かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

やがて電気が止まるだろう

2018-07-10 14:06:49 | 日記

午後から公共交通機関、といってもバスだけですが、全面運休となり、暴風警報の石垣島、官公庁の閉鎖が決定し、弁当を携えたまま家路に着く。真栄里の海岸に立ち寄ってリーフの端っこ、500mぐらいのところの白波を眺める。予報では、12メートルにもなるというが、今のところ、5,6メートルというところか。もちろん離島を行きかう定期便は朝から欠航となっており、空の便も、今日は1日すべての航空会社が欠航しており、さしずめ陸の孤島ということか。明日の朝まで、ヒトも陸や海中の生物も息を潜めていくことになるが、「電磁波→電波」だけは、陸の孤島にも盛んに飛び交っており、写した動画や静止画が架け橋となって孤島の住民もそう孤独を感じなくなっている。

しかし、肝心の電気がないとあらゆる電子機器は、ただのプラスチックと金属で構成されたゴミとなってしまい、「息を潜める」真の世界は、人々の暮らしから電気がなくなるときに始まるといってもいい。

台風8号マリア様のもたらすこの風は、経験上、やがて停電をもたらすのだろう。電柱がなぎ倒される、電線を引きちぎる、漏電する、落雷に遭う、設備が水没する、といったあらゆる原因によって家庭用電気の供給は停止されるのだろう。今夜のどこかで。まるで、刑の執行のように。

そのような、事態を想定して、昨日はモバイルバッテリーと車のライターソケット差込用チャージャーを購入してきたし、車にガソリンを満タンにした。2つのヘッドランプや、ランタンの電池も確認したし、充電式電池を家庭用コンセントに差しっぱなしした。これだけの備えがあれば、1週間程度の停電でもスマホは充電されてWI-FIとBluetoothに接続され、にぎやかなラジオやあらゆる音楽はANKERのスピーカーから流れるのであろうし、このブログは更新され続けるのだろう。スマホでTVが受信できないエリアには住んでいるが、ラジオやネットの情報で十分である。(ただし、本日27時からのフランスvs.ベルギー戦は絶望的か)。しかしなんの孤独を恐れようとしているのか。音のない、情報のない、情報を発信できない、真に世間から切り離された世界をそんなに恐れているのか。「それは良く分らない。ただ、少し不安なのだ。」

 

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