10/30 昭和音楽大学 第23回コンチェルト定期演奏会

10月30日（日）、昭和音楽大学第23回コンチェルト定期演奏会－－
若き演奏家による4つの協奏曲－－を聴く。今月10回目の音楽会。
会場は家からバスで30分の昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウ
ワだ。

独奏者は、いずれも昭和音大の4年生。毎年、優秀な学生が若々し
い演奏を聴かせてくれるので楽しみだ。

＜プログラム＞
1.F.リスト　死の舞踏　ピアノ；川嶌那奈
2.J.フランセ　クラリネット協奏曲　クラリネット；高橋美帆
－－休憩－－
3.H.トマジ　トロンボーン協奏曲　トロンボーン；伊藤雄太
4.S.プロコフィエフ　ピアノ協奏曲第3番　ハ長調　ピアノ；佐原　光
指揮；松下京介
管弦楽；テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
コンサート・ミストレス；黒田志歩


以下、つたない感想を･･････

指揮の松下さんは昭和音大出身。イタリアに留学。2005年バルトー
ク国際オペラ指揮コンクール（ルーマニア）第1位、2007年ルイージ・
マンチネッリ国際オペラ指揮者コンクール（イタリア）第2位など。
オケは、昭和音大の卒業生を中心に平成22（2010）年4月の設立
されたプロオーケストラだ。この日の弦楽5部は10型で、コントラバ
スは4丁だ。

1.F.リスト　死の舞踏　ピアノ；川嶌那奈
17分ほどの曲。私は初めて聴く曲だが、「ピアノと管弦楽のための
[レクイエムの]『怒りの日』によるパラフレーズ」を副題としている。
ベルリオーズの幻想交響曲終楽章にそっくりのメロディーが現れる
が、幻想交響曲自体が『怒りの日』をテーマとしているのだった。
川嶌さんは真っ赤なドレス。リストだけにしっかりした技術を生かし、
とくに最後は熱演だった。松下さんはきっちりした打点で明確な指揮
だ。

2.J.フランセ　クラリネット協奏曲　クラリネット；高橋美帆
高橋さんは薄いブルーのドレス。フランセは、1912年生まれ（～1997）
の作曲家だが、前衛的なところはなく、フランス的なしゃれた、上品な
音楽だ。高橋さんは、低音から高音まで、達者な指使い。26分弱の
音楽を大いに楽しんだ。

－－休憩－－

3.H.トマジ　トロンボーン協奏曲　トロンボーン；伊藤雄太
伊藤さんは若者らしく、贅肉のない青年だ。最初は一瞬durだかmoll
だか分からないような、パリの窓からぼんやりと外を眺めているかの
ようだ。トロンボーンの音色が曲に溶け込んでいる。最後（第3楽章）
はイン・テンポで速く、リズミカルに、文字どおりの協奏だった。演奏
時間18分。

4.S.プロコフィエフ　ピアノ協奏曲第3番　ハ長調　ピアノ；佐原　光
佐原さんも赤いドレス。全体として緩急の激しい曲を指揮棒と一体と
なり、リストに劣らぬ超絶技巧を繰り広げた。ｆとｐのタッチも大変よか
ったのではないかしらん。
最後は、ピアノもオケもｆで一斉にフィニッシュ。大きな拍手が送られた。
演奏時間は29分と４曲中最も長かった。

カーテンコールには4人のソリストと松下先生が登場。オケも、温か
いお客様とともに盛んに拍手を送っていた。



13:00　かなりできあがってきた。


13:08


13:18　新百合ヶ丘駅行


13:46　新百合ヶ丘駅着


13:49　昭和音楽大学　テアトル・ジーリオ・ショウワ


13:49　掲示板のポスター　おもしろそう！



13:50　会場入口


この日のポスター　
左から川嶌さん、高橋さん、伊藤さん、佐原さん


13:53　第1ステージ開演前


14:52　休憩


14:54　休憩になったが･･････喫茶がなかなか開かない（笑）。


14:55　250円とリーズナブル


14:58　休憩中のロビー


15:01

「伊藤雄太さん（トロンボーン）；10月16日に開催された第10回横
浜国際音楽コンクール（管楽器部門大学の部）にて　第1位　受賞
いたしました！」


15:03　第3ステージはまもなく･･････


16:05　終演後


16:08　「出待ち」のお友達


16:11　ハロウィーン


16:11　イオン前　「ボレロ」を演奏中


16:12


16:14


16:28　あざみ野駅行