人生ブンダバー

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A.D.クックス『ノモンハン』(朝日文庫)

2009-07-30 05:04:30 | 近現代史
「ノモンハン事件」のファンといって語弊があればささやかなウォッチャーであ
る。ノモンハン事件は、第2次大戦開始を前にした昭和14(1939)年の発生した、
おおざっぱにいえば日本とソ連の地域紛争である。

著者は1924年生まれ、サンディエゴ州立大核歴史学教授を歴任のアメリカ人。アメ
リカ人は事実をなんでも事細かく記録しておくという部分があるが、本書はノモン
ハン事件について、詳細な事実を記録したドキュメントである。

登場人物には、辻政信、服部卓四郎、ジューコフ(のちの元帥)などの名前が見ら
れる。戦時中、日本ではノモンハン事件に勝利したことになっていたが、戦後にな
って実質的には敗戦であったことが分かった。

本書は文庫にして4冊の大作のため、一般的には、半藤一利『ノモンハンの夏』
(文春文庫)がおすすめである。



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