人生ブンダバー

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3/25 紐育男声東京合唱団第24回定演

2017-04-11 08:45:00 | 音楽

まだまだ続く「旧聞」。なかなか「新聞」にはならない。
3月25日(土)、紐育男声東京合唱団第24回定期演奏会へ。会場
は第一生命ホール。

お彼岸も過ぎたのに、この日も最高気温13℃とけして暖かくない。
通常、会場がある晴海トリトンスクエアには、大江戸線の勝どきから
行くが、この日は有楽町線の月島からのんびり歩いていった。

この演奏会は、いつもHさんからお声掛けいただいていることもあり、
半年以上前からスケジュールをチェックしている(来年の4月28日
(土)第25回定演もさっそくマークした。一般に、演奏会スケジュール
の早い発表はありがたい。来年の上半期もポツンポツンと)。

今年は、前田先生のステージを別として、合唱団として初めて(?)
4ステージに挑戦。すごいですね~。


13時半過ぎ、第一生命ホールのエスカレーターまで行くと、すれ違
いにHさん(前述のHさんとは別人)が「なぜかクローズしているんで
すよ」と下りてきた。二人でチケットを調べると、14時開場、14時30
分開演とある。二人して、13時30分開場、14時開演(午後の演奏
会は普通14時開演が多い?)と「思い込」んでいた(--実際に昨
年は14時開演だった)。
シャアナイナとなって、二人でお茶を飲む(Tea for Two?)。思わ
ぬ出費となった。


<プログラム>
1.「日本抒情歌曲集」林光編曲
(1)箱根八里
(2)浜辺の歌
(3)ゴンドラの唄
(4)叱られて
(5)早春賦
指揮;三木宏成 pf.田中理史
2.「いたるところの歌」尾崎喜八作詩、多田武彦作曲
(1)モーツァルトの午後
(2)十年後
(3)峠
(4)秋の漁歌
(5)結びの詩
指揮;澤口雅昭 Sop.蒔田優香
3.「君に幸せあれ!」源田俊一郎編曲
(1)少年時代
(2)夢の中へ
(3)上を向いて歩こう
(4)乾杯
指揮;谷田政隆 pf.小野村季恵
4.前田勝則コレクション 
 F.リスト作曲 メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
5.「GERSHWIN SONG BOOK」前田勝則編曲
(1)A foggy day
(2)Swanee
(3)Someone to watch over me
(4)Fascinating rhythm
(5)The man I love
(6)I got rhythm
指揮;佐藤正浩 pf.前田勝則 Mez.栗林朋子


以下、いつもながらつたないひと言コメントを・・・・・・

14時25分、下手にBass氏がマイク片手に登場。パラパラと拍手。
「ご来場の御礼」と、拍手の仕方など「いくつかのお願い」を述べる。

1.「日本抒情歌曲集」林光編曲
(1)箱根八里
(2)浜辺の歌
(3)ゴンドラの唄
(4)叱られて
(5)早春賦
指揮;三木宏成 pf.田中理史
「原則、譜面持ち」のステージ(--この日はすべて原則譜面持ち
だった。「原則」だから暗譜の人もいる)。
日本抒情歌曲といってもいろいろあるけれど、まず、5曲の選曲がよ
かったのではないかしらん。個人的には、滝(瀧)廉太郎の「箱根八
里」が歯切れがよくて印象に残った。(4)Bassのパートソロもよかっ
た。

ちなみに、この日のオンステメンバーは、Top18、Sec.17、Bari.16、
Bass19--計70人だ。


2.「いたるところの歌」尾崎喜八作詩、多田武彦作曲
(1)モーツァルトの午後
(2)十年後
(3)峠
(4)秋の漁歌
(5)結びの詩
指揮;澤口雅昭 Sop.蒔田優香
作曲の多田先生は、ダークダックスの世代だ。たしかゲタさんやゾウ
さんと同い年ではなかったかしらん。
紐育男声東京による多田先生への委嘱作品の初演を聴くことができ
た。これで『花咲ける孤獨』、『八ヶ岳憧憬』と合わせ、この団による尾
崎喜八作詩における委嘱三部作となった。

(1)では、ソプラノ蒔田さんがいきなりモーツァルト(「すみれ」)を歌い
出し、ビックリ!後半では「ハレルヤ」を歌い、蒔田さんは下手へ下が
った。1曲目が終わって拍手をしそうになる。(2)はしみじみとした感じ
が大変よかった。(3)は尾崎喜八流漢語が耳に難しい。大きな音楽だ。
(4)も掛け合いのようなテノール二人のソロ(美声!)がおもしろかっ
た。バックをもう少し抑えても?(5)は「少し」音符が見える箇所があ
ったかな?

演奏後、指揮の澤口さんから「尾崎喜八のお嬢様榮子さんが昨年3
月に亡くなられた」という趣旨のお話があり、「いたるところに歌があ
った。いくたの優しいまなざしがあり、・・・・・・」という「回顧」という詩・
曲がアンコールとして演奏された。

 --休憩--
赤ワインを飲みながら、下田さんや吉川さんと談笑。
後半は、1階から空いていた2階席へ移動。

3.「君に幸せあれ!」源田俊一郎編曲
(1)少年時代
(2)夢の中へ
(3)上を向いて歩こう
(4)乾杯
指揮;谷田政隆 pf.小野村季恵
谷田氏は指揮棒を持たない指揮で、hardとsoftをたくみに振った。
第1ステージでピアノ伴奏の田中さんも合唱団にオンステ。(2)の盛
り上がりがよかったかしらん。演奏後に、小野村さんへ花束贈呈。
2階では新月会の指揮者Yさんが聴いておられた。「上を向いて歩こ
う」の感想をお聞きしたかった。


4.前田勝則コレクション 
 F.リスト作曲 メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
前田先生のステージは、ピアノも無論だが、ガーシュイン編曲にかか
わる、若干の裏話も交えたお話(おしゃべり)が楽しい。
リストはすべて超絶技巧かしらん。素人が弾いたら、ガチャガチャに
なるだろう。後半がとくにすごかった。
「もう一曲・・・・・・」(拍手)ということで、ガーシュインのオリジナル編曲
の「I got rhythm」。会場からはため息が出た。


5.「GERSHWIN SONG BOOK」前田勝則編曲
(1)A foggy day
(2)Swanee
(3)Someone to watch over me
(4)Fascinating rhythm
(5)The man I love
(6)I got rhythm
指揮;佐藤正浩 pf.前田勝則 Mez.栗林朋子(二期会)
前田先生への委嘱編曲。合唱団は黒シャツ、黒ズボンに着替え。最
初は、かなり暗くなり、佐藤先生、前田先生へのスポットから始まった。

「紐育男声」というくらいだからかしらん、英語の発音(--意外に難
しい。)がgoodだ。パートのまとまりとか、メロディーパートとそれ以外
のバランスとか、当然ながら佐藤先生が振るとアンサンブルがよりよ
くなる。

(1)藤川さんのソロがいい。(3)はきれいなピアノ前奏。(4)最後は音
なしで決まる。(5)では赤っぽいドレスの栗林さんが登場。やや小柄
な身体をフルに使った歌唱。大きな印象を与えて、拍手で下手に下
がった。(6)ではBass系のパートソロがいい。途中からややテンポを
速くして盛り上げた。

演奏後は、3人の先生に花束贈呈。
拍手が続く中、佐藤先生のアンコールとして、「You'll never walk
alone
」が6手(初めて聴いた?)のピアノ伴奏によりlagato唱法で
奏じられた。


「楽しくやろう!」(「うまくなってやらない!」)がモットーの紐育男声
東京にふさわしく、いつもながらに温かい雰囲気の演奏会と会場で
あった。



プログラム



11:31 いい天気だ。


11:32 日差しはもう春だ。


11:32 うれしい花の季節


11:35


11:36


11:40 桜通り


11:40 ソメイヨシノのつぼみもかなりふくらんでいる。


11:43  TAYAの前


11:49 あざみ野


11:53 たまプラーザ


12:03 東急デパート


12:03 桐蔭学園高校吹奏楽部春の演奏会



12:09 たまプラーザテラス


12:14 たまプラーザ


12:23 二子玉川


12:49 永田町乗り換え


12:52 有楽町線永田町


13:03 月島着


13:04


13:07 高齢者の文学散歩?(月島駅) まだ冬の服装


13:09


13:11


13:15 海水館の碑


13:16


13:21 救世軍自助館 月島小隊


13:22 月島写真館


13:24 朝潮運河


13:25 首都大学東京法科大学院


13:26 朝潮運河沿いを歩く トリトンスクエア方面


13:27 さくらの散歩道


13:28


13:30


13:32


13:33


13:34 トリトンスクエア


13:35 この上が第一生命ホール


13:40 エクセルシオール


13:43 開演前に、Hさんと


14:04 少しずつ3階へ


14:06 第一生命ホール入口


14:07


14:11 花束受付


14:14 1階席


15:35 インターミッション


17:09 お開き--下手に退場 ここはどん帳がない。


17:12


17:15


17:16


17:19 帰りは勝どき駅より


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