かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

アジサイの色づくころ

2020-06-14 15:23:45 | 日記

瑞鳳殿のアジサイが水色に色づき始めた。

南東北も梅雨入りし、本格的な雨のシーズンとなったが、この時期、梅雨前線の形と位置をにらみながら、今時ならば前線の北部の東北や北アルプス、長野や新潟の山は晴れやすく、梅雨の末期、前線が北上してくる頃合いには、南アルプスや中央アルプス方面が比較的晴れているのだろう。

 

 

   

 

6月末から7月初めに、北上中の梅雨前線をにらんで、南アルプス北部のキタダケソウなど撮影をもくろんでいたが、今年は、唯一営業するとしている北岳肩小屋も7月半ばまであけてくれないのであきらめた。前線が南にいる間は、おとなしく近場の東北北部で過ごそうか。高山植物の咲き乱れるこれから、そろそろ、テントを点検してお出かけの準備をしよう。

梅雨が明けて、この夏、南に行くはずだった登山者は、北アルプスはもちろん東北にも多く流れ、営業小屋の少ない東北や宿泊者数制限を行う北アルプスはテント客でにぎわうことだろう。昨年のリベンジ、飯豊のテント泊縦走は、木の葉の色づくころにしようか。そのころは、空いていてくれるか。朝日は、小屋しか泊まれないから今年はNGだ・・

などなど、とりとめのない山の思考回路をめぐせながら、梅雨時を生きよう。


木の実の見守り隊現状報告 2020.6.13

 

   

    ヤマフジのサヤは、産毛に包まれたやわらかな刀の形をしています

 

 

   

ヤブデマリの両性花だったところは、しっかりと膨らんできましたが、

真ん丸木の実にはまだまだのようです

 

 

   

    オニグルミは、もうこんなに膨らんでラグビーボールのようです

 

 

   

     トチの実はこれからどのように引力と対峙していくんだろう

 

 

 

   

   アケビガキという美味しそうなお名前の実が、おいしそうに膨らんできました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ストリーミングコンサート S席でお茶を

2020-06-13 10:58:54 | 日記

未明 徒然なるままに ケーブルテレビのアプリ操作でYoutubeに接続。

1985年11月10日、ドイツミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニーというコンサートホールこけら落としコンサートだ。

演目は、ブルックナー交響曲第5番、指揮セルジュ・チェリビダッケ、オケは、ミュンヘンフィルだ。

90分にわたるこの宇宙を彷徨うかのような長大かつ深遠なシンフォニーを、一気に聴く。

実は、ケーブルテレビのYoutubeが、あの演奏途中に興ざめするようなCMが入らず、まるで買ってきたDVDを再生するような気持ちにさせてくれるシロモノであることは知らなかった。

未明のボーっとした意識でありながら、1985年のコンサートホールにタイムスリップしたかのような心地にさせてくれた。生前、大の録画嫌いと評判だった巨匠の名演は、死後次々と映像化され、Youtubeにもアップロードされるようになった。ブルックナーシリーズは、まだまだありそうである。TVにつないだイヤホンでの視聴だが、デジタル時代にあって、ひと昔の専用オーディオ機器とそん色ない音質を提供してくれる。(と、自己満足しているにすぎないが)。しばし、ブルックナーの森を彷徨ってみよう。

年金生活者のコロナ後の新生活様式、移動費とコンサート代を払わんとも、月々のケーブルテレビ料金のみで、夢の音楽紀行をすることができる。ちなみに、今朝はミュンヘンに行ってきたのだ。(と、言い聞かせている。)

90分を超えるコンサートや映画になると、トイレットが気にかかるので、開演まえにお茶やアルコールを抑えざるを得ない世代となってしまった。オンラインだと、家のソファーに足を伸ばして、お茶をいただきながら視聴もできるし、もよおせば、一時中断だってできるのだ。(アーカイブなしのライブはそうはいかんが・・)

これからは、東京までの新幹線往復費用程度の良質なヘッドフォンを購入しての、24時間気兼ねのない部屋でのコンサート暮らしが、「当たり前」となるやもしれん。少し寂しいが。

 

指揮棒を振るチェリビダッケ

 

コロナのお陰で、さぞやアーテイストは大変だろう、オンラインコンサートでもどんどんやればいいのに、と思っていたところ、そのチェリビダッケを聴きながら、何気なくメールを開いていたところ、ソプラノの森麻季さんと昨年調布音楽祭で「後宮からの逃走」を指揮していたバッハコレギウムJPの鈴木優人さんが、ストリーミングコンサートを開くことを知った。「何と、S席が1000円!」(S席しかないのだが)

さっそく、購入!(売り切れはないみたい。)コンサート日より2週間、何度でも視聴できるというアーカイブ特典が長所でもあり短所だが、たとえ、1時間と短くても、購入した者にしか味わえない、「臨場感」というものは、それなりに感じることができるのだろう。初めての体験だが、どういうものだか味わってみたい。こんな、ささやかなことでもアーテイストを支援することができるのなら、どんどんやってほしいな。

ノートパソコンでのストリーミングコンサート。もちろん、イヤホンでの視聴だが、いまやパソコンできく音も、70年代の「FM Fan」時代を生きた人間としては、十分満足できる音質なのである。コンサートが、まちどおし。 

森麻季(ソプラノ)&鈴木優人(ピアノ)コンサート

 

森麻季さんのスタンドアローン(Youtube)

 

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避難の丘でお弁当をひらく

2020-06-11 11:15:42 | 日記

きのう、目覚めてしばらくぶりに南の空に浮かぶ月を見た。18.8才の月。大空は、晴れ。暦の上では「入梅」だが、昨日はよく晴れて30度近い気温となった。

 

   

 

近所の低山、青葉の森などを真夏日に歩き回るのは、日陰が多く街中よりは涼しいとはいえ、若葉のころより風が通らず、朝方を外すと森の入り口を目指すには、いささか勇気がいるような季節になった。気温が高くても、風を受けて走る自転車は、それほど暑さを感じないことは、南西諸島でのトライアスロンのバイクでも経験しているので、久しぶりに、広瀬川から閖上へ、閖上海岸から蒲生にいたるサイクリングロードを折り畳み自転車アカンマ号を走ってきた。思っていたとおり、風圧で涼しく、海岸に吹き渡る風により、休んでも寒いくらいだった。久しぶりだったものだから、サドルに硬さに尻が慣れておらず、帰りは痛みに耐えたが、もともとは、全国の輪行用に買い求めたアカンマ号、近所でもっと頻繁に利用し、尻の筋肉強化に努めたい。

震災復興に合わせて作られたサイクリングロード、あいにく高い防潮堤のせいで海を見ながらルンルンというわけにはいかないが、周囲の草原にはオオヨシキリやホオジロの歌声が響き合い、オオヨシキリの巣への托卵を狙ってか、カッコウも頻りに囀っていた。カッコウは、オオヨシキリの巣の前で鳴いているのは、何かわけがあるのだろう。調べてみよう。

 

ロードの途中にはミサゴの巣もあって、写真を撮ろうとして立ち止まったら、「ピヨ ピヨ ピヨ」と猛禽にしては愛くるしい鳴き声で威嚇してきた。それにしても、ミサゴはどうして松の木や枯れ木のてっぺんに直射日光を浴びるような雨ざらしの平らな巣をつくるのだろう。苦痛ではないのだろうか。調べてみよう。

 

   

 

海沿いの小川に、マガモの♀が二羽仲良く休んでいた。渡り鳥であるマガモはどうして北に帰らないのだろう。それも、♀だけで、パートナーもおらずに当地で夏を越すのだろうか。調べてみよう。運河には、コハクチョウ一羽が泳いでいた。傷ついて帰れなかったのだろうか。心配になった。

 

   

海辺のサイクリングロードにも、野鳥たちもたくさんいて、彼らの暮らしぶりも観察していこう。

 

コースのところどころに、高さ10mの避難の丘が盛り土され、陽を遮り、風通しの良いあずまやが立てられている。ここで、家で作ってきたシャケ弁当をたべた。自家製の「きゅうりのキューちゃん」がおいしくできたので満足したが、イオンスーパーで買ったロシア製のシャケはサーモンではなくトラウトの味がした。失敗したと後悔した。

名取川をはさんで、被災地閖上の高層の復興住宅が霞んでいた。

 

 

   

 

 

 

 

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蔵王古道山形側を歩く

2020-06-10 07:11:00 | 日記

 

快晴に恵まれた月曜日の朝、山形側の蔵王古道を歩く。山形中心部から40分ほどで、宝沢集落が蔵王古道宝沢口の起点となる。五合目直前の不動滝までは、杉の植林が目立つ森の中を登るが、宮城側と異なってエコーラインが平行していないので、全くの静かな道であった。

通常の足なら、八合目の地蔵岳ぐらいまでは行けそうだが、花や鳥だのにうつつを抜かしていると六合目の片沼まで至ると、もう午後2時を回っていた。祓川コース途中から蔵王温泉に下る。十年以上前の記憶ではすぐ近くに「大露天風呂」があったが、いったん温泉街に降りると、そこからまた20分ばかり急坂を登らなければならなかった。大いに汗をかきまくったが、「大露天風呂」に一人か二人の湯あみ客。

キャンピングカーで、この2か月ものあいだ、東北の温泉を渡り歩いている東京のオジーが密にも近づいてきて喋り捲る。家族から当分帰ってくるなとのお達しとかで、きっとさびしいのだろう。あちこちの温泉評価をきく。やはり、乳頭温泉の「鶴の湯」がいちばんだったとのこと。

キャンピングカーで周遊か。そんな選択もあったかもしれないが、家を背負って彷徨うでんでんむしみたいで荷が重いかも。

スライドショー

不動の滝 滝音で神を感じた日本人

 

蝉しぐれで永遠を感じるオイラ

 

 

蔵王信仰とは何か。もう少し歩いてしらべてみよう。月末再オープンのリゾートホテルが3000円のシングルルームを用意しているので、お天気具合を見て、朝4時出発、古道で蔵王越えにチャレンジしてみよう。

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植物園でお弁当を

2020-06-07 17:04:03 | 日記

先週、野草園に行った時の花写真を整理したのでスライドショーにしてみた。じつは、動画の作成はムービーメーカーというソフトで行おうとしていたのだが、Windows10になってこのソフトが有料になっていたので、ためらっていた。このソフトの使い勝手がほかのものよりいいので、そろそろ3000円くらいの料金を払って登録しようと考えていたところ、ある方のサイトで、Windows10標準装備の「フォト」でも簡単な編集が可能なことが判明し、昨日のYoutubeアップロード分から使ってみた。

その「フォト」でスライドショー作成も簡単にできるで、花などを何十枚もベタベタブログに貼り付けるのも野暮だろうと考えたので、時間があれば作成して搭載したい。

 

 

初めて野草園に海苔鮭弁当を持参して、木陰のベンチでユリノキの大木や小鳥の声を聞きながら昼食をとった。コロナばかりのワイドショーに飽いたので、雨さえ降らなけらば野草園といい、青葉の森といい、青空の下で弁当をひろげながら過ごそう。

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