今日の石垣島の最高気温、２６℃、湿度は５９％程度、昼は強い南風に薄くなった髪の毛が無造作にいたぶられる。日曜の１００kマラソンによる故障はないが、疲労はいまだし、乳酸が下半身を支配している。今度の日曜日の石垣マラソンまでには再生となるか。別に記録を目指しているわけでないから、どうでもいいが、若かりし時のように、わが肉体の劇的回復を実験してみたいだけなのである。
１００kマラソンは、k７分とかのペース配分を５kごとに確認していく作業を、辺りの風景をめでながら、往時をしのびながら、行っていくので、傍から見ているほど退屈な時間ではなく、後半戦は、疲弊し、壊れていくわが肉体を、｢精神力」で律していく涙ながらのスピードゲームであるが、フルマラソンも同じような特性があり、オイラの今の実力では、前半ｋ６分以内を維持し、３０キロ、４０キロといくにつれ廃れていくわが肉体を、またも「精神力で」押さえ込んでなんとか、目標の時間帯(今なら４時間前半か）にゴールするというスピードゲームなのだが、そのゲームを放棄してラジオを聴いたり、エイドにやたら手を突っ込むという行為を繰り返すと、「精神力」の神様はどこかに行っちゃって、目標を大きく逸脱し、１００ｋなら関門スレスレという結果に終わる。
そして、肉体ばかりでなくこころの虚脱という状態になる。
こころの虚脱感には、ベートーベンの「アンダンテ フォボリ」が効く。慰められ、力づけられ、背中を誰かにたたかれる様な不思議な小品。
さて、誰の処方がいいか、一等にブレンデルの軽みを押したいが、アラウの冷静沈着も捨てがたい。最近は、小品ならば、Ｙｏｕｔｕｂｅのお世話になりっぱなしだ。さて、今夜は聞き比べで虚脱からの回復を目指そう
クラウディオ アラウ https://youtu.be/lIrnkYLIaV0
アルフレッド ブレンデル https://youtu.be/6TEO-AswNk0
今朝のお月様は、２０日の立待月。 かろうじて雲間から顔をだす。
