かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

多武峰(とうのみね)から明日香、甘樫の丘

2018-12-25 01:27:35 | 日記

月曜日、家に帰って机上のパソコンが、やっぱり起ち上がらない。金曜日、旅に出かける直前に、少し振動を与えたときにダウンした。修理にまた1万円かけると思うと、もう、諦めてノートに切り替えてみようか。写真編集にパソコンは欠かせない。それと、携帯で日記書くのって、遅いし猫背になるし、何やら人間がセコくなる。(個人的感想です。)でも、当分、これでいくしかない。

冬の旅、三日目は、桜井の街から多武峰に歩いて、談山神社に参詣。そこから明日香村までのハイキングコースの標識に導かれて山を降り、石舞台、岡寺、飛鳥寺を参拝し、最後は、甘樫の丘に立って、大和三山を見晴るかし、締めた。7時間の歩き

談山神社、これまでで最も美しいお社で心洗われた。冬枯れに、社殿の彩色が生えて、十三重の塔の威容も風景によく溶けていた。本殿からの外風景も見事。桜、若葉、もみじの季節もまたいいのだろうが、年末の人が少ない時期で静かで安らかな時を過ごした。神社とはいえ、明治以前は神仏習合の寺院だったとか。落ち着いたのは、そのせいだったのかもしれない。











飛鳥寺、創建時は、官営の大きな寺だったのに、焼けて、灰燼に帰した。鞍作止利制作とされる本尊の大仏さまは、最古の仏像なのだが、お首だけが残されたのだとか。信仰厚い村人たちは、新たにお身体を鋳造し、お首をつなげ、元の場所に配置し、小さな堂宇で囲い、今日まで、お守りしてきたとのことである。何かしら首から下が稚拙の感が否めないが、やっとお会いでき、深く頭を垂れ、手を合わせた。







旅の終わりに、甘樫の丘に登る。北西に大和くにはら、大和三山が浮かぶ。小さな丘ではあるが、古代の人達が崇めて歌った名だたる聖山。あれらに登ってみたのはいつだったか。懐かしくじーんときた。



天香具山と耳成山



畝傍山

甘樫の丘に寄り添っていた、常緑広葉樹。てっきり、あれが甘樫という木なのかと思って帰路についたのだが、どうやらアマカシという樹木は存在せず、赤い実をつけた2本の美しい木の名は、今のところ不明。
鬱屈とするので、こんど図書館で調べてみよう。これも旅の楽しいお土産。








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