かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

明日香路はるか

2018-12-28 09:12:23 | 日記

起動が不調なので、また1万円かけて修理に出そうとしたデスクトップのパソコン。昨日の朝、コネクター類をはずすため前に、念のため起動させてみたら正常な立ち上がりをした。「1万円得した。」

今年最後の職場で、ベースアップの差額なのだろうか、1万円支給の明細書が渡された。「1万円得した。」

合わせて2万円、浪費癖はこの歳でも直らず、2万2千円で中古のノートパソコンを通販サイトに注文した。年明けにノートが届いたら、デスクトップの画像データなどをバックアップして、瀕死のデスクは前回のデスクとともに電気屋さんに処分してもらおう。

身を軽くして、北に旅立つ。


パソコンが回復したので、先週の関西冬の旅の写真を整理している。雨の高野山とは打って変って、翌日の多武峰から明日香路は、穏やかに晴れて、暖かな散歩道であった。

 

農(みのり)のときは終わり、明日香はしばらくの冬の眠りにつこうとしている。

 

農(みのり)の慶びを天に捧ぐ乙女たち。(岡寺の三重宝塔の水煙)

 

西の空には、3月に歩いた二上山の麓から大和葛城、金剛のダイヤモンドトレールのスカイラインが青く輝いていた。

葛城の急なくだりを終えて、金剛の長い登りに喘いでいる3月のオイラが見える。

 

長い散歩の終わり、甘樫の丘に登って、歩いてきた明日香路の向こうの多武峰を眺める。

 

1300年前の京絵図が展望台に張られていた。あちこちの都といいお寺といい、今は、かすかな痕跡をとどめているに過ぎない。

写真をズームアップすれば、古びとの足音が聞こえるようだ。

 

 

 

 

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