かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

大事に履いていこう、幸福の青い鳥色≒ウクライナ国旗色のアルトラ

2023-05-08 21:15:48 | 日記

なんと高知県のスポーツ店からアルトラのトレランシューズ「LONE PEAK6」が届いた。

LONE PEAKシリーズは、トレランをやっていた頃だから、もう7,8年前になるか、3代目の「LONE PEAK3」を御徒町のアートスポーツでたまたま試着して、その足入れの柔らかさに惚れて防水のを1足購入して以来、同じ型式のトレランシーズ(非防水)をもう1足、そして同じアルトラ製のランニングシューズを2足購入するなど継ぎ足して、ランニング系のシューズはもうアルトラ以外は履きたくないとさえ思うようになっていた。

アルトラのランニングシューズは、足先の前方、とくに、つま先部分の足指を包む靴の形が異常に広く扁平で、運動していても足指に負担がかかることが少なく、かつ足底のクッションが厚くないのにとても柔らかくて、歩いていても気持ちがいいのが気に入っていた。

そんな、自分に合ったシューズだからトレランをやめてからも3代目を散歩などに大事に履いてきたのだが、もう靴底はペラペラにすり減って、靴布も破れてきたので、ついに買い替えようと決意した。

それで、しばらくぶりにトレランシューズコーナーをネットで調べたが、LONE PEAKシリーズは、いまや7代目となって、新品価格は2万円を超えている。が、どの店も品薄気味でサイズも限られている。人気なのか、前モデルの6代目も辛うじて販売する店が見つかったが、オイラの履いているやや大きめのUS8サイズ(26.5CM)がなかな見つからなかったで焦った。

が、連休前に、とうとうUS8サイズを販売している店が「残り1足」で売りに出しているのを見つけた。それが高知のお店だったのだ。

当たり前だが、靴や洋服のたぐいは、試着できない通販で買うことはリスクが高かったが、届いた新品を履いてみて、これまで同様気持ちの良い足入れ感だったので、ホッとした。

もうトレランはしないが、これからはあまり重い荷物を背負わないUL(ウルトラライト)系の軽登山を行う機会が増えてきそうなので、(というよりそうしたい)、この6代目のLONE PEAKくんは、いい相棒になってくれればと思う。走らないので靴底はそう減らないものと信じて、長く大事に履いていこう。

購入時にあまり意識はしなかったが、届いてみればコバルト色の青い生地に、靴紐と靴底がレモン色の黄色だ。野鳥ならば幸福の青い鳥の「ルリビタキ」にも似ているし、ウクライナ国旗の豊饒の大地と青空色だ。なにか、ゲンがいい。

きっとオイラのこれからの歩きに幸いをもたらしてくれるにちがいない。(と言い聞かせよう)

 

 

     

 

                  

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声はすれども姿は見えず 青葉の森

2023-05-06 06:13:35 | 日記

GW、八木山のヒトゴミはあまり目にしたくないけど、明日から(6日から)しばらく晴が見込めないので、青葉の森を昼まで歩く。

森の入り口から、聞きなれたオオルリの声がしたので、期待を込めて歩いたが、結局この日、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ、クロツグミ、(ときどきかまびすしいガビチョウ)の高らかな声を聞いただけで、聴こえる場所でしばらく立ち止まって頭上を見渡したが姿を目に留めることができなかった。

また、黒い過眼線と黄みを帯びたヤブサメあるいはセンダイムシクイらしい小さな姿が藪の中から目の前に現れたが、すかさずどっかに飛んで行ってしまった。

「声はすれども姿は見えず、姿は見えれどさえずりもせず」、でも夏鳥たちがこのGWを境に、長い旅からこの森に辿り着いてくれたことがとてもうれしくなった。

(どうしてあの小さな体だけで、地図やGPSをもたずに生まれた森に帰って来られるのか、誰も教えてくれない)

夏鳥たちにを眼にすることがかなわなかったが、青葉の森のこの季節の新たな出会いになぐさめられる

 

 

     

     

スイカズラ科のツクバネウツギのふたもとの花が、虫たちを誘っている。「ここへおいで」と。

 

     

シソ科ラショウモンカズラの薄紫が妖しく虫たちを誘う。「平安時代に武将によって切り落とされた羅生門の鬼女の腕の姿に似ている」といわれても、現代人がうなづけるような名前のつけ方ではない。それにしても、初めて命名した植物学者はあまりにもジコチュウーで奇想天外な頭脳の持ち主だ。(牧野富太郎さんじゃないことをねがう。)

 

    

あ、いつものルリシジミ!と写真を撮ってきたら後翅に尾状突起と橙の紋様があってルリシジミさんとは明らかに異なる。帰って図鑑で調べたら、シジミチョウ科ツバメシジミ♀と判明。

シジミチョウの世界も奥が深そうで興味がわいてきた。それにしても美しい瑠璃色の宝石だ。

     

翅裏の後翅にも橙の紋あり。それにしても漆黒のオメメが可愛すぎる。

 

     

山ツツジの木立にヒラヒラ舞っていたのはイトトンボ科のカワラトンボ♂。赤銅色の翅と青緑色のスマートな体躯の取り合わせが美しい。ツツジにはクモの巣の罠がいっぱい仕掛けられているから気をつけてね!

     

 

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星座を点と線で表現する

2023-05-04 16:58:30 | 日記

GW連休中はほとんど出歩かないことにしている。ヒトゴミに出くわしたくないからだ。ニュース番組やモーニングショーで繰り返される渋滞情報や観光地の人出情報、食祭などのイベント情報とも無縁なので、このところ報道番組で以上のようなテーマがあれば必要がない情報なのでTVを消す。いまごろ報道で画面にくぎ付けになるのはウクライナの反転攻勢情報と大谷の活躍くらいか。

「勤労者」時代は、あれだけ連休や休暇が貴重だったのだが今や逆転、連休や盆正月のシーズンはOFF状態。なにか、世間とパラレルワールドを生きている別国籍、異星人みたいな感覚だ。

よって、ことしも連休明けの天気予報やキャンプ地情報などを調べたり、図書館で借りてきた写真集など乱読しながら騒がしい時が過ぎるのをじっと待っている。

その借りてきた本に、ー 星でつづる「銀河鉄道の夜」 ー(文・本城美智子 写真・八坂康磨)【誠文堂新光社 1996年】があって、まるで小さい活字ながら本文は枕もとですぐに読んでしまったが、目に留まったのが八坂さんの写真の中の「点と線」の星の写真。

これまでいろいろ星の写真を眺めてきたが、「南十字星の星が点で写っている写真にその星たちの軌跡が同時に写っている」という絵は初めてだった。軌跡だけだと、どの星座か分からないのが、このような写真だとよく分かるという親切な写真になっているが、それだけではなく、これはこれでまた違った美しさがある。

こ連休OFFのヒマツブシに、いまあるデーターで少しやってみた、家のベランダから撮ったオリオンと、先だっての木崎湖での北向けの星をすこしいじってみた。今後、意識的にインターバル撮影すれば、もっといい写真ができるのではないか。

このような写真はデジタル写真の「比較明合成」編集機能で簡単に仕上がるが、フィルム写真時代の「多重露出」の手法でも可能だったのだろうが、誰もこのような小細工はやっていなかったようだ。このような写真は、「点と線」が同じ明るさだとどうしても「点」が目立たなくなる(下記木崎湖の写真)ので、「点」を入れる場合はソフトフィルターで大きく表現するのがいいのだろう。

連休が明けてしばらくしたら、星の撮影も目的として尾瀬や八甲田のキャンプ地に一眼と三脚を持ち込む予定にしており、オイラも「銀河鉄道の夜」のハクチョウや「星めぐりの歌」のワシやサソリの「点と線」を映しだしてみようか。

しかし「点と線」て不思議だよね。われわれが見ている星はいつまで見続けていても「点」なのに、カメラでとらえる星は、地球が動いているため数秒露出では「点」なのだが、すぐに「点」が流れて「線」になってしまう。「点」が実体か、物事は常に流転しているので「線」が真実か。

何か「色即是空」・「空即是色」という仏教的宇宙観とも似ているし、連休を謳歌しているこの世の春みたいなヒトたちと連休をOFFにして息をひそめている孤独な老人の世界とのパラレルワードにも似ているような、似ていないような・・・・

 

     

          オリオンとシリウスの点と線(ソフトフィルター使用)

 

 

     

        北極星(ポラリス)を中心とした星の点と線(ソフトフィルター不使用)

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六月の尾瀬はどうなっているのか

2023-05-02 17:58:53 | 日記

尾瀬には、七月と八月と九月に三度ばかり訪れているが、江間章子さんの詩にあるような「水芭蕉の花が 咲いている 夢みて咲いている水のほとり ♬」に立った経験はないので、「そうだ、今年は水芭蕉の季節に行ってみようか」という気持ちになった。

尾瀬には、一昨年の2021年に尾瀬沼にキャンプをした際に、尾瀬沼や大江湿原から望んだ燧ケ岳の風景がとても気に入って、今度は尾瀬沼から北にそびえる燧ケ岳の星景写真を撮ってみたいなと思っていたので、沼山峠までのバスや尾瀬沼のキャンプ場は五月末にスタートというから六月早々出かける計画を練っている。

「もしかしたら 池のほとりや尾瀬ヶ原の水芭蕉が星たちといっしょに写り込んでくれるかもしれない」と期待をはせた。

が、今年は以上に尾瀬の雪が少ないとの情報もあり、通常五月下旬から六月上旬がシーズンと言われる尾瀬のミズバショウは、六月にはもう終わっているのかもしれない。今年は、日本中、半月ばかり春が早いのだ。

水芭蕉が終わっていたら、その後に続くスプリングエフェメラルたちが笑顔で出迎えてくれるだろう。ケセラセラ。

たしか・・2021年のキャンプ料金は1000円未満だったと記憶しているが、なんと今年から2000円だという。が、夜間の天体撮影には他人に迷惑をかけないテント泊がベスト。尾瀬沼はウッドデッキなので快適に過ごせるので、まあいいか。行くか六月の尾瀬、少し重いが今度は,、一眼と三脚持っていこうぜ。

 

尾瀬保護財団HP

 

尾瀬マウンテンガイド

 

 

 

 

    

              2021年8月 大江湿原からの燧岳

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賢治さん没後90年の記念に何をしようか

2023-05-01 20:33:33 | 日記

933年(昭和8年)に宮澤賢治さんは37歳の若さでこの世を去ったが、時代を超越するような輝きを放つ膨大な詩や童話を私たちにのこしてくれた。2023年は彼の没後90年なのだ。

そういえば、NHKBSPが4月になって再放送ではあるが「業の花びら ~宮澤賢治 父と子の秘史」という番組を流してくれたし、Eテレは,こころの時代で「シリーズ宮澤賢治 久遠の宇宙を生きる 」というテーマで6回シリーズの特集を先週の土曜日からはじめてくれた。また5月5日(金)は直木賞受賞「銀河鉄道の父」を原作とした同名の映画が上映される。と、なにやら賢治さん関連映像が賑わいはじめた。

昨年の秋には、北上市で自伝めいた「愁いの王 宮澤賢治」という力作長編映画を鑑賞できたが、以上のようなNHKの番組や新作映画のお世話になって、アニバーサリーイヤーを機に改めて賢治さんの宗教観や父・政次郎さんとの確執や和解の成り行きについて理解を深めたいな。

合わせて、昨年は中断していたが、岩手を中心とした「賢治さんへの旅」を続けよう。映像や書物での理解も大事だが、賢治さんの足跡をこの足でたどり、賢治さんの見た自然や天体を実感することは、彼の作品を理解するうえで最も大切なような気がしてならない。

さしあたり、今年の旅で念頭にあるのは、

① 経埋ムベク山に関連して、種山(種山ヶ原)~六角牛山~仙人峠、プラスアルファとして五葉山訪問

② 岩手山の銀河撮影

③ 亡くなる直前賢治さんが見送った鳥谷ヶ崎神社の祭典の列(花巻まつり)見物

などだが、どうなるか。

 


青葉の森の今日

 

耳を澄ましながら歩いたが、オオルリさんやキビタキさんの声を聞くことはなかったが、鈎取の森当たりでクロツグミさんの甲高い声を聞いたようだ。

昨年は、GWを境に夏鳥たちがやって来ている。晴れたら毎日でも出かけて観察してみよう。今日出会った森の仲間は以下のとおりである。

 

トンボが元気よく飛んでいた。シオヤトンボの♀だろうか。

     

チョウの新しい仲間は、タテハチョウ科のコミスジだろうが♂♀不明だ。

     

 

ルリシジミさん♂は美しいので必ず後を追うことにしている。

     

 

ユリ科のマイズルソウが可憐な白い花を開き始めた。

     

 

キク科マルバダケブキも、つぼみから黄色が美しいお花が開き始めた。

     

 

帰り道の林道に毎年今頃咲き始める白い美しいスミレ。マルバスミレではないかと思うが自信はない。今年は間に合わなかったが、来春は、しっかりとした「スミレ図鑑」をそろえて、この森のスミレ専門家をめざしたい。(いいすぎか)

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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