。
主役級の歌手と合唱のバランスもよく、私個人としては楽しめる舞台だったと思いました

私もブログにオペラ「アイーダ」について書いてみました。
よろしかったら見て頂けるとうれしいです。
ご意見、ご感想などコメントしてくださると感謝致します。
返信する
Re;アイーダ (katsura1125)
2013-03-31 08:32:13
dezireさん、お越しいただきありがとうございます。

ブログを拝見いたしました。同じ日に「アイーダ」を鑑賞していたようですね(笑)。

ブログの見事な「写真集」に感動しました。とくに山々の写真はブンダバー、美しいですね~。時々立ち寄らせていただきます。
返信する

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