かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

❝生態学的❞ お散歩のススメ 備忘録 

2020-06-26 19:07:49 | 日記

植物学者多田多恵子さんの「野に咲く花の生態図鑑」(河出書房新社)を借りてきて読んでいる。

多田さんのことは、以前、NHKラジオ「山カフェ」で知った。

多田さんは、一般向けにたくさんの図鑑やエッセイを出しており、今読んでいる本は、学者ぶった難解な記

述はなく、すらすら読み込めて、かといって単純な分かり切ったお話ということでもなく、目からウロコ!

ような植物の必死さと懸命さと賢さがつたわってきて、かつ、おもしろく、詩情があふれているので、ほ

の本もたくさん読んで、いろいろと教えてもらおうという気持ちになった。

この本の巻末に❝生態学的❞ お散歩のススメ というコーナーがあり、13項目の身近な自然の学べるヒント

が書かれていたので、備忘録として、このブログに書きとどめておこう。

牧野博士の植物記は、植物となかよしになるには「採取と標本」をすすめているが、今日の一般人には、採

取は盗掘、森林法違反とみなされるおそれがあるので、ススメられないのだろう。(ちぎったり、食べてみるくらいは許してもらえる範囲なのだろう。)

今日の一般人は、「採取と標本」ではなくカメラの静止画や動画での「撮影とログによるサンプル保存」で対応していこう。

とにもかくにも、花を知ることで、虫も、動物も知ることができて、さらに、花も、虫も、動物も、地球の

お天気や季節や土や水とつながっていることも知ることができ、そんな授業時間をこれから過ごすだけで、

人生の後半戦、目いっぱいなのだろう。

 


1 立ち止まって見る

  * 山を歩くのも散歩するのも、時間がかかってしまい、ちっとも運動にならないが。


2 しゃがんでみる

  * イヌもネコもしゃがんで接すると近寄ってくる。


3 さわってみる

  * トリカブトやウルシの仲間だけは、ちよつと。


4 裏返してみる 透かしてみる

  * 夏ミカンやユズの葉を透かすと満天の星空が見えるって、どういうこと?


5 ちぎってみる

  * ヨモギやサンショウの葉をちぎって匂いを嗅ぐのが好きです。


6 虫眼鏡で見る

  * ヨドバシカメラで、ルーペを探してみようと思います。いまは、双眼鏡を逆にしてみていますが物足りない。


7 拾ってみる

  * 海岸で貝殻やサンゴのかけらを拾った、あの感覚で木の実や落ち葉を拾ってみよう。


8 飾ってみる

  * そのへんのセンスがないのを自覚しているが、挑戦してみましょう。


9 遊んでみる

  * 昔ながらの草花遊び?知らねえな。


10 食べてみる

  * この秋、どんぐりのコーヒーとオニグルミ入りアブラみそにチャレンジしよう。


11 描いてみる

  * 拾ってきた宝物を色鉛筆で描いてみよう。


12 「フィールド」をつくろう

  * 青葉山と蔵王に決めました。


13 記録してみる

  * オシベとメシベにピントを合わせる落ち着きをもって、カメラを使いましょう。


 ひさびさマクロレンズを持ち出したが、やはり手持ちではピントをとらえにくい。

 

シソ科 ムラサキシキブ

 

 

ブドウ科 ヤマブドウ

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