年間で40~50回、いろいろな演奏会に足を運ぶが、ワグネル男声
(現役)と小田原少年少女合唱隊の演奏会だけは、ほぼ欠かさず聴い
ている。今年はワグネルの定演と小田原少年少女合唱隊クリスマス・
チャリティーコンサートが重ならないか、少し心配したが、結果的に
一週間違いとなったので、ホッとした。
というわけで、12月20日(日)のよく晴れた日、今年、私の46回目演
奏会となる、小田原少年少女合唱隊クリスマス・チャリティーコンサー
トに出かけた。
11:17あざみ野-(田園都市線)-11:28長津田11:34-(横浜線)
-11:41町田11:50-(小田急線)-と乗り継いで、12時46分に小
田原に到着。少々時間があったので、小田原城までウォーキング。
お城は改修中だった。
12時35分、会場の小田原市民会館大ホールに着くと、既に続々と
お客様が詰めかけている。
客席の2階に上がると大変暖房がきいていた。最近は、もっぱら2階
で聴いている。
<プログラム>
Ⅰ.ヨーロッパのうた クラスⅡ
1.アヴェ・マリア
2.ああ、いけにえの救い主よ
3.聖なるマリア
4.冬
Ⅱ.クリスマスのうた① クラスⅠ・Ⅱ
1.このみどり児は
2.ホワイト・クリスマス
Ⅲ.クリスマスのうた② クラスⅠ
1.神の御子は
2.もみの木まなかに
3.キリストが生まれたもう
4.赤鼻のトナカイ
5.サンタ・ルチア
Ⅳ.スペイン・バスク地方のうた
マルベリー・クワイア、マルベリー・チェンバークワイア
1.風がもたらす
2.2つのハバネラ
Ⅴ.クリスマスのうた③
マルベリー・メールクワイア、マルベリー・チェンバークワイア
1.今日、キリストが生まれたもう
2.雪よ降れ、雪よ降れ、雪よ降れ
3.私と羊飼い
4.恋人たちのクリスマス
--休憩--
Ⅵ.『眠れる森の美女』 クラスⅡ・賛助出演クラスⅠ
第一部 オーロラ姫の誕生
第二部 オーロラ姫16歳の誕生パーティー
第三部 100年後
Ⅶ.クリスマスのうた④ 全員・OB有志
1.もろびとこぞりて
2.ハッピー・クリスマス~戦争は終わり
3.天には栄え
4.おお聖夜
指揮;桑原妙子
ピアノ;桑原春子
以下、いつもながら、つたない感想にご容赦のほど
14時ちょうどに「1ベル」のブザー、「開演に先立ち皆様にお願いがご
ざいます・・・・・・」。
Ⅰ.ヨーロッパのうた クラスⅡ
1.アヴェ・マリア
ピアノ伴奏が始まるのとどん帳があがるのとどちらが早かったかし
らん(どん帳は休憩まで下がらない)。中高生を中心としたクラスⅡ
の人たちが、キャンドル(ペンライト)片手に、なんというのかしらん
聖歌隊の服装で20人。ステージだけがやや明るい中で、C.グノー
の「アヴェ・マリア」が聴こえてきた。
桑原先生のご挨拶。今年の第1ステージは来年3月のヨーロッパ
旅行で歌う曲が配置された。本演奏会は、国際合唱連合の「世界
合唱の日」(12月第2日曜日)参加である。クラス代表より「世界合
唱の日」声明文が朗読された。
世界のみなさん 歌いましょう
湧き出る泉のように
バラの花束のように
希望の実が結ぶように
歌いましょう
自由のために
平等のために
愛のために
あなたの歌声で
平和が訪れ
地球をいつくしみ
差別もなくなり
兄弟のように結ばれ
この星は喜びに充ち溢れるでしょう
2.ああ、いけにえの救い主よ
ア・カペラのゆっくりした曲。橘田(弘)さんと横山(瑞)さんのソロ
(--プログラムに紹介されていた)は強く、声量がある。合唱は強
い腹筋の支えが必要だ。
3.聖なるマリア
今年、長崎の全日本合唱コンクールで金賞を受賞した時の課題曲。
4人増えて、前後列合わせ、24人で。いかにも歌い込まれている印
象を受ける。
4.冬
こちらは、同じく「自由曲」。強く、テンポの速い曲。無声音あり、大変
難しそう(私には歌えない?)。
横山(瑞)さん、橘田(弘)さん、横山(藍)さんのソロは大人に近い。
この曲だけでもCDを購入したくなった。
演奏が終わると、皆さんは上手に、先生は下手に退場。すぐに先生が
下手から登場。
「今まではご存じない曲だったかもしれませんが、これからは多分ご存
知の曲を演奏いたします。
歌の好きなお子さんはどなたでもいらしてください。小田原以外の方も
たくさんいらっしゃいます。歌ってみたい気持ちがあれば、オーディショ
ンは行っておりません。(詳しくはHPへ→こちら)
いつも申し上げるのですが、クラスⅡのエプロンは、娘の春子が一枚
一枚手作りしたものなんですよ。(春子先生は、ハルコならぬおハリコ
?)。はい、並んだら出てきてくださいネ」(桑原先生)。
Ⅱ.クリスマスのうた① クラスⅠ・Ⅱ(31人)
1.このみどり児は
春子先生の伴奏付き讃美歌、「グリーンスリーブス」のメロディーが
出てくる。小さい小学生も含めた合唱にグサッと来た。
2.ホワイト・クリスマス
この曲はアメリカ映画『ホリデイ・イン』のために、1940年に作曲さ
れたものだという。クリスマス気分が盛り上がる。
いつもながら、プログラムの曲目解説が正確で詳しい。
ここでクラスⅡは退場。11人の小学生が並び直す。大丈夫かな?と
孫を見守る気分(笑)。
「これからは、日本語、ラテン語、チェコ語、英語、イタリア語の5か国
語で歌います」(桑原先生)
Ⅲ.クリスマスのうた② クラスⅠ(11人)
1.神の御子は (日本語、ラテン語)
2.もみの木まなかに (日本語)
3.キリストが生まれたもう (チェコ語)
4.赤鼻のトナカイ (英語)
5.サンタ・ルチア (日本語、イタリア語)
春子先生のピアノ伴奏付き。小学2年生から5年生まで、いずれも「無
心の(無心で集中した)歌」に胸が熱くなる。伴奏があるとはいえ、よ
く曲順が分からなくならないものだと感心してしまう。
「サンタ・ルチア」の最後はキッチリとリタルダンドしてくれた。小さな演
奏者に大きな拍手が送られる。
小学生が上手に退場。代わりにマルベリーの人たち(女性14+男性1。
女性はマリンブルーのドレス)が下手から入場。ステージはどんどん進
む。テンポが速くて、気持ちがいい。
Ⅳ.スペイン・バスク地方のうた
マルベリー・クワイア、マルベリー・チェンバークワイア
1.風がもたらす (女性14+男性1)
スペインのサラソラ先生の作曲。ピアノ伴奏付きで、バスク語で歌
われる。こちらはまったく大人の発声。姿勢がいいのが見事!--
声が聴こえないとしても上手なのがわかるだろう。歌心ある音楽性
がすばらしい。
2.2つのハバネラ (女性14+男性8)
D.アスルサ先生(スペイン)作曲の混声合唱。歌いながら、ノックを
したり、身体を揺らしたり、足踏みがあったり、手拍子を叩いたりと、
かなり動きのあるジェスチャー付き。私には覚えられそうもない(笑)。
以前書いたかもしれないが、羞恥心をなげうっての熱演だった(相
当な練習量?)。大拍手の中、上手へ下がる。先生は下手に下がっ
て、すぐに登場。
それにしても、こんなに見事な演奏は、私の経験では、木下先生にして
も畑中先生にしても、我われが震え上がるほど厳しく指導されないと不
可能だと思われるのだが、桑原先生のカミナリなど想像できないし、ど
うすればできるのかしらん、といつも考えてしまう。
Ⅴ.クリスマスのうた③
マルベリー・メールクワイア、マルベリー・チェンバークワイア
1.今日、キリストが生まれたもう (男性8人)
詳しいプログラム解説によれば、990~1000年頃に書かれたグレ
ゴリオ聖歌だという(その頃は、フランク王国が分裂後、フランス王
国や神聖ローマ帝国ができていた。ローマ教会は昔からあったが)。
ピッチがぴっちりそろって気持ちがいい。
2.雪よ降れ、雪よ降れ、雪よ降れ
女性が前列14人に男性が後列8人。ポピュラー的な編曲。
3.私と羊飼い
フィンランド語による歌唱。フレージングがすばらしい。
4.恋人たちのクリスマス
マライア・キャリーの歌。ハミング・コーラスをバックに橘田(有)さん
のソロが始まる。リズム感あふれる曲の展開とともに、全員がステ
ージいっぱいに広がり、最後は、先生も含め皆さんがステージ最前
列に並んでフィーネとなった。ここでどん帳が下り、休憩となる。
休憩から2階席に戻ると、Ⅳステージを聴きに出てこられたマルベリー
の皆さんとバッタリ。皆さん、「こんにちは~」と気持ちのいいご挨拶
(--やはり、明るい挨拶が一番。一般に、挨拶をしない人は何か欠け
ているのではないか、と思ってしまう)。
Ⅵ.『眠れる森の美女』 クラスⅡ・賛助出演クラスⅠ
第一部 オーロラ姫の誕生
第二部 オーロラ姫16歳の誕生パーティー
第三部 100年後
ディズニー映画にもなった、おなじみ『眠れる森の美女』の物語。「美
しき、水車小屋の娘」ではないが、「眠れる、森の美女」かな。
どん帳が上がると、明るくカラフルな、おとぎ話の世界。オーロラ姫誕
生の場面から、16歳の誕生パーティーの場面へとミュージカル仕立
てで話が進んでいく。桑原先生の指揮と春子先生のピアノ(--キッ
チリしたピアノ。オリジナルの伴奏譜はあるのかしらん?)は、ステー
ジの最も下手寄り。皆さん、ほとんど指揮を見ないで、歌い、動く。
祝宴のワルツが終わると拍手が起こる。王女は倒れ、お城は眠りに。
(5分後の)100年後、王子様が登場、呪いが解け、魔女も改心して、
みんな仲よくハッピーエンド!最後は、全員(31人?)でおじぎに会場
いっぱいの拍手が送られ、どん帳が下りた。演奏時間25分。
幕間は3分間。どん帳の後ろは、裏方さんも大変、ドタドタと戦争のようだ。
Ⅶ.クリスマスのうた④ 全員・OB有志
OBさんは7人かしらん、古い方は3期生だという。総勢55人くらい、この
日の出演者全員による「クリスマスのうた」のステージ。ピアノは中央へ。
1.もろびとこぞりて
恒例、シンバル入りの、文字通り「もろびとこぞりて」。
2.ハッピー・クリスマス~戦争は終わり
ジョン・レノン作曲、ウキウキするようなクリスマスソング。「We wish
a happy Xmas」に拍手が起きた。
3.天には栄え
「イエス様がお生まれになって天も地も喜びにあふれている」というク
リスマスの定番ソング。気持ちをそろえて歌っている。
4.おお聖夜
マルベリーがフランス語で歌いだす。桑原先生はほとんど振らない。
その後は、英語で、クラスⅠ→マルベリー男声→クラスⅡと繋がれ、
最後は大きな指揮の全員合唱--ここで決まって感動が押し寄せる。
この後、合唱隊を代表して、「魔女(役)」さんが本日の寄付金報告と来年
3月のヨーロッパ旅行の抱負のスピーチ。
最後に、場内が明るくなり、全員で「ジングルベル」、「きよしこのよる」を
大合唱して、お開きとなった(16:07)。
クリスマス気分を大いに味わえる演奏会だった。
今日はクリスマス・イブである。
チラシ
プログラム
<Photo>
11:00出発
11:03 冬のレンギョウ
11:03 ハナズオウ
11:04 ドンダンツツジ
11:14 シクラメン
11:20 あざみ野駅
11:28 長津田
11:29 JR長津田
11:34 長津田
11:41 町田
11:45 小田急町田
11:50 町田より
12:47 小田原
12:48 箱根湯本へ行かれる老人夫婦がまごついておられたので、
大声で教えてあげた。たしかに、ちょっと分かりにくいかな?
12:51
12:51
12:52 こちらはJR小田原駅
12:53 小田原駅前
12:54 小田原駅前
12:55
12:55 11/27にオープンした「トザンイースト」
12:57 これよりお堀端通り
12:57
12:59 万葉の湯 昔、百貨店「志澤」があった。
13:00 栄町交差点
13:01
13:02 80年以上前、この周辺に母の家族が住んでいたようだ。
13:04 うなぎの松琴楼
13:05 わがグループ企業が見える。
13:06
13:07 小田原城のお堀
13:08 ハローワーク
13:08
13:09 まなびばし(学橋)
13:10 明治天皇行幸所
13:13
13:13
13:13
13:14
13:15 常盤木門
13:15
13:16 武者と一緒に記念撮影(無料)。
13:16 改修中の小田原城
13:17 本丸茶屋
13:19 熱い甘酒で一服 300円
13:24 店内
13:31 城内より 小田原市民会館も見える。
13:32
13:34
13:35 演奏会へ向かうお客様
13:37 大ホール入口
13:40 2階席より
13:42
15:06 休憩中
18:08
15:16
16:05 「きよしこのよる」を全員合唱
16:09 お開き後
16:12 終演後のロビー
16:13
16:16 ステージ衣装で
16:53 和気藹々とした打ち上げパーティーに、少し出席。
黄色いトレーナーは、運営委員兼裏方さん、いつもお疲れ様です。
16:53
来賓の先生と「雑談力」で談笑。
「どこかでお歌いですか?」
「あ、はい、慶應ワグネルという・・・・・・」
「あ、畑中先生ですね」
--よくお聞きしたら、この先生、瀬山先生のお弟子さんだった(笑)。
17:30 いつも、このお店で干物を買う。
17:36 二宮金次郎の周りも改修中?
17:37
17:37 17:39発急行に乗る。
17:41 登山帰りのおじ(い)さんたちが盛り上がる。
18:33 相模大野
18:35 相模大野から
18:42 中央林間
18:44 田園都市線中央林間駅へ
18:45 中央林間
18:46 折り返し、18:53発押上行急行
19:07 あざみ野着
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「来週」だったら大変ですね。
いつもいつもつたないコメントで、まことに恐縮です。お兄様ご夫婦は大先輩なんですね~。またの機会があれば、ご挨拶させていただきます。
今年もいっぱい詰まったスケジュールでお忙しそうでしたが、来週はヨーロッパ演奏旅行が予定されているとのこと、ご成功を祈念してやみません。
御身くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。皆様によろしくお伝えください。
(夜更かしで、久しぶりに「紅白」を視聴しつつ)。
温かい記事をどうもありがとうございました。
私は今イギリスにおりますが、
母から「なぜかコメント欄を開くことが出来ないから以下のメッセージを書き込んで」とメールが来ましたので、
ここにコピーさせていただきます。
どうぞ良い御年をお迎えくださいませ。
来年もよろしくお願い致します。
桑原春子
ーーーーーーーーーーーーーーー
以下、桑原妙子より
いつもお忙しい中をお出かけ頂き有難うございます。
当日の2階席には慶応卒業生が3名おりました(私の兄夫婦と義理の弟)
今回も、あたたかく、くわしくレポートして頂き、厚く御礼申し上げます。
練習は恐くないのか?という部分ですが、ご存知のように私の名前は「くわばら、くわばら」ですから・・・
でも、それは過去の話で、現在は、うまくいかないのは全て、私の力不足と思い、雷は落としていません。
見学に来た方が「さぞ厳しい練習と思ったのに」と拍子抜けしていらっしゃいます。
すれ違ったメンバーが御挨拶が出来たということで、ほっとしております。
現役には「音が取れなくても良いけど、挨拶できないのは困る」と度々言っております。
「眠れる・・・」は前の週から数えて3回という練習量で、本番が4回目でした。
王子役の高校生は、東京から通い始めて1年目、初のクリスマスコンサートでした。
お写真も沢山あって、楽しませていただきました。
本年も大変お世話になりました。
どうぞ良いお年を、お迎え下さいませ。
遅くなりましたが、御礼まで。
本当に、透いつまでも耳に残る、明感あふれる「声」がすばらしいですね~。
来年もよろしく!
来年もよろしくお願いします。