かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

自己責任でいただくキノコの新しい仲間

2024-10-18 18:34:37 | 日記

さまざまなキノコ図鑑を読ませていただいて、日本の山に顔を出すキノコのなかまで「致命的な猛毒」とされるのは、テングタケ科のドクツルタケ、クロタマゴテングタケ、ウスキテングタケ、フクロツルタケ、ガンタケとボタンタケ科のカエンダケ、フクロシトネ科のシャグマアミガサタケくらいだけだが、これらのキノコは食用のキノコとまちがえることはないから「即死」だけは免れることはできる。テングタケ科はタマゴタケ以外はすべて手を出さないと覚えておけばよく、カエンダケとシャグマは見ただけで不気味なので手は出ない。

問題なのは、やっかいな中毒をもたらす毒キノコと食用んキノコが類似していて間違って毒キノコを摂取することだが、典型的なのは、今朝も地元のニュース報道されたのだがブナなどの枯れ木に生えるツキヨタケ科のツキヨダケ。これを同じ枯れ木に生えるヒラタケ科のヒラタケやクヌギタケ科のムキタケと誤食して中毒になるケースだが、オイラは、この1年で学習したので、すでにこの誤採取問題はクリアしたと思っていて、中毒は回避できる自信はある。

そして、この秋覚えて、栃木の専門店に「チタケ汁」まで食べに行ったお気に入りのベニタケ科チチタケは、チンポコや指の先に激痛が何週間も走るとされ「絶対誤食したくない」キシメジ科のドクササコと間違えないように図鑑では注意喚起されているが、チチタケを手に取って、チチの出具合や独特の匂い、チチのネバネバ感を肌で学習したので、まず問題はなかろう。

そして、昨日今日取り組んでいるのは、青葉の森でも採取できるという情報を得たイッポンシメジ科のウラベニホテイシメジと同じ科で毒とされるクサウラベニタケとそれ以外のイッポンシメジの仲間との区別であるが、昨日図鑑で仕入れた予備知識をもとに青葉の森で、そのウラベニホテイシメジ(だと思われる)キノコを数本採取してきたので、念のためしっかりと茹でて、一晩水にさらしたうえ、当該キノコをお煮しめにしていただいた。図鑑どおりほろ苦いが食べ応えのあるキノコであり、朝食べて昼まで何の中毒症状も生じないため、「大当たり!」と内心喜びまた一つおいしいキノコを覚えた・・・という始末。なお、昨日山では、毒のクサウラベニタケと思われる個体にもたくさんあって、みな図鑑どおりの特徴だったので採取はしていない。

 

まるで人体実験みたいだが、自分で図鑑やネットで予備知識を得て、自分で料理し、自分の体に毒でないことを覚えさせることは、大事なことではないだろうか。

「絶対食べてはだめ」なキノコを覚えてさえおけば、多少の中毒症状を体験すればそれも学習になるのだろう。要は、自信のないキノコは一度に大量にとらず、少しずつ味見して自分の体に覚えさせることがいいのではないだろうか。キノコ関連の本は。絶対そんなことは言ってないけれど。

高齢者の山登りも、キノコ採りも、すべて「自己責任」の世界なのであって、何かあったらの責任は一自分が負うものとい聞かせたい。

(といいながらキノコ中毒で入院したら保険がきくのかななどと考えている小市民なのである。)

 

 

 

 

 

柄がこのキノコならではのしっかり固く図太くて、クサウラベニタケとは間違えません。

 

食感とほろ苦さがいいね!

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