ハトとたんぽぽ

和子の気まま日記

202-4-8(火)、西條奈加の「銀杏堂手ならい」晴れ

2025年04月09日 06時09分44秒 | 本と雑誌
室温は、12.7度(7:00)。
昨日の冷たい風の成果か、今朝はグーんと冷え込んで寒い朝だった。

3月に亡くなった友人の家にお参りにいくと、息子さんがピンクの折りたたみのテーブルとアイロン台を若い男の人には要らないようで、ゴミ袋に入れてゴミに出そうとしていたので、頼んで貰ってきた。

午前中は、蟹江のヨシヅヤに行き、買い物をしてくると、すぐ近くの川沿いにサクラが満開で、昨日の風で川面に花筏がとても綺麗だった。


生垣の真っ赤なアカメが芽吹いて、サクラのピンクとのコントラストが素敵だった。

なかなか花見に遠出することは難しいが、結構近場のサクラで十分楽しませてくれました。

友人からも天王公園の桜もラインで送られてきた。


今はLINEなどで写真を送りあったり出来るようになってとても便利になり、アッチコッチのサクラ簡単に見られるようになりましたね。

やっと西條奈加さんの「銀杏手ならい」を読み上げる。

「銀杏堂」の一人娘の萌は、嫁入りしたが、3年経っても子どもに恵まれないということで離縁されて、実家の父親が隠居して旅立ったのを機に父親の代わりに「銀杏堂」の手習いを母親と一緒に手伝うことになる。

10歳の悪ガキども相手に手を焼いていると、母の美津が助け舟を出して、悪ガキ共も大人しくなる。

美津が武家の出で、礼儀作法にはひときわうるさく、小言となると誠に辛辣でやかましいと悪ガキも承知をしていた。

父の嶋村承仙は、生糸問屋を営む裕福な商家の次男として生まれ、18歳の時に江戸に出て、高名な学者の門を叩いて、学問三昧の日々を送り、美津とともに「銀杏堂」を開く。

御家人や町人の子ども達が集まってきているが、父親が居なくなって他の手習い所に変わる子ども達もいたが、どうしても困ったときには、同じ手ならい所を開いている近くの飲んべえの椎葉哲ニが時々悪ガキを懲らしめてくれるので大いに助かっていた。

ある日、「銀杏堂」の前に赤ん坊が捨てられて、近くの女房に乳を貰い、手伝って貰いながら、萌が育てることになった。

萌も同じように捨て子で美津が育てた娘であった。

子ども達と色んな事件が起こるが、逞しく寺子屋を切り盛りする萌の姿が面白くていつの間にか読み上げる。

今日の万歩計は、14,840歩でした。


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2025-3-16(日)、あさのあつこ「天を灼く」雨

2025年03月17日 04時32分17秒 | 本と雑誌
室温は、9.2度(7:00)。
今日は一日中雨だと思ったら、午後一時雨が止んだので、最後の永和台サロンチラシを配り終わるとまた雨が降ってきた。

布団の中であさのあつこさんの「天を灼く」読み上げる。

紅く焼ける空の下雨の中、元服前の天羽藩大組組頭・伊吹家嫡男の藤士郎は、父・斗十郎の佩刀を抱え、山奥にある牢屋敷に向かっていた。

姉・美鶴が嫁ぎ、両親や親友の風見慶吾、大鳥五馬と送る平穏な日々が暗転したのは20日前。

豪商・出雲屋嘉平と癒着し、藩を壟断したという咎で斗十郎が捕縛されたのだ。

切腹が申し渡されたこの日、謎の若者・柘植左京に牢屋敷に呼び出された藤士郎に、斗十郎は身の潔白と藩政改革の捨て石になると告げ、介錯を命じる。

父は切腹、所払いとなった天羽藩上士の子・伊吹藤士郎は母と姉と共に一面藺草田が広がる僻村・砂川村の大地を踏みしめる。

過酷な運命を背負った藤士郎は何を知り、いかなる生を選んで行くのか読むにつれハラハラドキドキとても楽しみな本であった。

NPO法人「ほっとハウス」

NPO法人「ほっとハウス」の年1度のニュースが友人から届く。

現在6名の作業生が通って、安くて美味しくてパン作りをしています。

開所当初から通っている課長、係長は今年48歳になります。

弥富市役所のパンの販売の日は前日から泊まって合宿することになって、親の心配をよそに本人達は至って明るく、みんなで近くのスーパーに買い物に行き、好きなビールを買ったりして楽しく過ごしていました。

ボランティアも含め、「恵那の隠れ宿へ遠足」は素晴らしい紅葉に大満足だったようです。

パン作りのお手伝いに行きたいと思うけれどなかなか行けないのは残念。

今日の万歩計は、9,788歩でした。
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2025-2-17(月)、あさのあつこ「花冷えて」⛅️

2025年02月18日 06時07分20秒 | 本と雑誌
室温は、9.8度(8:00)。
昼間は嵐のような風が吹いて、洗濯物が飛んでいた。

とても寒そうで外に出掛ける勇気がなく、あさのあつこさんの「闇医者おゑん秘録帖」を読み上げる。

夫と通じた女中竹の子堕ろしを頼みに来た女将の江与の態度はいささか奇妙だった。

闇医者おゑんの所に持ち込まれるのは一筋縄ではいかない事件ばかりであった。

お竹はこの子を産みたいお江与が差し出したお金で子供と共に生きていく決意をする。

ある夜遅くにお江与が夫を殺したと駆け込んできて、これから江戸を出ることを決意したとやってくる。

若い女性があっという間に亡くなるという事件が次々に起こり、おゑんは人の手による殺人だと判断して、突然倒れた女性の手当をして助けた薬種問屋のお鈴を訪ねる。

よくよく話を聞くと、母親からきれいだった姉が死に、自分が生まれ、醜い娘だといつもなじられ、きれいな娘をみると羨ましくて仕方がなく、毒薬ををお菓子に混ぜて、殺したことを白状する。

読み上げると何だか虚しくなってしまい、女の業の恐ろしさを感じる物語であった。

ショルダーバッグ作り

午後から家にある毛糸でショルダーバッグ作りをする。

以前にも友人達にも、携帯とスマホが入って便利と言われて、友人にもあげようと作り始めると幾つも作っているせいか、夕方には出来上がる。

喜んでくれると嬉しいなあ。

今週からも寒波が押し寄せて寒い日が続くようであるが、これだけ風が強くて寒くてはなかなか散歩もできないのが残念である。

今日の万歩計は、3,532歩でした。

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2025-2-9(日)、あさのあつこ「舞風のごとく」☀

2025年02月10日 05時14分08秒 | 本と雑誌
室温は、3.9度(8:00)。
今日もまだまだ寒くて、なかなか布団の中から出られなくなったが、温泉を入れて、お風呂に入いると、体がぽかぽかして、やっと体がシャッキとしてきた。

外に出ると日差しが眩しくて、道路の雪はほとんど溶けていたが、生ゴミを畑のコンポストに持っていくと、公園も畑も田んぼも雪で真っ白。


部屋を暖めて、あさのあつこさんの「舞風のごとく」を読んでしまう。

小舞六万石の城下の外れの商人町から出た火事は、舟入町、武家屋敷のある呉服町まで広がる大火事となった。

清照寺には被災した人達で満ちていた。この尼寺は、2代定通の側室小郷の方が生母のために建てた菩提寺であった。

千代は清照寺の叔母恵心尼のもとで、被災者の助けを日夜励んでいた時に、この火事は放火であると告げ、紙にマークを描いた紙を千代に渡して亡くなる。

筆頭家老の嫡男樫井透馬と幼馴染の新里正近、山坂半四郎の三人はこの大火の原因を探し始める。

藩の造反で筆頭家老に追放された怨みを果たすために、裏の組織の動きを掴むことが出来て、放火魔をたどり着き、
若い三人の活躍と千代の関わりにハラハラ・ドキドキで読み上げることが出来た。

やはり時代小説は面白い。特に江戸時代が面白い。

 3ヶ月でマスターする
    江戸時代

今、NHKで「3ヶ月でマスターする江戸時代」を観ているが、江戸時代を新解釈で毎回日本史の専門家を招いて一刀両断!

カリスマ日本史講師の野島博之さんがこえどちゃんとナビゲートしているのが面白い。
 
2025年1月8日(水)からスタート(全12回)して、毎週(水)[Eテレ]午後9:30〜10:00で録画しながら毎回見ています。

なかなか江戸時代を知るには面白いですよ。見てね。

今日の万歩計は、6,029歩でした。                             
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2025-2-5(水)、金子みすゞ全集 ⛅️

2025年02月06日 06時11分20秒 | 本と雑誌
室温は、4.8度(6:20)。
今季最高の寒気が訪れて、寒さに震えた1日であった。

ご飯がなくって、てんしんらんまんにモーニングに行く途中、養老山系にうっすらと珍しく雪が積もっています。

青い空の間に今にも雪が降りそうな重たい雲が覆っている。

今日も美味しそうなモーニングに温かな餅入りの茶碗蒸しが体を温めてくれます。

大法寺の歌声喫茶に行くつもりで、老人福祉センターまで歩いて行くが、冷たい風が吹いて、とても寒くていけそうにもなく、家でエアコンとストーブを付けて、一日中家で過ごすことにした。

図書館で借りた「金子みすゞ全集」の詩集を30詩を選んで、日めくりカレンダーにするために書き始めました。


午前中半分位書いたが、疲れてしまい、午後からも書いて何とか夕方には書き終えました。

金子みすゞさんは明治36年、山口県に生まれた童謡詩人で、彼女の残した作品には、小さな動植物に対する深い愛情や悲しみ、そして子供の持つ独特の感性などが、みずみずしい言葉で綴られています。

童謡作家の西條八十の影響を受けて、子供たちのための童謡を書くようになり、24歳の若さで亡くなるまで512編の詩の中で一番のお気に入りは「私と小鳥と鈴」の「みんなちがって、みんないい」という詩が一番好きです。

それぞれの個性を認め合い、「みんなちがってみんないい」といい切るところが素敵です。

今の世の中、まだまだ性別、障害、生まれ等違いを認めない風潮がありますが、明治、大正時代にもっと差別のある時代に、それぞれの違いを認め合う事ができる金子みすゞさんの素晴らしさを感じる詩集です。

寒い日に心が温まった一日を過ごすことが出来ました。

今日の万歩計は、3,467歩でした。
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