川天使空間

work, write, and fish! __ >゜)))彡  

小児神経学会学術集会-オンデマンドもあるけれど

2022年06月03日 05時13分51秒 | 小児科
昨日は診療の合間に、第64回小児神経学会学術集会に参加。
オンデマンドもあるけれど、可能なものはリアルで視聴した。



15時半から2時間にわたるシンポジウムは『小児けいれん重積治療ガイドライン2017の改訂の要点』。
今年ガイドライン2022が出るので、その解説がメイン。

中でも一番聞きたかったのが、ブコラム-ミダゾラム口腔用液-の使い方。

うちの外来にも2.5mgが常備されている。



黄色のふたを回して開けて、赤いキャップを取ればすぐ投与できる。



1歳までは2.5mg(0.5ml)を1本。1〜5歳は5mg(画像のものだと2本)。
頬粘膜と歯ぐきの間にゆっくり注入する。

小児救急で一度使ったことがあるが、うちの外来ではまだ未使用。
このシンポジウムで、病院到着からけいれんが止まるまでの時間がジアゼパム静注より短かかったとのシステマティックレビューを伝えていた。
やっぱり点滴ルートを確保する前にけいれん重積の治療ができるのはうれしい。

今はけいれん重積(5-10分以上けいれんが続く)を繰り返しているお子さんに処方されたり、病院の初期治療に使われているが、
今後はエピペンのように教師や救急隊も使えるようになったらいいな。

今日も可能な限りリアル視聴する。
日曜の実践教育セミナーは3つ予約していて、こちらは後日オンデマンド視聴予定。
オンデマンドで視聴できるものがとても多くて、ありがたい。

紙芝居脚本、プロットから見直してみた。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする