瑞鳳殿のアジサイが水色に色づき始めた。
南東北も梅雨入りし、本格的な雨のシーズンとなったが、この時期、梅雨前線の形と位置をにらみながら、今時ならば前線の北部の東北や北アルプス、長野や新潟の山は晴れやすく、梅雨の末期、前線が北上してくる頃合いには、南アルプスや中央アルプス方面が比較的晴れているのだろう。
6月末から7月初めに、北上中の梅雨前線をにらんで、南アルプス北部のキタダケソウなど撮影をもくろんでいたが、今年は、唯一営業するとしている北岳肩小屋も7月半ばまであけてくれないのであきらめた。前線が南にいる間は、おとなしく近場の東北北部で過ごそうか。高山植物の咲き乱れるこれから、そろそろ、テントを点検してお出かけの準備をしよう。
梅雨が明けて、この夏、南に行くはずだった登山者は、北アルプスはもちろん東北にも多く流れ、営業小屋の少ない東北や宿泊者数制限を行う北アルプスはテント客でにぎわうことだろう。昨年のリベンジ、飯豊のテント泊縦走は、木の葉の色づくころにしようか。そのころは、空いていてくれるか。朝日は、小屋しか泊まれないから今年はNGだ・・
などなど、とりとめのない山の思考回路をめぐせながら、梅雨時を生きよう。
木の実の見守り隊現状報告 2020.6.13
ヤマフジのサヤは、産毛に包まれたやわらかな刀の形をしています
ヤブデマリの両性花だったところは、しっかりと膨らんできましたが、
真ん丸木の実にはまだまだのようです
オニグルミは、もうこんなに膨らんでラグビーボールのようです
トチの実はこれからどのように引力と対峙していくんだろう
アケビガキという美味しそうなお名前の実が、おいしそうに膨らんできました