川天使空間

work, write, and fish! __ >゜)))彡  

ヒトメタニューモウイルス(hMPV)肺炎

2014年06月20日 05時09分41秒 | 小児科


最近、マイコプラズマ肺炎より多いのがこの肺炎。
喘息のような咳と熱が出て、レントゲン写真を撮ると肺炎になっている。

RSウィルスに似ているけれど、典型的な症状が出るのは乳児より幼児が多い印象。
熱は4-5日続いて下がるが、細菌の混合感染も多い。



ヒトメタニューモウイルスが発見されたのは2001年で、鼻汁で調べる迅速検査が保険適応になったのは今年から。
先月から、近くの園の子どもが相次いで肺炎になり、検査をするとhMPV陽性。
うわぁこんなに多かったのかとびっくり。

潜伏期は4-6日と言われている。
昨日はお兄ちゃんがしっかり肺炎で、妹さんが4日後に熱を上げてきて。
肺炎といっても、症状はわりに軽く、インフルエンザのような重篤感はないのだけれど。

というわけで、咽頭粘液・鼻汁で調べられる迅速診断キットは、
ストレプトA、RS、アデノ、インフルエンザ、マイコプラズマ、hMPVと、ずいぶん増えた。
これからまだまだ増えるのかなぁ。

いろいろ書き書きして。
今日勝てなかったら大変だなザックジャパン。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)

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白い線香花火みたいなカラマツソウ

2014年06月19日 05時18分31秒 | 自然観察
先々週みつけたカラマツソウの花。
以前載せたものよりさらに、パチパチはじける線香花火型。

今週末の土曜は仕事があるけれど。
いちばんいい季節の川に、行きたいなぁ。

自分のことを書くのってやっぱりこっぱずかしい。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
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わっせわっせ あせレンジャー 荒木文子 脚本/長谷川知子 絵 童心社紙芝居 

2014年06月18日 05時27分48秒 | 創作・本の紹介
6月は熱中症の季節。
この紙芝居の解説を「今村記念クリニック小児科 後藤敦子」として書かせていただきました。

わっせわっせ あせレンジャー

保育園の子どもたちは、汗びっしょりで遊びまくります。
でも小さな子どもに「熱中症にならないようお水しっかり飲んでね」と言ってもピンときません。
そんなときは、この紙芝居の出番です。

子どもたちは戦隊モノが大好き。
あせレンジャーのために、お水を飲んでくれるはず。
長谷川知子さまの絵が愛らしくて、すごく楽しい紙芝居です。

このようなお仕事をさせていただけるなんて、ほんとうにありがたいこと。
保育園にたくさん届けて行きたいです。

毎日の仕事も創作も、みんなつながっているんだな。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
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七夕の月 佐々木ひとみ・作 小泉るみ子・絵 ポプラ社

2014年06月17日 05時38分40秒 | 創作・本の紹介
佐々木ひとみさまの新刊は、ひとみさまの地元、「仙台七夕」のお話。

小学校四年生の和也は、東京から仙台に越してきた。
曽祖母が身体をこわし、七夕飾りを作る老舗の紙店・晴海家を、父さんが継ぐことになったからだ。

仙台七夕を知らない和也は、クラスでなにかとつっかかってくる明彦とふたりで、七夕を夏休み自由研究にすることに。
明彦はなんと、和也の曽祖母ぴーちゃんから七夕飾りの手ほどきを受け、震災の時にもぴーちゃんの手をひいて避難した子だった。

病院のベッドで和也は、ぴーちゃんから不思議なことを頼まれる。
「七夕の朝、はやくに、まぼろしの七夕かざりをみつけて、
 そこにきた人に、あたしがこられなくなったことを伝えてほしいの」

わけがわからないこの願いは、明彦と訪れた七夕ミュージアムで見た写真が鍵になって…

戦争と震災からの復興。
七夕は、この街の心を救ってきたのだなあ。
そして七夕の美しさ。
七夕の吹き流しの下を歩いてみたいなと思った。

佐々木ひとみさまからのお手紙に、
「同封の和紙は、晴海屋のモデルとなった鳴海屋紙商事株式会社様よりいただいた”仙台流七夕かざり”の端紙です」
とあり、きれいな和紙の端紙が添えられていた。
吹き流しをくぐるようにこの和紙をくぐったら、「七夕の月」が見えた気がした。

佐々木ひとみさま、またまたすてきなご本のご上梓、おめでとうございます!

いい本は、ほんっと、心の栄養だなぁと。
今夜は秋田市小児科談話会。
市立病院の先生による食物アレルギー負荷試験の話題も予定されている。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
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「わたしたち うんこ友だち?」の現在

2014年06月16日 05時28分15秒 | 創作・本の紹介
看護師さんが受付カウンターに何かを開いていた。
見ると、高橋秀雄さまの「わたしたち うんこ友だち?」のカバー。
ぼろぼろになっていた。

「どうしたんですか?」と聞くと、
「この本、子どもたちに大人気で。こんなになっちゃったから、直せないかなと」

見ると、カバーがボロボロなだけじゃなく、本のページも外れてセロテープであちこち補修してあった。
外来の本棚に二冊置いてあったのに、この惨状。

「ちょっと待ってて、代わりを持ってくるから」
部屋にストックしてあったサイン本の新品を持って来た。

本は、子どもたちに読まれてナンボです。
私もこういうご本を世に出したいな。

なんとか書き上げて投函。
やっとW杯に集中できるぞ。
初戦は負けちゃったけれど。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
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