昨夜は、ひさびさ晴れたので、ベランダに三脚を立てウィルタネン彗星を捉えようと、東方向にレンズを向ける。天文台で教わったとおり12月17日は、おうし座のアルデバランとスバル(八重山では「むりかぶし」といって天文台の望遠鏡の名前になっている。)を結んだ線をやや越えたあたりが彗星の位置だという。
残念ながら、10.2日のお月様が南中あたりに煌々としており、明るすぎて肉眼ではアルデバランとスバルしか確認できんので、レンズの御世話になる。
高感度だと明るくなるわ、低感度でも長押ししても明るくなるわで、月の明るさに要領が分らなくなったが、写された画像を見るとどちらの感度でも、わずかに「シミ」のような彗星が確認できる。いわゆる「ほうきぼし」の箒は映っていないが、間違いなく彗星なのだろう。
やっと捉えることができて少し安心するが、年末まで、観察できそうなので、月明かりがない頃合になんとかもう一度、地球から離れていくウィルタネン君に会えるといいな。
スバルとウィルタネン