10/24 木下記念スタジオコンサート～信時潔没後50年

10月24日（土）午後、木下記念スタジオ主催と言えばいいのかしらん、
信時潔没後50年記念のコンサートを聴いた。

木下記念スタジオは、言うまでもなく（言わなければわからない？）、そ
の昔、木下保先生のご自宅だった。お聞きしたことはないが、戦前の分
譲地、建物ではないかしらん（－－メンテナンスの心配も？）。

歌曲をはじめ、ピアノ曲、弦楽合奏曲から対談まで盛りだくさんに楽しめ
る演奏会だった。

＜プログラム＞
1.市川かよ子作詩、柏木俊夫作曲　独唱組曲「フィンランドの雨」
　Sop.佐々木美歌（はるか）　Pf.増山歌子
2.柏木俊夫作曲「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」
　No.15～17
　Pf.飯野明日香
3.対談「信時潔と柏木俊夫」
　小林　仁・信時裕子・柏木成豪
　－－休憩－－
4.信時潔作曲「小倉百人一首より」
　Bari.森　孝裕　Pf.田中悠一郎
5.信時潔作曲「絃楽四部合奏」
　1st都河和彦　2nd渡辺待子　Vla.吉田和道　Vc.柏木成豪

いつもながらつたないひと言コメントをご容赦のほど

1.市川かよ子作詩、柏木俊夫作曲　独唱組曲「フィンランドの雨」
　Sop.佐々木美歌（はるか）　Pf.増山歌子
佐々木美歌さんは、藝大大学院に在学中、第24回奏楽堂日本歌曲コン
クール入選（平成25年）。
若々しく、すがすがしい歌唱を、安定した声で－－お上手だった。小
泉恵子さんのお弟子さん？

2.柏木俊夫作曲「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」
　No.15～17
　Pf.飯野明日香
飯野明日香さんは藝大、パリ国立高等音楽院、ブリュッセル王立音楽
院で学ばれ、現在は洗足学園音楽大学で指導されておられる。この曲
は俳句にインスピレーションを受け、俳句にちなみ17曲作曲されてい
る。「展覧会の絵」の俳句版と言えるかしらん？
繊細なタッチ（－－とくに右手の）、入魂のピアニズムだった。
以前聴いた全曲の演奏会がまたあれば飛んでいきたい。

3.対談「信時潔と柏木俊夫」
　小林　仁（藝大名誉教授）
　信時裕子（信時潔のお孫さん）
　柏木成豪（柏木俊夫さんのご子息）
信時潔と柏木俊夫の深い関係等々メモを取りきれないほどのおもしろ
いお話だった。信時潔は1887年生まれ、柏木俊夫は1912年生まれ。
信時と柏木は25歳違いだった。なお、木下保先生は1903年生まれ。

－－休憩－－

4.信時潔作曲「小倉百人一首より」
　Bari.森　孝裕　Pf.田中悠一郎
森孝裕さんは、大阪音楽大学卒、本年度（H27）第26回奏楽堂日本
歌曲コンクール第3位。ピアノの田中さんは、その際に優秀共演者賞
を受賞されている。
ハイバリトンで、柔らかな大和言葉歌唱がじわじわと心に染み入った。
ピアノもお上手。

5.信時潔作曲「絃楽四部合奏」
　1st都河和彦　2nd渡辺待子　Vla.吉田和道　Vc.柏木成豪
柏木さん以外の3人の方は、芥川也寸志さんを指揮者に迎えていた
新交響楽団の元メンバーで、都河さんはコンサートマスターをおやり
になっていたと。
信時潔はチェロをやっていたことを思い出し、チェロパートに耳が行
った。



プログラム

当日、会場で次のチラシを頂戴した。


信時潔没後５０年記念演奏会『海道東征』
今や全席売り切れ！－－買い損ねてしまった。プレミアチケット？


今冬CD発売予定

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13:13　うちの近所のオープンハウス


13:14


13:17


13:28　あざみ野　向こうの土手はススキの原


13:57　表参道


14:00　千代田線へ



生島ヒロシ（64）があのライザップで肉体改造したとか。私と同い年。


14:06　代々木上原


14:08　代々木上原改札口


手前から、リトルマーメイド、スターバックスコーヒー


文教堂で本を物色　1冊購入


代々木上原駅前





昔は交番だった？


５差路











木下記念スタジオ

受付の女性に名前を言うと、その女性はリストを見ながら「あ、あれ
ですね」。


ギッシリのお客様（40人以上？）　中央に録音用マイクが2本。

（演奏中）


資料の展示中



最後に須田さんの指揮、歌子先生のピアノ伴奏で「恩師を讃える歌」
を（混声）合唱してお開きとなった。

歌子先生「この歌は永遠に歌い継いで行きたいですね」。


最後に歌子先生のご挨拶


17:34　帰路　表参道「中央林間行」