やっとモンベルから注文していたパックラフトが届いたため、昨日は、満潮のころあいを狙って北部の吹通川にラフトを浮かべた。パックラフトデビューの日である。実は、最初名蔵川に向かったのだが、名蔵アンパルの満潮時の余りの水量に怖気ついて、やさしい吹通川に変更したのだ。
十数年前に、職場のレジャーでこの川にガイド付きでカヤックを浮かべた経験があるのみで、自力でパドルを操るのはこの日がはじめてだ。
さて、いざや、スタート!、ユーチューブの画像などから、簡単に前に進むと高を括っていたが、大間違い。漕ぎ出した瞬間から左に半回転するし、あわてて左のパドルで水をかいたら右に大きく半回転須するし、くるくる回って遊園地のコーヒーカップみたい。
まあ、浅くて短い吹通川のやさしさも手伝って、パドリングの手法をあれやこれや変えながらあせらないで漕いでいたら、だんだんコツが分ってきた。前に進む推進力がない状態で、左右どちらかのパドルを強く漕ぐと、前方より左右にぶれる。したがって、はじめチョロチョロ早めに左右の水をかくとすこし前方に推進力が生まれる、そのころあいにゆっくりあせらないで漕いでいくと何となく前方に進んでいく。そのような乗り物だった。
細いカヤックに比べて、空気を充填するインフレーター系のボートは、左右の安定はよく、緩やかな川だったら転覆の危険はないだろう。その代わり前方の推進力は少なく、風や流れへの抵抗は大きいようだ。
だから、マングローブの川だったら満潮時に河口付近を遡上していくのが良い。流れの早い川だったら川下りがメインだろう。石垣と西表のマングローブの川は、潮の満ちていく頃合を見つければ、いいとこまで、遡上可能だろう。
だが、昨日のデビュー戦を終えて、8月いっぱいぐらいまでは、石垣島の川で練習を重ねようと思った、まだまだ、パドリングで自在にボートを操るどころではない。習うより慣れろ、十分パドルが捌けたという自身ができたら、いよいよ西表のマングローブの川、にでかけよう。
地味なブルーにしたのは、野鳥観察がしたいから。気に入った。
吹通川は、500メートルもしないうちに、細くなりすぎてさかのぼれないが、潮満ちの頃合は流れもなく練習に最適。また行こうぜ。川面スレスレの目線って落ち着くんだなこれが。