かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

 Lucy In The Sky With Diamonds を宇宙で聴くもの・とき

2023-06-23 17:02:37 | 日記

深海約4000mの沈没船タイタニックへの探査船の遭難事故には、人類は、いまだに、たったの4000m程度の深海の行き来にも相当のリスクを負っていること、よく考えれば当たり前だが、地球にも電波の届かない世界が存在し遭難者の位置確認さえままならないことを教えられた。

NHKプラスで配信中の【映像の世紀バタフライエフェクト・ビートルズ革命「青の時代」そしてルーシーは宇宙に行く】を視聴。

バタフライエフェクトとは、初めて接する片仮名だが、Wikipediaで調べると「力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化がなかった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象」だとのことであるが、なんとなくしか分からない。

番組は、1962年のビートルズの結成が世界中の力学系に大きな変革をもたらしたこと、具体的には、英国を発祥とした「西側の音楽」のエネルギーが冷戦時代のソ連圏の若者にまで影響を及ばし、やがて訪れるソ連崩壊のエネルギーにもなったことを主要なテーマとしたようだ。

それがなんで「そしてルーシーは宇宙に行く」という副題と結びついているかは1回視聴しただけではよく理解できないが、ルーシーという化石原人の名前を付された探査船が2021年に米国で打ち上げられ、木星軌道を漂う「木星の子供たち」と呼ばれるトロヤ惑星群の探査に向かっているということである。(宇宙では気が遠くなるまで遠くに電波が届くというのに、地球では海の底に電波が届かないというのは文科系のオイラには理解できない。)

なんでも300数十万年まえの人類の祖先を発見した考古学者が発見時にビートルズの名曲「Lucy In The Sky With Diamonds」のカセットを聴いていたことつながりで、太陽系誕生の化石ともいえるトロヤ惑星群の探査船をルーシーと名付けたということであり、そのルーシーつながりで探査船には4人のメンバーのメッセージも搭載されているとのこと。(あのボイジャーにグレングールドのバッハやビートルズの音楽が搭載させられているのとおなじ発想だろう。)

ボイジャーは地球に戻らない旅を続けているが、ルーシーは地球に戻ってくる。ただし、番組のナレーションを聞いて耳を疑った。「ルーシーが何百年、何千年のあと戻ってきたころの地球はどうなったているのだろうか」と。ネットではルーシーの帰還は何十万年後だとも・・・・・。

その間に誰か、あるいは未来の人類、異星人がルーシーを回収し、ビートルズのメッセージを読んで、何を感ずるのか。

番組はそんな感じで結んでいたが、歌詞の内容はまるで訳の分からないハッピーな世界だ。(違法薬物とされるLSDのせいなのかも)

「あの頃の地球には確かに天国や浄土なる世界が存在したのだ」と、そのころの考古学者がのたまうのかもしれない。

いつ、どこで、だれが、ルーシーと出会うのだろう。

Astoropiから

 

     

 

     

 

     

以上NHK番組の映像から拝借

 

bestLyrics さんのYoutube

 

 

 

 

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